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デイヴィット・パウエルは間違いなく世界で最も素晴らしいワインの造り手の一人である。彼は古いブドウ樹を持つバロッサの畑を見つけ出し、長期に渡りそれらの果実を確実に確保するという人並みはずれて優れた能力を持っている。このように高い能力を持ったワイナリーが、オーストラリアの大企業に未だ羽をむしり取られていないのは驚きである。トルブレックのワインは向上し続けており、バロッサの古樹からなる熟した果実に、ヨーロッパの繊細さ、エレガンス、バランスを結合させている。デイヴィッドのトップクラスのワインは確かに高額ではあるが、その品質を考えたら妥当と言うしかない価格の、素晴らしい赤ワイン、白ワインを提供している。
(ワイン・アドヴォケイト誌161号コメント2005年10月)
デイヴィッド・パウエル氏は、全て独学でワインを学び、1994 年からワインを造り始めました。ポール・ジャブレ・エネのエルミタージュ・ラ・シャペルとシャーヴのエルミタージュに触発されたのがワインを造り始めたきっかけです。デイヴィッド・パウエル氏はローヌの影響を受けたオーストラリアの赤ワインの傑作を生み出す天才として、その名はすぐに知られるようになりました。「デイヴィッド・パウエル氏は間違いなく世界で最も素晴しいワインの造り手の一人である。彼は古いブドウ樹を持つバロッサの畑を見つけ出し、長期にわたりそれらの果実を確実に確保するという、突出して優れた能力をもっている。トルブレックのワインは向上し続けており、バロッサの古樹からなる熟した果実に、ヨーロッパの繊細さ、エレガンス、バランスを結合させている。」-
ワイン・アドヴォケート161 号より-
■ワインアドヴォケート#241号2019年3月1日掲載記事より■ (著者:ジョー・チェルヴィンスキー)
トルブレックは、主任醸造家イアン・ホンゲルの下、近年ますます実力をつけてきている。つい最近2019年3月にリリースを予定しているトルブレックのワインを一通りテイスティングしたが(実に驚異的な2016年のランリグは2019年6月にリリースを控えている)、どのワインもこれ以上にないほどの見事な出来映えであった。だからと言って彼の前任者たちを軽んじるつもりは毛頭なく、ただホンゲルの斬新な視点からブドウ畑の新たな開拓と拡張(これについては栽培家ナイジェル・ブリーシュクによる功績が非常に大きい)に向けて更なる投資が行われたことにより、ワインの品質が更なる向上を遂げ、低価格帯のキュヴェでさえ実に印象的な仕上がりを見せている。今回は、2018ヴィンテージの高価格帯のワインのバレル・サンブルもいくつか目にすることが出来たが、もはや次にバロッサを訪れる日が楽しみで待ちきれない。
■2012ヴィンテージ情報■ 2012年は、間違いなくバロッサヴァレー史上稀に見るグレートヴィンテージの1つとして記録されるでしょう。ワインの味わいを落とすような目立った気候変動等は一切見られず、冷涼な気候の下、葡萄の熟成が非常にゆっくりと進んだため、葡萄は、円熟したアロマとピュアな果実味を湛え、その品質の高さは比較の対象がないほど素晴らしいものでした。
■2013ヴィンテージ情報■ 2013年は、バロッサ史上最も乾燥し、最も早く収穫を迎え、最も短期間のうちに収穫を終えた年として記憶に残るでしょう。春の降雨は例年の平均以下で、開花時期はやや天候が不安定となり、これが夏の着果を減らし、収量減に繋がりました。2012年10月から11月にかけて35℃を上回る猛暑に何度も見舞われ、2013年2月12日〜18日に再び33℃を超える熱波が到来したため、収穫量が減り、糖度が上がりました。収穫は前年より1ヶ月ほど早く訪れ、殆どの畑で3月末までに収穫作業を終え、記録に残る最も早期の収穫となりました。収穫量は平均を下回りましたが、品質は概して素晴らしく、豊かな色味を湛え、酸とタンニンのバランスが実に絶妙で卓越したワインに仕上がりました。
■2014ヴィンテージ情報■ 2014年は、霜、暴風、熱波といった異常気象に見舞われたチャレンジングな年でしたが、2月中旬に冷涼な気候に恵まれたため、葡萄の熟成がゆっくりと進み、例年よりも低収量の年となったため、凝縮感と深みのある良質な葡萄が収穫出来ました。
■2015ヴィンテージ情報■ 前年の2014年が例年よりも雨の多い年だったことと、年明けの1月に豪雨が降ったことで、その後の温暖で乾燥した生育期を乗り切るのに十分な水分量が土壌に蓄えられました。夏は暖かい日中と冷涼な夜間の寒暖差が葡萄の熟成に理想的な環境をもたらし、素晴らしくフレッシュで良質な酸と見事なバランスを湛えたクオリティの高い葡萄が収穫できた最高の年となりました。
■2016ヴィンテージ情報■ 冬は雨の少ない乾燥した天候が続き、1月から3月にかけての雨が恵みの雨となりました。樹齢の古い葡萄には特に理想的な穏やかな気候条件に恵まれ、葡萄の熟成がゆっくりと時間をかけて進み、極めて品質の高い葡萄が収穫出来た秀逸な年となりました。
■2017ヴィンテージ情報■ 寒冷で雨の多い冬に続いて、この年の春は、記録に残る最も多雨多湿な気候の1つで、土壌の地下深くに十分な水分量が蓄えられ、温暖な夏を前に理想的な環境が整いました。葡萄の着色期は穏やかな天候に恵まれ、1月から2月にかけて小雨が降り続いた後、暖かく乾燥したインディアンサマーが訪れ、葡萄の熟成期を通して4月まで極めて理想的な気候条件に恵まれました。2017年は、鮮やかで香り豊かな白ワインと、しっかりとしたストラクチャーを備えた濃厚な赤ワインが生産された秀逸なヴィンテージとなりました。
■2018ヴィンテージ情報■ 冬は例年の平均を上回る雨量を記録しましたが、春から夏にかけての降雨量は平均以下で、これによりブドウの房も果粒も小さくなったため、収穫量が減じました。しかし収穫されたブドウの品質は非常に高く、トルブレックの主要な赤ワイン品種であるシラーズ、グルナッシュ、マタロ(ムールヴェードル)にとっては特に良年となりました。2018年のワインは、実に印象的で良質な色合い、しっかりとしたストラクチャー、長期熟成ポテンシャルの高さにより記憶に残るヴィンテージとなるでしょう。
2012 Woodcutters Semillon
ウッドカッターズ セミヨン 750ml
《白》【辛口】生産者:トルブレック
葡萄品種:セミヨン100%
2004ウッドカッターズ・セミヨンは4,500ケース生産され、全て古樽で熟成され、一部マロラクティック発酵された。
ぴりっとした風味のある、活気ある白ワインで、溶けた蜂蜜漬けのオレンジ、柑橘類が表れ、ミディアムからフルボディである。
快活にフレッシュで、生き生きとした個性を持つ。この先数年にわたり、飲むのが大変に楽しみである。
<ワイン・アドヴォケイト誌161号コメント2005年10月>
パーカーポイント90点
3,630円(本体価格3,300円)
ごめんなさい、只今品切れ中(2023年2月12日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。
2005 GSM(Grenache/Shiraz/Mourvedre)
ジー・エス・エム(グルナッシュ/シラーズ/ムールヴェードル) 750ml
《赤》【フルボディ】生産者:トルブレック
葡萄品種:グルナッシュ、シラーズ、ムールヴェードル
アラビアン航空で使用されている新しいトルブレック・シリーズです。
3,190円(本体価格2,900円)
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2011 Woodcutters Shilaz
ウッドカッターズ シラーズ 750ml
《赤》【フルボディ】生産者:トルブレック
葡萄品種:シラーズ100%
ワイン・アドヴォケート誌も「素晴しく卓越したワイン」と絶賛。美しく魅惑的な果実、質感、豊かさ、純粋さが層になり表れます。
ブラックベリー、クレーム・ド・カシス、リコリス、白い花、ブラックオリーブの香りがグラスから溢れます。シラーズ100%
〜パーカーポイント89点〜
3,630円(本体価格3,300円)
ごめんなさい、只今品切れ中(2020年6月7日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。
2008 Cuvée Juveniles
ジュヴナイルズ 750ml
《赤》【フルボディ】生産者:トルブレック
葡萄品種:グルナッシュ(60%)、シラーズ(20%)、マタロ(ムールヴェードル)(20%)
樹齢47−157年の古樹のぶどうからできたワインで、スパイスボックス、キルシュ、プラム、松、新鮮な牛肉のアロマを感じさせ、グラスから豊かな果実が溢れ出します。
素晴しくピュアでリッチであり、このスケールと深さにして驚くほどエレガントで新鮮であり、甘いタンニン、官能的なアタック、素晴しい味わいから卓越した長いフィニッシュに続きます。
グルナッシュ60%、ムーヴェードル20%、シラーズ20%
4,224円(本体価格3,840円)
ごめんなさい、只今品切れ中(2020年7月11日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。
2012 Struie
ストゥルイ 750ml
《赤》【フルボディ】
葡萄品種:シラーズ100%
地域:エデン・ヴァレー(樹齢40年)、バロッサ・ヴァレー(樹齢80年)
このワインはエデン・ヴァレーとバロッサ・ヴァレーの丘の冷涼な場所の葡萄で造られています。
ディヴィッド・パウエルの目的はこの地域の冷涼な地域を表現する事です。葡萄は樹齢46〜110年のものです。
フランス産の古樽で18ヶ月間熟成され、瓶詰め前には濾過も清澄もしていません。
鉛筆の芯、獣肉、ブルーベリーマフィン、ブラックベリー・リキュールの素晴らしいブーケが広がる。エレガントなシラーズで有りながらフルボデイで、濃厚で風味豊かです。
9,350円(本体価格8,500円)
ごめんなさい、只今品切れ中(2024年3月1日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。
ガーネットの様な紫色。2011年のストゥルイはバロッサ・ヴァレーとエデン・ヴァレーのブレンド。黒カラント、黒プラム、桑などが
たっぷりと香る。その背景には黒コショウ、粘土、スパイス、そしてプロヴァンスのハーブが感じられる。ブラックベリーなどの黒果実が口の中で溢れるように広がり、フルボディで緊張感のある質感を持っている。しっかりとした力強いタンニンと切れのある酸がほんの少しハーブの風味を伴うフィニッシュへ長く続く。今から2022年が飲み頃。標高が高く涼しい地域の畑から産出されるトルブレックのシラーズは、巧みな醸造方法と最適なブレンド比率で濃厚さと力強さを表している。ストゥルイはエデン・ヴァレーの樹齢44年と80年のバロッサのシラーズを使用し、新樽と古樽に18ヶ月熟成させて瓶詰めされる。
★パーカーポイント 92点 eRobertParker.com#219 2015年6月
エデン・ヴァレーとバロッサのシラーズを使用。2012ヴィンテージは深いガーネットがかった紫色。チェリーの焼き菓子、ドライベリー、プルーン、そしてメンソールとコショウのドライハーブが表れている。発展し続ける風味には溢れんばかりの凝縮感があり、とても上品で優雅。肉付きのよいタンニンが新鮮で長いフィニッシュへと続く。
2011ヴィンテージ ★パーカーポイント92+点 ワイン・アドヴォケート211号 2014年2月
2017 The Steading
ザ ステディング 750ml
《赤》【フルボディ】生産者:トルブレック
品種:グルナッシュ60%、シラーズ20%、マタロ(ムールヴェードル)20%
樹齢:48-158年
スコットランドでは、農場の納屋、家畜小屋、離れの建物を総称し「ステディング」と呼びます。
バロッサのグルナッシュ、マタロ、シラーズも各々に独自の個性を備えた品種でありながら3品種をブレンドすることで大地の香りとしっかりとした骨格を備えた複雑なワインを生みます。
シャトーヌフ・デュ・パプの影響を色濃く反映したしなやかな味わいと絹のような質感を湛え、様々な料理に良く合います。
■テクニカル情報■ 産地:南オーストラリア州バロッサ・ヴァレー(小地区:ゴメルサル、リンドック、グリーノック、マラナンガ、モッパ、セッペルツフィールド、エベニーザ)
品種:グルナッシュ55%、シラーズ28%、ムールヴェードル17%
アルコール:15% pH:3.56
酸:5.86g
収穫:3/7〜4/13
樹齢:40-150年(1880年代のフィロキセラ禍と1980年代の減反政策を生延びた自根の古樹)
醸造:葡萄は除梗して品種・区画別に木製とコンクリート製の開放型発酵槽で日に2回ルモンタージュを施しながら6〜7日間発酵。
バスケットプレスで圧搾し、澱引きしてフレンチオークのホッグズヘッドに移し、マロラクティック発酵を経て20カ月シュールリー熟成。
7,260円(本体価格6,600円)
■コメント■ 香り豊かでピュアな果実味を湛え、濃厚なミッドパレットと旨味のあるタンニンを特徴とする秀逸なワインです。
スミレの花やスターアニス、仄かなスパイスのニュアンスが香る快活で鮮やかなアロマがほどけるように開いてゆき、下地に広がる美しい果実の味わいがゆっくりと姿を露わにします。
シルキーでしなやかな黒果実、黒オリーブ、旨味のある大地の香り、リコリス、アジアンスパイスの風味が口内を満たします。
この複雑味のあるエレガントな味わいに、見事なまでにバランスのとれた酸としなやかでシルキーなタンニンがしっかりと溶け込んでいます。
長期にわたるセラー熟成で更に素晴らしい味わいへと成熟してゆきます。
★パーカーポイント91点 RobertParker.com #Interim 2018年3月30日 (飲み頃:2019〜2025年)
2016年のザ・ステディングは、グルナッシュ、シラーズ、マタロをブレンドして作る骨格のしっかりとしたフルボディ。仄かなスモークとグリル肉のニュアンスが、
チェリーやラズベリーを思わせる果実味に旨味のある複雑な味わいを添える。
しっかりと引き締まった硬質なタンニンは、1〜2年程のセラー熟成を必要とするが、果実の味わいにくっきりとした輪郭と余韻の長い後味を与えている。
★ワインスペクテーター91点 WineSpectator.com 2018年6月30日 (飲み頃:2018〜2028年)
黒胡椒、リコリス、野生のブラックベリーのアロマが前面に引き出された重厚で太みのある味わい。
厚みのある滑らかなタンニンを湛え、次第にエスプレッソやダークチョコレートの繊細なニュアンスがゆっくりと表れる。
端正なバランスを湛えた香り豊かで卓越した味わい。650ケース生産。
★ジェームズ・サックリン92点 JamesSuckling.com 2018年8月14日
様々な赤系果実のアロマが豊かに感じられ、次第に暗く深みのあるニュアンスを帯びてゆき、乾いた大地の香りへと発展してゆく。
鮮やかで肉付きの良い風味豊かな味わいが口内をふくよかに満たす。
しっかりとした骨格を備えつつも親しみやすい味わい。今飲んでも楽しめるが熟成も効く。
2005 The Pict
ザ・ピクト 750ml
《赤》【フルボディ】生産者:トルブレック
品種:マタロ(ムールヴェードル)100%
★パーカーポイント92点 ワイン・アドヴォケート173号
2005ピクトはマタロ100%で限定生産されたものである。紫色で、森の下草、黒トリュフ、ブルーベリー、ブラックベリー・リキュールの複雑な香りが広がる。フルボディで層になったワインで、抽出も良く、構造がしっかりとしている。
真っ直ぐなワインで、味わいはコンパクトといえる。10−15年熟成できるが、個人的に果実溢れる若い時に楽しみたい。
ザ・ピクトは獰猛な兵士の部隊であり、スコットランドに最初に住み始めた人々です。このワインはマタロで造られています。
(バロッサで最初に栽培された品種の1つです。)グリーンノックの近く、古樹のぶどう1区画からできたワインです。
真にリッチでぜいたくな、獰猛な兵士も満足させてしまう逸品です。珍しい100%オーストラリアのマタロの特別なワインを、ごく少量造ろうと試みました。
収量:25hl/ha 樹齢:80−150年 生産量:200ケース 収穫:2005年5月
29,160円(本体価格27,000円)
ザ・ピクトは、只今品切れ中です(2008.2/15)。入荷まで今しばらくお待ちくださいませ。