所有するのはボルドーでも有名なネゴシアンを率いるクリストフ・ルブル・サルツ氏。
卓越したテイスティング能力と幅広い人脈を活用し、プリムールを大成功に導き、その名を上げました。
その彼が、何時しか自分のワインを造ってみたいとの思いから、当時まだ知名度の低かったプルミエ・コート・ド・フライ（現コート・ド・ボルドー）の地でシャトー・レ・グラン・マレショーを１９９７年に購入しました。
そしてパヴィ・マカンやラ・モンドットをスターダムに引き上げたステファン・ドゥラノンクール氏をコンサルタントに迎えるなど万全の体制でシャトー経営を開始したのです。
１９９８年にはパートナーとともに右岸の畑を探し、友人や家族に毎年５ケースのワインを条件にお金を借りて、樹齢３０年以上のメルロー種が植えられたシャトー・ジゴーを購入しました。（現在はルブル・サルツ氏が筆頭株主）
このすきま風が入るセラーで熱い情熱を燃やして造り出したワインは傑出したクオリティーのシャトー・ジゴー・キュヴェ・ヴィヴァ２０００（９１点／＄２５）となり、再び世界の注目を浴びたのです。
今日、ブライがこれほど有名になったのは、彼の尽力があってこそなのです。
そして彼の新しいチャレンジとして、生まれたのが、このシャトー ベル・コリーヌです。
２０１１ Ｃｈâｔｅａｕ Ｂｅｌｌｅ Ｃｏｌｉｎｅ
シャトー ベル コリーヌ ７５０ｍｌ
《赤》【ミディアムボディ】
使用葡萄品種：メルロー（９０％）、マルベック（１０％）
土壌：粘土質石灰岩
畑位置：標高５９ｍ
平均樹齢：３５年
栽培面積：１２ha
年産本数：４４，０００本
平均収量：３３hl/ha
発酵期間：１週間
発酵タンク：セメント
発酵温度：２５〜３０℃
醸し期間：３週間
熟成期間：フレンチオーク１４ヶ月
度数：１５度
４，１０４円（本体価格３，８００円）
ごめんなさい、只今品切れ中（２０１６年９月２８日）です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。《テイスティングノート》
プラム、ブルーベリー、チェリーなどの熟した甘い香りに樽由来のバニラ香やトースティなニュアンスがバランスよく表現されています。
味わいはリッチさとエレガントさがあるモダンなスタイル。ミディアムボディでスパイシーさもあり、凝縮感が高くシルキーで円みがあります。
深みもあり、エキスの密度、純度はグランヴァンクラスに匹敵するレベルです。
タンニンもしっかりしていますが角もなく、若い内から楽しめます。
出来ればデキャンタージュして楽しみたいワインです。
２０１１年は記念すべきファースト・ヴィンテージです。
従来の彼のワイン同様に、品質は極めて高いが幅広い層に楽しんでもらうため、価格はとても良心的に抑えられています。
この品質を考えれば、かなりお買い得といえます。
