シャトー レスカドリーはフロンサックのサン ジェルマン ド ラ リヴィエール村に位置する、家族経営のワイナリーです。
現在は、トマとメラニーの夫妻によってオーガニック栽培によるワイン造りが行われています。
設立当初から有機栽培に取り組み、2018年にオーガニック認証を取得しました。
現在はビオディナミを実践していますが、認証は 取得しておりません。
人的介入を出来るだけ減らし、可能な限り自然なワイン造りを目指しています。
このシャトーを購入したの は、ドルドーニュ河からほど近く、ゆるやかな斜面にあるという素晴らしいロケーションに惚れ込んだためです。
畑は１ヶ所にま とまっています。また、周辺は森に囲まれており、オーガニック栽培に理想的な環境です。
畑は南向きで日当たりが良く、葡萄が しっかりと熟すことが出来ます。トマとメラニーは自分達のワイン造りについて、次のように語ります。
「私たちは家族経営のワイナリーで、可能な限り人的介入を無くし、環 境への影響を最小限に抑えることを追求しています。
また、アンフォ ラでの発酵、熟成や新しい品種の栽培など、実験的な試みを行っています。
現代の農業は、より環境にやさしい方法でのワイン造りが両立 できると確信し、オーガニック栽培をすることに決めました。化学除 草剤は一切使用していません」
馬で耕作、除草剤の不使用 野生酵母での発酵、ＳＯ２を抑えた醸造がポイント
現在、5.2haの畑を所有しており、メルロ、カベルネ フラン、マルベッ クを栽培しています。
出来る限り人的介入を制限した葡萄栽培を心がけ ています。
その一環として、畑の耕作に馬を使っています。これにより、 二酸化炭素の排出量を抑え、またトラクターによって土が固まるのを防 いでいます。
畑の土壌は粘土石灰質と砂質粘土です。10月に畑の畝に緑肥としての草を植え、翌年 の5月に刈り取ります。
畑の処置は化学的な殺虫剤、除草剤は使用せず、銅と硫黄を使っています。
害虫対策はフェロモンカプセルを使用しています。
収穫は100％手摘みで行い、収穫した葡萄は人の 手で厳しく選別し、100％除梗します。
発酵は葡萄の果皮についている野生酵母のみで行い、選別酵母は使いません。
手摘みで収穫した葡萄は半地下にあるセラーに運ばれます。
半地下の利点は 1 年 を通じて一定の温度を保てること、収穫した葡萄はセラーの上からタンクに運 び込むことが可能なため、移動にポンプを使う必要がない点です。
重力により葡 萄がタンクに落ち、醸造のプロセスが始まります。ワインの安定性を確保しながら亜硫酸の添加量は出来る限り少なくしています。
収穫した葡萄の品質に応じて必要な場合にのみ亜硫酸を使用します。熟成にはオーク樽の他に一部のキュヴェについてはアンフォラを使用しています。
ＦＣ−９７２ ２０１８ Ｃｈâｔｅａｕ ｌ’Ｅｓｃａｒｄｅｒｉｅ
シャトー レスカドリー ７５０ｍｌ 
《赤》【フルボディ】
国／地域等：フランス／ボルドー／A.O.C. フロンサック
葡萄品種：メルロ80%、カベルネ フラン20%
熟成：アンフォラと225Lのオーク樽で12〜14ヶ月
オーガニック認証：ユーロリーフ、AB
アンフォラと樽で熟成させることで非常に調和のとれたリッチでエレガントなワインに仕上がっています。
タンニンは非常に柔らかく、心地よいスパイスや樽のローストのニュアンスが感じら れます。
畑は日当たりの良い南向き、なだらかな斜面に位置しています。土壌は粘土石灰質です。
収穫は畑で選別しながら100％手摘みで行います。
アルコール発酵は葡萄の果皮についている野生酵母を使い、伝統的なコンクリートの発酵槽で行います。
マロラクティック発酵後、テラコッ タのアンフォラと225Lのオーク樽（新樽20％）に移し12〜14ヶ月熟成させます。
セラーにて 厳格な衛生管理を行うことで亜硫酸の添加量を最小限に抑えています。
2018VT の生産本数は 4000 本です。
５，７２０円（本体価格５，２００円）
ＦＣ−９７３ ２０２０ Ａｍｐｈｏｒａ ｄｅ Ｃｈâｔｅａｕ ｌ’Ｅｓｃａｒｄｅｒｉｅ
アンフォラ ド シャトー レスカドリー ７５０ｍｌ 《赤》【フルボディ】
国／地域等：フランス／ボルドー／A.O.C. フロンサック
葡萄品種：メルロ60%、カベルネ フラン25%、マルベック15%
熟成：アンフォラで11ヶ月
オーガニック認証：ユーロリーフ
南フランスで造られたテラコッタのアンフォラで発酵、熟成させたキュ ヴェです。
そのため木樽の影響を受けずにたいへん良い熟成をすること が出来ます。
タンニンは驚くほどしなやか、シルキーでバランスのとれ たワインです。
畑は日当たりの良い南向き、なだらかな斜面に位置しています。
土壌は粘土石灰質です。収穫は畑で選別しながら100％手摘みで行います。
発酵は葡萄の果皮についている野生酵母で行います。
葡萄 は破砕せず、テラコッタのアンフォラに入れて発酵させます。
熟成も同 じアンフォラで11ヶ月行います。
熟成期間中、卵型のアンフォラの中で ワインの液体は自然対流が生まれます。その結果、熟成は通常よりも早 く進みます。
亜硫酸をほとんど添加せずにボトリングを行います。
2020VTの生産本数は3700本です。
５，７２０円（本体価格５，２００円）
ＦＣ−９７１ ２０１９ Ｐａｓｓｉｏｎ de Ｃｈâｔｅａｕ ｌ’Ｅｓｃａｒｄｅｒｉｅ
パスィヨン ド シャトー レスカドリー ７５０ｍｌ 《赤》【フルボディ】
国／地域等：フランス／ボルドー／A.O.C. フロンサック
葡萄品種：メルロ60%、カベルネ フラン25%、マルベック15%
熟成：コンクリートタンクで11ヶ月
オーガニック認証：ユーロリーフ、AB
しっかりとした濃い色合い、レッドベリーの豊かなアロマと フレイバーを持つふくよかなワインで、長い余韻が感じられます。
畑は日当たりの良い南向き、なだらかな斜面に位置しています。
土壌は粘土石灰質です。収穫は畑で選別しながら 100％手摘みで行います。
アルコール発酵は葡萄の果皮につ いている野生酵母で行います。発酵、熟成ともに伝統的なコ ンクリートの発酵槽で行います。
熟成期間は11ヶ月です。健全な葡萄だけを使用 し、セラーにて厳格な衛生管理を行うことで亜硫酸の添加量を最小限に抑えています。
2019年VTの生産本数は8,950本です。
★「ル ギド アシェット デ ヴァン 2023」2星
３，６３０円（本体価格３，３００円）
