２０１１年より名門バルトン家が所有。モーヴザン バルトンとなり初めてのヴィンテージ
Ｃｈâｔｅａｕ Ｍａｕｖｅｓｉｎ（シャトー モーヴザン）の歴史は１５世紀に遡ります。
Ｊｅａｎ ｄｅ Ｆｏｉｘ Ｇｒａｉｌｌｙ（ジャン ドゥ フォワ ガイィ）がＭｏｕｌｉｓ ｅｎ Ｍéｄｏｃ（ムーリス アン メドック）地区にあるＣｈâｔｅａｕ Ｍａｕｖｅｓｉｎ（シャトー モーヴザン）の所有者になったのは１４５７年でした。
当時は塔、狭間胸壁、矢来の付いた要塞化した城でした。
５０年後Ｒｉｖｉéｒｅ（リヴィエール）家が取得し、その後１５８２年にＭａｒｇｕｅｒｉｔｅ ｄｅ Ｌａ Ｒｉｖｉéｒｅ（マルグリット ドゥ ラ リヴィエール）と結婚したＪａｃｑｕｅｓ Ｌｅ Ｂｌａｎｃ（ジャック ル ブラン）がＭａｕｖｅｓｉｎの領主となりました。
１７９２年のフランス革命後シャトーは国に没収されてＬｅｓｐａｒｒｅ（レスパール）の町で売りに出され、Ｐａｕｌｉｎｅ Ｌｅ Ｂｌａｎｃ（ポーリーヌ ル ブラン）の会計代理人の‘市民’Ｃｌａｒｃｋｅ（クラーク）に帰属することとなりました。
シャトーの所有者はＬｅ Ｂｌａｎｃ家のまま変わりませんでしたが、荒廃したため、１８５２年に取り壊されました。
１８５３年にＬｏｄｏｉｓ Ｌｅ Ｂｌａｎｃ de Mauvesin（ロドワ ル ブラン ドゥ モーヴザン）侯爵と侯爵夫人がもともとシャトーがあった場所に新しいシャトーを建てました。
建築家のPierre（ピエール）のアドバイスとルイ１３世様式にインスピレーションを受けてシャトーは二つの張り出しと二つの小塔から成り、エレガントさと堅牢さを兼ね備えています。
ファサード（正面）は池と美しい針葉樹が植えられた壮麗な庭に面しています。
２年間の改修後、シャトーは１８５３年に建築されたときと変わらぬ姿となり、庭園の造成で植えられた樹木がこの悠久の邸宅に趣を添えています。
敷地は５１ha野ブドウ畑を含めまとめて２２０haの広さがあります。
Ｃｈâｔｅａｕ Ｍａｕｖｅｓｉｎ Barton（シャトー モーヴザン バルトン）
Ｃｈâｔｅａｕ Ｍａｕｖｅｓｉｎ Barton（シャトー モーヴザン バルトン）はMargaux（マルゴー）とSaint Julien（サン ジュリアン）の中間にあるMoulis en Médoc（ムーリス アン メドック）地区に位置しています。
Moulis en Médoc（ムーリス アン メドック）は面積が６１０haのMédocで一番小さなアペラシオンです。
土壌は砂利、粘土と格子状になった下層土で形成されています。
Ｃｈâｔｅａｕ Ｍａｕｖｅｓｉｎ Barton（シャトー モーヴザン バルトン）の土壌は粘度と石灰石が混じっておりMerlot（メルロ）に理想的です。細かい砂利と砂の箇所はCabernet Sauvignon（カベルネ ソーヴィニヨン）に適しています。
５０haある葡萄畑の各区画は異なった時期に植えられ、現在平均樹齢は約３５年です。
２０１２年に葡萄畑の改修が始まり、新たに６haが植樹され、適していない場所の１区画が引き抜かれました。
収穫が始まると最高の品質を得るために特別な配慮が払われます。
収穫した葡萄を押しつぶさないで降ろせるように振動容器が使われています。
収穫した葡萄の品質を維持するさらなる手段として良くない品質のブドウを取り除き最高品質を維持するために光学式選果機を導入しています。
この光学式選果機はまだこの地域では一般的に導入されていない機械です。
The Vinification（醸造）
区画毎に収穫された葡萄は様々な大きさの発酵槽が備え付けられているので別々に醸造され、より進化したブレンドをすることが出来ます。
発酵槽は温度調節付きで発酵の全行程において温度コントロールできます。
発酵終了後ワインはフレンチオーク樽に移され１２ヶ月間寝かされます。
フレンチオーク樽の１／３は三つの樽会社から購入し、１／３は１年経た樽を、残りの１／３はChâteau Léoville Barton（シャトー レオヴィル バルトン）で使われた樽を使用しています。
Ｃｈâｔｅａｕ Ｍａｕｖｅｓｉｎ Barton（シャトー モーヴザン バルトン）のワインはMélanie BartonSartorius（メラニー バルトン サートリアス）、セラー マスターのBruno Petit（ブルーノ プティ）と醸造コンサルタントのEric Boissenot（エリック ボワッスノー）の三人の技能を結集して造られています。
（２０１５年１１月、ORCA様資料参照）
ＦＢ−８５０ ２０１１ Ｃｈàｔｅａｕ Ｍａｕｖｅｓｉｎ Ｂａｒｔｏｎ
シャトー モーヴザン バルトン ７５０ｍｌ 《赤》【フルボディ】
等級：Ａ．Ｏ．Ｃ．ムーリス アン メドック
生産者：バルトン サルトゥリアス家
葡萄品種：メルロ４６％、カベルネ ソーヴィニヨン３６％、カベルネ フラン１６％、プティ ヴェルド２％
平均樹齢：３５年
葡萄園面積：５１ha（ムーリス４２ha、オーメドック９ha）
葡萄畑：樹列の一列おきにカバークロップし、double guyot（ダブル ギヨー）で仕立てられている。
収穫日：２０１１年９月２９日〜１０月２０日）
収穫量：４５ｈｌ／ha
生産量：１０，８３３ケース
アルコール：１３．０％
２０１１年にそれまで４世代にわたりこのシャトーを所有していたバリトールト家から、サンジュリアンのランゴア バルトンとレオヴィル バルトンのオーナーである
バルトン サルトゥリアス家が購入、現在、様々な改革を進めています。
それぞれの品種に適した土壌で葡萄を栽培しています。
カベルネ フランとメルロは粘土石灰の土壌、カベルネ ソーヴィニヨンは砂利と砂質の土壌で栽培をされています。
収穫は１haあたり４５ｈｌです。栽培にはリュット レゾネを採用。
畝と畝の間には、草を生やしています。
収穫された葡萄は、光センサーの付いた振動式の選果テーブルで厳密に選別されます。
区画毎に小型のステンレスタンクで醸造を行います。
温度コントロールされたタンクでアルコール発酵と醸しを行います。
フレンチオーク樽に移し、１２ヶ月間熟成させています。
全体の１／３は慎樽、１／３は１年樽、１／３はレオヴィル バルトンで使用した樽です。
醸造は、バルトン家のメラニー バルトン、コンサルタントのエリック ボワスノのチームと、
以前のオーナーの時代から働くブルーノ プティによって行われています。
４，１８０円（本体価格３，８００円）
FB-８５０は、只今品切れ中（２０２１年３月１３日）です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。
