ワインショップ飛附屋トップドイツワイン・モーゼル・ザール・ルヴァーザンクト・ラウレンティウス

【St. Laurentius:ザンクト ラウレンティウスのワイン】

ザンクト ラウレンティウスは、モーゼル中流域ライヴェン村にある、トップクラスの品質を誇るゼクトグートです。所有者はクラウス ヘレスで、元々は建築家志望でした。25年前ゼクトを造ろうと決意しますが、両親の反対に遭い、実現には多くの時間を必要としました。当初は資金が全くなく、ゼクトを造る為の設備が揃えられない為、週末に近所のセラーを手伝って資金を稼ぎ、シャンパーニュの青空市場で中古の設備を買い揃えていきました。また、ゼクトを造ってはシャンパーニュに持って行き、助言を仰ぎました。現在では、シャンパーニュ地方の醸造学校の生徒が研修に来るまでになりました。ドイツでは唯一のシャンパーニュ地方と兄弟契りをまじわしたゼクトグートです(コレハ、シャンパーニュ地方コート ド ブランにあるメニル シュール オジェ村のグループに、村以外で唯一加盟しているメンバーであるということです)。元々ワイングートだった建物を使い、10年前からやっとゼクトグートとしての運営が出来るようになりました。栽培する葡萄品種は、リースリング(70%)、シュペートブルグンダー(5%)、ヴァイサーブルグンダー(5%)、シャルドネ(5%)などとなっています。飲み口は、ブリュットが生産量の約9割を占めています。`98年、`99年、`00年、`04年に、ドイツの生産者としての最高評価のスターツ エーレンプライズを獲得しています。そのゼクトはトップブランドとして認知され、スエーデン王室御用達、ドイツ政府大統領官邸の迎賓館での国の公式行事用のゼクトに指定されています。生産量が少ない為、個人の顧客だけに売りたいと考えており、ベルギー、オーストリア、フランスの顧客や高級レストランにも販売されています。ドイツ国内では、ハノーバーの1業者のみに卸し、EU以外の輸出先は日本のみです。その品質の高さは、過去ドイツの品評会に出展して、ヴァイスブルグンダーが一回銀賞になった以外、なんとすべて金賞を受賞しているということからもわかります。また、他のVDPのメンバーが持ち込んだワインから、それぞれの為のゼクトを造っています。造るゼクトのスタイルは、酸化の感じられないモダンなシャンパンを手本としていますが、モーゼルのリースリングの特徴も失いたくないと考えています。マロラクティック発酵も行っています。動瓶は手作業で行います。自然酵母を使い、酵母との接触を長く行い、葡萄本来の良いアロマを生かしています。さらにすべてのゼクトのドサージュ(甘さの調節)にアイスワインを使っています。モダンシャンパーニュとモーゼルの伝統が、ラウレンティウスのゼクト哲学なのです。
(2007年)

ゴーミヨ「ドイツワインガイド2009」に、1ッ房で新登場。
(2009年) 



KA-207 2018 St. Laurentius Riesling Brut
ザンクト ラウレンティウス リースリング ブリュット 750ml  
《白》【やや辛口】葡萄品種:リースリング
残留糖度:12.9g/l (`16年参照)
酸度:7.4g/l(`16年参照)
14ヶ月熟成
          

リースリングの甘みがあり、かすかにミネラルの雰囲気が感じられます。
フルーティーな味わいで、細やかな泡立ちです。口当たりの良いゼクトです。
リースリングの特長を生かしながら、シャンパンと同格の質が感じられます。

                4,620円(本体価格4,200円)


KA−207は、只今品切れ中(2023年4月22日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。