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あのフリッツ ハークで修行を積んだモーゼルで注目の若手醸造家
フリッツ ハークでも修行、伝統にとらわれない意欲的なワイン造り
マイアーラーは1767年にケステン村に設立された家族経営のワイングートです。
ケステナー パウリンスフベルク 、ケステナー パウリンスホフベルク 、ケステナー ヘレンベルク、オーザナー ローゼンベルク（祖母から相続）を所有しています。
全体で計6.8ha。急斜面のため、手作業での収穫が多いモーゼルでは珍しく、一部機械で摘み取りを行います。
ワイングートの 2km圏内にすべての畑があるため、収穫した葡萄をすぐにセラーに運ぶことが可能です。
現在は、8代目のマティアス マイアーラーが意欲的なワイン造りを行っています。
彼は 、ガイゼンハイムを卒業後、 当社とも長年の取引があるフリッツ ハークで 2013年まで 修行を積みました。
「フリッツ ハークで学んだ経験を醸造やワイナリー運営に活かしている」と 彼は 語ります。
先代のクラウス マイアーラーからワイングートを受け継いで 6年目とまだまだ成長段階ですが、様々なことに挑戦し、より良いワイナリーを目指して日々奮闘しています。
その取り組みの一つとして、 先代のクラウス マイアーラーの時代は 90％がバルク販売でしたが、自社のブランドを広めていきたいという思いから、
少しずつ自家農園元詰めワインの比率を増やし、現在は全て自家農園元詰め で 販売をしています。
生産量の50％が輸出(アメリ カ、ベルギー、デンマーク、イタリアなど 15ヵ国 )です。
個人販売は地元だけでなく、ベルリンやハンブルグなど都市部の個人客にも販売しています。
このエリアの昔ながらの生産者は地元でワインを売る人々が多い中、新しい発想で市場の可能性を広めていま す。
ポテンシャルの高いケステナーパウリンスベルク
小さなサイズ（灰色粘板岩と青色粘板岩が主。鉄分を含む赤色粘板岩も少し含まれる）のスレートが多くあ ります 。
暑い年に、スレートが細かいほうが保水性は高くなります。
パウリンスベルクの畑は 大半が南東向き ですが 、一部にマイアーラーのみが所有する、真南を向いている区画があ ります 。
この 畑 は 樹齢が 古い ため、 葡萄は プレミアムクラスのワインに使用 します 。
ケステンはピースポート（土中の水分量が多い土壌）とブラウネベルグ（乾燥した土壌）の間にあり、ケステンは 2つ 村の中間の特性を持つとのこと。
土壌の粘板岩が脆く細かいため、ブラウネベルグより地中の水分含有量（保水性）が高く、暑さに耐え得る土壌 です。
樹齢の古い畑は伝統的な棒仕立て
下写真は、ワイナリーから少し離れた場所にあるパウリンスベルクの畑です。樹齢の古い樹が多く、畝の間隔がせまいため、斜面に対して横
に進みながら 畑 作業 を しなければならな く 、仕
立ては 伝統的な棒仕立て（ハート型のアインツェルンファル）です。アルテ レーベンに使う畑もこの場所にあります。畑の肥料として葡萄の搾りかすを撒いています。
樹齢の若い畑は、垣根仕立てへ変更
写真右はワイナリー近くのパウリンスベルクの畑 です。
2006年に新しい葡萄に植え替え ました。
畝と畝の間隔 を 2ｍｍ50cm開けてい
ます。
さらに、葡萄の仕立ては棒仕立て（伝統的なハート型のアインツェルファル）から、縦に作業できるように垣根仕立てに変更し、
列が鉄のポールとワイヤーで仕切られています。
こうすることで、機械での作業が可能になりました。土の掘り返しは斜面の上から
トラクターで耕運機を引き上げて草を刈り取り、土を耕していきます。また、機械を使っての収穫も可能となりました。
収穫について
収穫は毎年15〜 17人で行います。
この規模のワイングートとしては多 く、 それだけ丁寧な選別を行い、質の良い葡萄だけを選んでいるということ がうかがえます 。
手摘みの場合、畑で選別を行います 。収穫人はバケツを 2個持ち、
１つは貴腐のついていない葡萄（辛口用）、もうひとつは貴腐のついた葡萄（甘口用） に分けながら摘み取っていきます 。
1767年のワイングート設立から続くセラー
醸造に使用しているセラーは1767年 ワイングートが設立した際 に建てられたもの です 。
発酵は 1000Ｌのフーダー（樽）とステンレスタンク で行いますが 、ワインのスタイルによってどちらを使用するかを決めてい ます 。
フレッシュでキリっとしたスタイルは、ステンレスタンクで、丸みを持たせたい場合はフーダーを使用 します。
セラー内の壁一面にカビが生えており、このカビがセラーの温度を保つのには必要との ことです 。
一般的な発酵期間よりも長いアルコール発酵 で長期熟成にも向くワイン造り
発酵は天然酵母のみ使用 します 。収穫の翌年の 4月か 5月頃まで長くゆっくりと発酵させ 、その後フィルターをかけ、ボトリングを行 います 。
これは一般的な 発酵期間よりも 、 3ヶ月 ほど 長 く、ゆっくりと長く発酵させることで 長期熟成に向いたワインになると考えているからです。
例えば、 モーゼルの多くの生産者で、 収穫の翌年の 3月か ら 4月頃には 最新ヴィンテージ の クーベーアーやカビネット クラスのワイン が出来て いますが 、
今年 3月下旬にマイアーラーを現地訪問した際、 2018年ヴィンテージは樽やタンクの中で発酵中でした。
ちなみに、 ケステナー クーベーアートロッケン（ KA-582）の 2017ヴィンテージ のボトリングは 2018年 6月 22日 だったとのこの
こ とです 。
2017年ヴィンテージについて
収穫量が非常に少ない年でした。収穫量は減った要因はいくつかあり、開花がうまくいかなかったこと、夏の気候が良くなかったこと、収穫前の雨によるボトリティスの付着があげられます。
これらの要因で収穫量は通常の 50％減となりました。収穫量こそ減りましたが、品質は高いレベルでとても満足しています。
ＫＡ−８２１ ２０２０ Ｒｉｅｓｌｉｎｇ ＯＭＧ！ Ｐｅｔ Ｎａｔ
リースリング ＯＭＧ！ ペット ナット ７５０ｍｌ 
《白》【辛口・微発泡】
＜王冠＞＜Alc. 11.5％＞
国／地域等：ドイツ／モーゼル
葡萄品種：リースリング 100％
出来る限り人的介入をせずに造られています。
セラーのすぐ近くに位置する畑パウリンスベルクの樹齢約 30 年の葡萄から造られます。
貴腐菌のついていない葡萄だけを注意深く選別します。
発酵は葡萄の果皮につい ている天然酵母によって行われます。
ステンレスタンクで 15〜20 度に温度コントロールしながら発酵させ、
途中で残糖が 20g/L ほどになったところでボトルに移し、ボトル内で発酵が完了します。
SO2 を添加せずに 造られるため、ボトルごとに個性があります。
洋梨やアニス、かすかにスパイスの混ざるアロマが広がり、少 しスモーキーな要素も感じられます。
口に含むと繊細な泡が心地よく感じられます。
余韻には心地よい酸が 感じられます。
５，９４０円（本体価格５，４００円）
ＫＡ−８２２ ２０２０ Ｒｉｅｓｌｉｎｇ ＷＴＦ！？
リースリング ＷＴＦ！？ ７５０ｍｌ
《白・オレンジ》【辛口】
＜スクリューキャップ＞
＜Alc. 12.5％＞
国／地域等：ドイツ／モーゼル
葡萄品種：リースリング 100％
果皮と共に発酵と醸しを行ったリースリングによるオレンジワインです。
収穫はすべて手摘みで行います。
野生酵母で 果皮と種と一緒に 2 ヶ月、醸し発酵を行います。
発酵が終わったら圧搾します。
出来る限り自然のままボトリングした いと考え、清澄は行わず、SO2 の添加も最小限に抑えています。
醸し発酵によるリースリングの持つ心地よいタンニン、 骨格が感じられます。
７，０４０円（本体価格６，４００円）
繊細な酸とフレッシュな果実味
ほのかに感じる甘さで、食事と楽しむのにもお奨めです
ＫＡ−６５６ ２０１８ Ｍｏｓｅｌ Ｒｉｅｓｌｉｎｇ Ｑ．ｂ．Ａ．
モーゼル リースリング クーベーアー ７５０ｍｌ
《白》【やや甘口】
葡萄品種：リースリング
残留糖度：１６．７ｇ／ｌ
酸度：７．５ｇ／ｌ
ケステン村のヘレンベルクとパウリンスベルクの葡萄を使っています。畑の土壌は灰色粘板岩と青色粘板岩です。
触るとすぐに崩れる細かく砕かれた粘板岩土壌です。標高 120m、南西向きの斜面に位置しています。葡萄の平均樹齢は 35年です。
収穫は手摘みで行います。収穫時期の最初の週に摘み取りを行います。
しっかりと熟しながら糖度が高くなりすぎず、酸がある状態で収穫します。
アルコール発酵はステンレスタンク、天然酵母で 15 20度にコントロールしながら行います。
マロラクティック発酵はしていません。熟成もステンレスタンクで行います 。
若々しいモーゼルのリースリングの特徴が良く表れています。
少し残糖を残し、若いうちから親しみやすい味わいで、一瞬でボトルが空になってしまうほどの飲みやすさがあります。
１，９８０円（本体価格１，８００円）
軽やかでフレッシュなスタイルにするため、貴腐菌がいっさい附いていないブドウを使用しています。
ＫＡ−５８２ ２０１７ Ｋｅｓｔｅｎｅｒ Ｒｉｅｓｌｉｎｇ Ｑ．ｂ．Ａ． Ｔｒｏｃｋｅｎ
ケステナー リースリング クーベーアー トロッケン ７５０ｍｌ
《白》【辛口】
葡萄品種：リースリング
熟成：ステンレスタンク
残留糖度：１１．５ｇ／ｌ
酸度：８．１ｇ／ｌ
パウリンスベルク とヘレンベル ク 、 2 か所の畑の葡萄を使っています。南東向きの斜面に位置しています。
収穫は手摘みで行います。葡萄の糖度が上がりすぎないように、収穫時期の最初の週に摘み取りを行います。
アルコール度数は 11 ％と低めに抑えながら、しっかりと熟した状態になるようバランスをとっています。
アルコール発酵は葡萄の果皮についている天然酵母を使い 、 ステンレスタンクで 15 度から 20 度に温度コントロールしながら行います。
マロラクティック発酵はしていません。生き生きとした酸が非常にフレッシュ、軽やかな味わいを持っています。
２，２００円（本体価格２，０００円）
＜スクリューキャップ＞
バックヴィンテージが限定入荷
フレッシュな酸も健在で非常によい状態です。
ＫＡ−６５７ ２０１３ Ｋｅｓｔｅｎｅｒ Ｒｉｅｓｌｉｎｇ Ｑ．ｂ．Ａ． Ｔｒｏｃｋｅｎ
ケステナー リースリング クーベーアー トロッケン ７５０ｍｌ
《白》【辛口】
葡萄品種：リースリング
熟成：ステンレスタンク
残留糖度：８．０ｇ／ｌ
酸度：９．０ｇ／ｌ
パウリンスベルク とヘレンベル ク 、 2 か所の畑の葡萄を使っています。南東向きの斜面に位置しています。
収穫は手摘みで行います。葡萄の糖度が上がりすぎないように、収穫時期の最初の週に摘み取りを行います。
アルコール度数は 11 ％と低めに抑えながら、しっかりと熟した状態になるようバランスをとっています。
アルコール発酵は葡萄の果皮についている天然酵母を使い 、 ステンレスタンクで 15 度から 20 度に温度コントロールしながら行います。
マロラクティック発酵はしていません。生き生きとした酸が非常にフレッシュ、軽やかな味わいを持っています。
２，５３０円（本体価格２，３００円）
＜スクリューキャップ＞
ＫＡ−６５７は、只今品切れ中（２０２２年８月７日）です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。
所有するパウリンスベルクの中で、 ポテンシャルの高い 優れた区画の葡萄を使用
ＫＡ−５８３ ２０１７ Ｋｅｓｔｅｎｅｒ Ｐａｕｌｉｎｓｂｅｒｇ Ｑ．ｂ．Ａ． Ｔｒｏｃｋｅｎ
ケステナー パウリンスベルク クーベーアー トロッケン ７５０ｍｌ
《白》【辛口】
葡萄品種：リースリング
熟成：ステンレスタンクと１０００Ｌのフーダー（木樽）
残留糖度：３．９ｇ／ｌ
酸度：６．８ｇ／ｌ
パウリンスベルクの樹齢約40 年の葡萄を使っています。
南東向きの畑です。
この ワインには、パウリンスベルクの中でもポテンシャルの高い優れた区画の葡萄を使っています。
収穫は 10 月中旬に行います。
アルコール発酵は葡萄の果皮についている天然酵母を使いステンレスタンクとモーゼルの伝統的な 1000L のフーダー（木樽）を使って行います。
マロラクティック発酵は行いません。
非常にきめ細かく 、 繊細かつエレガントな透明感のある味わいが魅力です。
２，６４０円（本体価格２，４００円）
＜スクリューキャップ＞
｀１７ＶＴは、２０１７年１０月１５〜１８日に収穫、２０１８円６月２２日瓶詰め。
ＫＡ−５８４ ２０１８ Ａｌｔｅ Ｒｅｂｅｎ Ｒｉｅｓｌｉｎｇ Ｑ．ｂ．Ａ． Ｔｒｏｃｋｅｎ
アルテ レーベン リースリング クーベーアー トロッケン ７５０ｍｌ
《白》【辛口】
葡萄品種：リースリング
残留糖度：６．３ｇ／ｌ
酸度：７．０ｇ／ｌ
パウリンスベルクの中でも最も優れた真南向きの樹齢が古い区画の葡萄を使用しています。
斜度 85％ の急斜面にあり、土壌は灰色と青色の分厚い粘板岩の土壌です。
このワインは VT の特徴が出るように 心がけています。
収穫は毎年、収穫時期の最後に行います。
葡萄の果皮に付いている天然酵母を使い、 1,000L のフーダー（50 年の古い大樽）を使って発酵させます。
樽でマロラクティック発酵させます。
レモングラス、洋梨、ベルガモットの香り、力強く複雑で、ミネラルやハーブの要素があります。
マティ アスは、アルテ レーベンこそが、モーゼルワインの神髄を最もよく表現してくれると考えています。
３，６３０円（本体価格３，３００円）
ファインヘルプには少しだけ貴腐菌の附いた葡萄を使います
ＫＡ−５８５ ２０２０ Ｋｅｓｔｅｎｅｒ Ｒｉｅｓｌｉｎｇ Ｑ．ｂ．Ａ． Ｆｅｉｎｅｒｂ
ケステナー リースリング クーベーアー ファインヘルプ ７５０ｍｌ
《白》【やや甘口】
葡萄品種：リースリング
熟成：ステンレスタンク
残留糖度：１５．０ｇ／ｌ
酸度：７．６ｇ／ｌ
パウリンスベルクとヘレンベルク 、 2 か所の畑の葡萄を使っています。
葡萄の平均樹齢は30 年。南東向きの斜面に位置しています。
ファインヘルプには貴腐菌のついた葡萄を少しだけ（ 5 ％）使います。
アルコール発酵は葡萄の果皮についている天然酵母を使いステンレスタンクで 15 度から 20 度に温度コントロールしながら行います。
マロラクティック発酵はしていません。
果実の甘さと酸のバランスが素晴らしく、軽やかで心地よい味わいです。
２，４２０円（本体価格２，２００円）
＜スクリューキャップ＞
ファインヘルプの1L ボトルが限定入荷
ＫＡ−５８６ ２０１７ Ｒｉｅｓｌｉｎｇ Ｑ．ｂ．Ａ． Ｆｅｉｎｅｒｂ
リースリング クーベーアー ファインヘルプ １０００ｍｌ
《白》【やや甘口】
葡萄品種：リースリング
熟成：ステンレスタンク
残留糖度：３０．８ｇ／ｌ
酸度：８．８ｇ／ｌ
ケステナーヘレンベル ク と、オザンナー ローゼンベルクの葡萄を使っています。
ローゼンベルクは急斜面ではないため、機械を使った収穫を行っています。
収穫は少し早めの 9 月末に行います。果実の甘さと酸のバランスを大切にしている
ため、完熟していますが過熟ではない葡萄を選んで収穫します。
アルコール発酵は葡萄の果皮についている天然酵母を使いステンレスタンクで 15度から 20 度に温度コントロールしながら行います。
マロラクティック発酵はしていません。
２，２００円（本体価格２，０００円
＜スクリューキャップ＞
マティアスが「 熟した果実味と上質な酸の両方があ り、素晴らしい バランス 」と語る 自信作
ＫＡ−５８７ ２０１８ Ｋｅｓｔｅｎｅｒ Ｒｉｅｓｌｉｎｇ Ｋａｂｉｎｅｔｔ
ケステナー リースリング カビネット ７５０ｍｌ
《白》【甘口】
葡萄品種：リースリング
熟成：ステンレスタンク
残留糖度：５２．７ｇ／ｌ（｀１７年参照）
酸度９．５ｇ／ｌ（｀１７年参照）
パウリンスベルクとヘレンベルク 、 2 か所の畑の葡萄を使っています。
葡萄の糖度が程よい高さになったところで収穫します。
カビネットは一部、貴腐菌のついた葡萄を使い（ 10 ％以下）、糖度と酸のバランスを保つようにしています。
アルコール発酵は葡萄の果皮についている天然酵母を使いステンレスタンクで 15 度から 20 度に温度コントロールしながら行います。
マロラクティック発酵はしていません。
甘さを感じつつも、決して甘すぎない、素晴らしい透明感を持ったリースリングのカビネットの魅力にあふれています。
２，３１０円（本体価格２，１００円）
＜スクリューキャップ＞
優れた区画の上質な葡萄 、 上品な酸とミネラルが ある、 洗練されたシュペートレーゼ
ＫＡ−５８８ ２０２０ Ｋｅｓｔｅｎｅｒ Ｐａｕｌｉｎｓｂｅｒｇ Ｓｐäｔｌｅｓｅ
ケステナー パウリンスベルク シュペートレーゼ ７５０ｍｌ
《白》【甘口】
葡萄品種：リースリング
熟成：１０００Ｌのフーダー（木樽）
残留糖度：７１．４ｇ／ｌ
酸度８．１ｇ／ｌ
平均樹齢：約５０年
パウリンスベルクの樹齢約40 年の葡萄を使っています。
このワインには、パウリンスベルクの中でもポテンシャルの高い優れた区画の葡萄を使っています。
シュペートレーゼには貴腐菌のついた葡萄を一部（ 20 ％）使用しています。
アルコール発酵は葡萄の果皮についている天然酵母を使いモーゼルの伝統的な 1000L のフーダー（古い木樽）を使って行います。
マロラクティック発酵は行いません。
非常にきれいな酸が全体を支えています。
非常に洗練された味わいのシュペートレーゼです。
２，９７０円（本体価格２，７００円）
＜スクリューキャップ＞
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