ワインショップ飛附屋トップ＞スペインワイン・フミーリャ＞プロピエダド ビティコラ カサ カスティーリョ
歴 史
1870 年 ワイナリーがフランス人によって建てられました。
1941 年 ホセ サンチェス セレソが、ローズマリーの開発のためにプロピエダド ビティコラ カサ カスティーリョを購入しました。
1985 年 二代目のネメシオと息子のホセ マリア ビセンテが、葡萄畑の復興と新しい葡萄品種の導入によって、新しい事業をスタートしました。
1991 年 元の骨組みを残しながらワインセラーを改装しました。
1993 年 最初のワインは、この年に出荷された「カサ カスティーリョ クリアンサ 1991」です。
現 在 醸造家ホセ マリア ビセンテがフミーリャのイメージ向上を目指し情熱を込め造っています。
環 境
174ｈａの葡萄畑を所有して、全ての葡萄を自家醸造しています。この地域は「エル アルティプラノ デ フミーリャ」（フィミーリャの高原）として知られ、地中海に隣接する大陸性気候です。土地固有のモナストレルに加え、ガルナッチャ、シラー、カベルネ
ソーヴィニヨンの成育に、最良の気候条件となっています。
葡萄畑 畑の地図を御覧いただけます。 → http://www.casacastillo.es/parcelas.htm
畑 名 特 徴 造られるワイン
バレ
（valle） 粘土質土壌で、面積は120ha、植密度は1600 本／ha で、固有品種のモナストレルだけを、伝統的な方法で栽培しています。 カサ カスティーリョ モナストレル
バルトスカ
（Valtosca） 石だらけの山とバレの間にあります。砂地で、石灰岩に覆われています。シラーが、高い植密度で植えられています。 バルトスカ
ラス グラバス
（Las Gravas） 砂利の意味。標高760mの山の中腹にあり、特徴は、深さ30cmの石の多い土壌です。モナストレルに加え、
シラー、ガルナッチャ、カベルネ ソーヴィニヨンが栽培されています。 ラス グラバス
ラ ソラナ
（La Solana） 日当たりの良い山の中腹にあり、砂地で、1941 年に植えられた古い接ぎ木をしていない（ピエ フランコ）モナストレル
が栽培されています。収穫量は極めて少なくなっています。 ピエ フランコ
モナストレルとミクロクリマ、栽培＆ワイン造り
モナストレルは旱魃に強く、水や強い日照のストレスを受けることで樹勢が抑制され、収量も低くなり、色濃く、フレイバーに富み、成熟度が高く、タンニンも完熟した葡萄が実ります。年間降雨量が平均300
ミリという乾燥した気候、晴天日が平均315 日、日照時間が3000 時間を超え、夏冬、昼夜の気温の差が大きいムルシア州の自然条件に適しています。
乾燥のため病虫害の心配はなく、肥料は山羊と羊の糞で作った堆肥だけ、化学薬品は、ボルドー液を含め一切使いません。葡萄のセレクションは畑と醸造所の両方でしっかりと行われます。古い木製圧搾機や開放型セメントタンクの使用など伝統的な方法と、ドライアイスを使った発酵前醸しなどの最新式の方法を併用しています。
国内外の評価
スペイン国内では名声あるソムリエ達に賞賛され、ロバート パーカー Jr.にも目を付けられてきている、注目すべきフミーリャの自家葡萄園元詰め生産者です。「ワインスペクテーター12-15,2006」の『フミーリャの先見者達』という特集に、写真入りで大きく掲載されました。ヒュー
ジョンソン「ポケットワインブック」に、『フミーリャで最良のものに数えられるいくつかのワインの銘柄。』と書かれています。
Ｓ−１５４ ２０１２ Ｃａｓａ Ｃａｓｔｉｌｌｏ Ｃｒｉａｎｚａ
カサ カスティーリョ クリアンサ ７５０ｍｌ 
《赤》【フルボディ】等級：D.O.フミーリャ
生産者：プロピエダド ビティコラ カサ カスティーリョ
葡萄品種：モナストレル (100%)
平均樹齢25 年
熟成：フランス産樽13 ヶ月間
砂質土壌で、標高は700m、南西向きの畑です。伝統的な栽培方法を採用し、灌漑を行っていません。
発酵には自然酵母を使い、伝統的な方法で行います。マセラシオンは10 日間、熟成はフレンチオークの樽で13 ヶ月間行ないます。
年生産量は30,000 本です。
２，４２０円（本体価格２，２００円）
Ｓ−１５３ ２０１４ Ｃａｓａ Ｃａｓｔｉｌｌｏ Ｍｏｎａｓｔｒｅｌｌ
カサ カスティーリョ モナストレル ７５０ｍｌ
《赤》【フルボディ】等級：Ｄ．Ｏ． 生産地：フミーリャ
生産者：フリア ロシェ エ イホス
葡萄品種：モナストレル（ム-ルヴェドル）１００％
600ｍ近い海抜の大地の小石の多い、穏やかな斜面にある樹齢５０年のモナストレルは
痩せた土地、夏の酷暑、厳しい乾燥といったストレスに耐え、１本の木にわずか８００ｇしか実りませんが、
その成分は非常に凝縮されます。
発酵熟成は温度コントロ−ルされた十分な設備で行われ、フランス産の−ク樽で７ヶ月熟成されます。
濃厚な黒紫色で、香りは完熟したクランベリ−、果実実豊富でしなやかなタンニン、フル−ティさをしっかり内に秘め、また今後長い熟成の可能性も持っています。
１，９８０円（本体価格１，８００円）
フミーリャのチョークの多い土壌から造られた、美しい、努力の結果である２００３カサ カスティーリョ（１００％モナストレル）は６〜８ヶ月間、フランス産とアメリカ産の樽で熟成されました。深いルビー〜紫色で、ブラックチェリー、ブルーベリー、ミネラルのおいしいノートを伴っています。柔らかく丸く、親しみやすく、豊富な量のフルーツ、グリセリンもあります。愛らしいビストロスタイルの赤で、今から１〜２年が飲み頃です。
８８点 「ワインアドヴォケイト１５９」
【テイスティングコメント ２００８年１月９日試飲（インポーター）】（２００５年ヴィンテージ参照）
色合い・・・エッジまで濃く、南仏のシラーを思わせるしっかりとした、黒紫を思わせる色合い。
香り・・・・・スモーキーで黒胡椒のようなスパイシーさ、煮詰めたジャムのような集約感、ブルーベリーの強烈な果実の風味が、黒オリーブ、カラメルなどの香りと溶け合っています。
スワリングするとプリオラートのようなシストに由来するようなミネラルのニュアンス。
味わい・・・果実の甘さを強く感じ、溶かしたジャムを飲んでいるような果実味、強いが丸みのあるタンニン、樽からのバニラ香とカカオ７０％くらいのビターチョコの風味が混ざり合い
見事な調和を見せています。
こんな料理に・・・ハモンセラーノ、しゃぶしゃぶ（ごまダレ）、合鴨のスモーク、ローストビーフ、ウオッシュチーズ
Ｓ−１５３は、只今品切れ中（２０２０年２月１１日）です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。
Ｓ−１５５ ２００６ Ｃａｓａ Ｃａｓｔｉｌｌｏ Ｒｅｓｅｒｖａ
カサ カスティーリョ レセルバ ７５０ｍｌ
《赤》【フルボディ】等級：D.O.フミーリャ
生産者：プロピエダド ビティコラ カサ カスティーリョ
葡萄品種：モナストレル (100%)
熟成：フランス産樽18 ヶ月間
砂質土壌で、標高は700m、南西向きの畑です。伝統的な栽培方法を採用し、灌漑を行っていません。
発酵には自然酵母を使い、伝統的な方法で行います。マセラシオンは10 日間、熟成はフレンチオークの樽で18 ヶ月間行ないます。
年生産量は8,000 本です。
２，５９２円（本体価格２，４００円）
Ｓ−１５５は、只今品切れ中（２０１７年６月３０日）です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。
Ｓ−１５６ ２００８ Ｃａｓａ Ｃａｓｔｉｌｌｏ Ｖａｌｔｏｓｃａ
カサ カスティーリョ バルトスカ ７５０ｍｌ
《赤》【フルボディ】等級：D.O.フミーリャ
生産者：プロピエダド ビティコラ カサ カスティーリョ
畑：バルトスカ
葡萄品種：シラー（100％）
熟成：フランス産500L 新樽14 ヶ月間
発酵前に地下で、5日間低温で醸しをします。500Ｌのフランス産の新樽で、マロラクティック発酵が終わるまで
何度も手動のピジャージュをしながら発酵します。500L のフランス産の新樽で、14 ヶ月間熟成させます（年により最低でも9 ヶ月間）。フィルターを通さず瓶詰めします。
‘08 年が、「ペニンガイド2011」で92 点、「インターナショナルワインセラー2010 年11-12 月号」で90 点、「ワイン アドヴォケイト188」で89
点。
３，２４０円（本体価格３，０００円）
〜インクのような紫色。ブラックベリーやカシス、アプリコット、リコリスそしてスミレの混ざるエキゾティックなアロマの中に、かすかにスモーキーなニュアンスが漂う。甘くジューシーだがタイトに締まっており、ダークベリーのコンポート、ぴりっとした胡椒系のスパイス、そしてブラックベリーの綿密なフレイバーがある。非常にシラーらしいワイン。フィニッシュに感じるよくこなれたタンニンがこのワインをドライに感じさせない。もしこのワインを北ローヌのテイスティングにまぜたら、かなりの健闘をみせるだろう。
90 点 「インターナショナルワインセラー 2010 年11-12 月号」〜
Ｓ−１５６は、只今品切れ中（２０１５年９月２９日）です。次回入荷まで今しばらくお待ちくださいませ。
Ｓ−５４ ２０００ Ｃａｓａ Ｃａｓｔｉｌｌｏ Ｌａｓ Ｇｒａｖａｓ
カサ カスティーリョ ラス グラバス ７５０ｍｌ
《赤》【フルボディ】等級：Ｄ．Ｏ． 生産地：フミーリャ
生産者：フリア ロシェ エ イホス
葡萄品種：モナストレル（70％） カベルネ・ソーヴィニオン（15％） シラー（15％）
これまでのフミーリアのワインのイメージを一新させたワインで、｀９８年から造られています。
「グラバス」とは小石の意味で、畑に小石が多いところから来ています。
北と北西向きの丘の斜面の畑からのじっくり熟成した葡萄だけを使っています。
フレンチオークで１４ヶ月間熟成後、フィルターをかけずに瓶詰めします。
くすんだ紫色、プルーン、ブラックベリー、カシス、甘草、タールのゴージャスなアロマ、素晴らしいフルーツが感じられ、ものすごくピュア。
４，４００円（本体価格４，０００円）
素晴らしく価値があります。５０％ムールベドル、４０％カベルネ ソーヴィニオン、１０％シラーの超一流のブレンドです。フレンチオークで１４ヶ月間熟成後、フィルターをかけずに瓶詰めします。くすんだ紫色、プルーン、ブラックベリー、カシス、甘草、タールのゴージャスなアロマがあります。ミディアム〜フルボディで、タンニンがあり、素晴らしいフルーツが感じられ、ものすごくピュアです。長く印象的なフィニッシュがあります。まだ第一段階にあり、未発達です。
９０点 ロバート パーカーＪｒ．「ワインアドヴォケイト」
Ｓ−１５８ ２００６ Ｃａｓａ Ｃａｓｔｉｌｌｏ Ｐｉｅ Ｆｒａｎｃｏ
カサ カスティーリョ ピエ フランコ ７５０ｍｌ
《赤》【フルボディ】】等級：D.O.フミーリャ
生産者：プロピエダド ビティコラ カサ カスティーリョ
畑：ラ ソラナ
葡萄品種：モナストレル(100%・1941 年に植えた接ぎ木していない葡萄樹)
熟成：フランス産新樽18 ヶ月間
接木していない葡萄木をスペインで、ピエ フランコと言います。破砕せずに、除梗します。発酵前に低温で醸しをします。
天然酵母で、地下のセラーの石のタンクで26 度に保ちながら約10 日間発酵します。
マロラクティック発酵は澱と共にフランス産の新樽で行ないます。その後、18 ヶ月熟成します。
ろ過せずに瓶詰めします。収穫量が少ないため、生産量は限られています。
５，７２４円（本体価格５，３００円）
‘06 年が、「ペニンガイド2010」で95 点、「インターナショナルワインセラー2009 年9-10 月号」で93 点、「ワイン アドヴォケイト188」で89
点。
〜（1941年と1942年に植えられた自根のモナストレル100％）、深いルビー。力強く、ミネラルが前面に出たアロマの中には、ブラックベリーやグラファイト、スミレや紅茶、そしてスモーキーなハーブが感じられる。濃厚でジューシー、集約されている。強いミネラルとダークフルーツのフレイバー、シルクのようになめらかなタンニンがしっかりとした骨格を与えている。ミネラルのキャラクターは、空気に触れるとさらに力強さを増し、驚くほど長く、ピュアでエネルギッシュなフィニッシュへと続く。
93 点 「インターナショナルワインセラー 2009 年9-10 月号」 〜
S-１５８は、只今品切れ中（２０１７年４月１日）です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。
