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ダビド（写真・35歳）は、リオハ大学を卒業後、マドリッド、リベラ デル ドゥエロ、ナバラ、ドイツ（ザール）等のワイナリーで働いたり、コンサルタントをしたりしていました。子供の頃から祖父のワイン造りを手伝っていたので、「ワインを造るのが当たり前だし好きなこと、ワインを造るのが運命という血が流れている」と思っています。’06
年にアメリカの輸入業者から「自分のワインを造ったらどうか」と言われ、祖父の昔ながらの畑があり、また畑は持っていたが本格的にワイン造りはしていなかったホセ
ラモン＆レクセ夫妻に「自分がワイン造りをするからワイナリーを立ち上げて欲しい。」と共同経営を提案しました（50%ずつ出資しています）。‘06
年ＶＴからスタート。ロンドーニョのように、価格がリーズナブルで美味しいワインを造ることや、各産地の地葡萄を使用してその場所の特性が表れたワイン造りにこだわっています。
Ｄ.Ｓ.Ｌ.には、3 つのライン（ラベル）があり、以下のように使い分けています。
アルテヴァン → 日常消費用
Ｄ.Ｓ.Ｌ.（ドン サンチョ ロンドーニョ） → コストパフォーマンス重視 （一般市場向け）
D.S.G.（ダビド サンペドロ ヒル） → 高品質のこだわりワイン （コレクター、マニア向け）
《ナバラのワインを造ったという興奮が、名前「興奮」とラベル「ガーターベルト」から伝わってきます。》
Ｓ−１４２ ２０１６ Ｌｉｂｉｄｏ
リビド ７５０ｍｌ
《赤》【ミディアムボディ】
等級：D.O.ナバラ
生産者：D.S.G.ヴィンヤード
葡萄品種：ガルナッチャ（100％）
新しくリリースされたワイン。「リビド」＝興奮する、という意味。ラベルの絵は、なんとガーターベルト（ストッキング吊り）です。ナバラのエリアのワインを造った際の興奮を表しています。
ガルナッチャは、非常に硬い品種なので、開くまでに時間がかかるかもしれない、とのことでした。
収穫された葡萄は、最高28度までに温度管理しながら発酵します。アルコール発酵が終わったら、若い赤ワイン用に液抜きします。
澱と共に3〜4ヶ月間熟成させ、その間にマロラクティック発酵が行なわれます。
チェリーレッドで、ラズベリーやブラックベリー、チェリーやイチゴといった赤や黒の果実の香りがあります。赤や黒の果実の風味があり、タンニンは強すぎません。
１，４３０円（本体価格１，３００円）
Ｓ−１４２は、只今品切れ中（２０２１年６月３０日）です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。
《2008 スペイン最優秀ソムリエの提案から生まれた、ビオディナミで造られたボバル種100％のワイン》
Ｓ−１４３ ２０１４ Ｌａ Ｍａｌｋｅｒｉｄａ
ラ マルケリダ ７５０ｍｌ
《赤》【フルボディ】
等級：D.O. ウティエル レケーナ
生産者：D.S.G.ヴィンヤード
葡萄品種：ボバル（100％）
ワイン名は、ラベルに描かれている女性の名前で、「誰も愛さない女、愛人がたくさんいても気にとめない女」という意味から、ワインメーカーは誰も気に留めない品種＝ボバルを使ったワインを表しています。
バレンシア出身の‘08 年スペイン最優秀ソムリエであるブルーノ ムルシアーノ ガイェゴに、ボバルで良いワインを造ろうと持ちかけられ、’10 年に7ha
の畑を買い、ビオディナミで作付けしています。
１，６５０円（本体価格１，５００円）
S-１４３は、只今品切れ中（２０２０年８月２５日）です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。
世界でも珍しい、グラシアーノ種１００％のワイン。クローブや黒胡椒を思わせるスパイシーな風味です。
Ｓ−１２８ ２０１１ Ｌｏｎｄｏñｏ Ｇｒａｃｉａｎｏ
ロンドーニョ グラシアーノ ７５０ｍｌ
《赤》【フルボディ】等級：D.O.Ca. リオハ
生産者：ボデガス D.S.L.
葡萄品種：グラシアーノ（100％）
リオハだけでなく、世界でも珍しいグラシアーノ100％のワイン。
最高28 度に温度コントロールしながら発酵させます。マセラシオンは最大で5 日間、熟成は木樽とステンレスタンクを使用し、8 ヶ月間行います。
その間、ミクロオキシジェナシオンを行ないます。
紫を帯びたチェリーレッド。非常に芳香豊かです。ブラックチェリーやブラックベリーを思わせる黒系果実の上品な香りが感じられますが、
支配的なのは紫色の花のようなフローラルな香りやペッパーやクローブ、ピートなどのスパイシーな香り。
アタックはしっかりしていますが、粗さは感じられません。
生き生きとした酸に支えられたしっかりとした骨格、持続性があります。
空気に触れるとはっきりとしたピートや、グラシアーノの特徴であるクローブやブラックペッパーを思わせるスパイシーな部分が出てきます。
１，９４４円（本体価格１，８００円）
Ｓ−１２８は、只今品切れ中（２０１８年８月１２日）です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。
Ｓ−１２９ ２００８ Ｌｏｎｄｏñｏ Ｖｅｎｄｉｍｉａ Ｓｅｌｅｃｃｉｏｎａｄａ
ロンドーニョ ベンデミア セレクシオナダ ７５０ｍｌ
《赤》【フルボディ】
等級：D.O.Ca. リオハ
生産者：ボデガス ＤＳＬ
葡萄品種：テンプラニーリョ（９０％）、グラシアーノ（１０％）
熟成：３年樽（フランス産）１６ヶ月間、新樽（フランス産）
最高30℃にコントロールしながら発酵、マセラシオンは15日〜20日です。マロラクティック発酵は、100％樽で行ないます。
テンプラニーリョは3年樽（フランス産）で16ヶ月間、グラシアーノは新樽（フランス産）で熟成させます。
モダンスタイルの赤。ベリーを思わせるたっぷりの果実味の中にミネラルやスパイスのノートが混ざり合っています。
口に含むと生き生きとした酸とタンニンが感じられ、非常にバランスのよい味わい。果実の厚みがあり、フレッシュで広がりのあるワインです。
２，５３０円（２，３００円）
Ｓ−１２９は、只今品切れ中（２０２３年４月１日）です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。
《さすが「ワイン アドヴォケイト」！！その高品質に気がつき、‘08 年に93 点を付けました。》
これまでほとんど知られていなかった生産者ですが、その実力がこの「ワイン アドヴォケイト」での評価で証明されました。
Ｓ−１３０ ２０１３ Ｐｈｉｎｃａｓ
ピンカス ７５０ｍｌ 
《赤》【フルボディ】
等級：D.O.Ca. リオハ
生産者：D.S.G.ヴィンヤード
葡萄品種：テンプラニーリョ（70％）、グラシアーノ（15％）、ガルナッチャ（10％）、ビウラ（5％）
バイオダイナミック農法で造られています。リオハ アラベサに所有する特別な区画の数パーセントのみを使っています。
土壌の特徴が生かされるように区画ごと別々に醸造します。
マロラクティック発酵させながら、冬を2 回越して樽熟成。9 ヶ月目から全ての品種を同じ樽に移します。
‘07 年は、2007 年10 月8 日に収穫、2009 年5 月2 日に瓶詰めしています。生産量は僅か4,000 本です。
紫色を帯びたチェリーレッド。フローラルなアロマ、赤い果実、ブルーベリー、スパイス、コーヒーの香りの中に、トリュフやミネラルのニュアンスが感じられ、すべてがうまく調和しています。
グラスに注いで時間が経つにつれてクリーミィなフレイバーが現れます。
フルーティでフローラルなノートやミネラル、バルサミコを思わせる風味。グラスの中には熟した果実や木製品の強い香りもしっかりと残っています。
ジャムやシャープなミネラルのフレイバーが、熟した果実味や、南米の熱帯雨林を思わせる香りの中に感じられます。
口に含むと、最初に力強い果実味のアタック、その後からしなやかさやボリューム、丸さが、フレッシュな酸と共に感じられます。
余韻は極めて長く、心地よい木の香りがいつまでも続きます。
‘08 年が、「ワイン アドヴォケイト195」で93 点。
４，４００円（本体価格４，０００円）
〜（‘08 年は、）ビオディナミで栽培された5 つの区画の葡萄からなる赤。テンプラニーリョ70％、グラシアーノ15％、ガルナッチャ10％、ビウラ5％のブレンド。発酵は天然酵母を使用、熟成はフレンチオーク樽で14
ヶ月、ノンフィルターでボトリング。エキゾティックなスパイス、お香、ペッパー、スモーク、ブラックチェリーやブラックベリーの魅惑的な香り。深く、濃厚で厚みがあり、たっぷりとリッチでありながら、グラシアーノからと思われる生き生きとした酸が感じられる。素晴らしいボリュームと完璧なバランスを持った、この印象的なワインはこの先2~3
年でさらに素晴らしくなり、恐らく2023 年までは最高の状態で飲めるはず。 93 点 「ワイン アドヴォケイト195」〜
