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【Marqués de Griñon:マルケス デ グリニョン】

1937年スペインのセルヴィア生まれのカルロス ファルコが経営する最近極めて注目されているマドリード近郊のワイン会社です。1963年近代的なワイン醸造学で有名なカリフォルニア大学デイヴィス校で、暑い気候のもとで高品質なワインを造る技術と温度調節機能がついたステンレスタンクでの発酵技術、イリゲーション(灌漑)技術等(現在は広く知られた技術ですが、当時は未知の先進技術)をいち早く研究しました。彼は、ラ マンチャから少し離れたドミニオ バルデプーサにカベルネ・ソーヴィニオンを植え、先進的な試みをスタートしました。カベルネから始めたワイン造りは、シャルドネ、メルロ、シラー、プティ ベルドと言ったフランス系の品種を植え、ワイン法にとらわれず革新的なワイン造りに挑戦、従来とは全く違う新しいスタイルを築き上げました。栽培にはヨーロッパでは唯一、リチャード スマート(オーストラリア人の栽培学の権威)のアドバイスを受けています。醸造では、ワイン関係者では知らぬもののないエノロジスト ミシェル ロランのアドバイスを受け、完璧とも言えるワイン造りの環境を整えています。かつてコンサルタントに迎えていたボルドーのエミール ペイノーの助言を受け1993年から造り始めたシラーは、1995年にはワイン専門誌で、なんとギガルのコート ロティ ラ テゥルク、ペンフォールドのグランジと同じ93/100点の最高に近い評価を受けました。リオハワインは、ベルベラーナ社とのジョイントベンチャーから生まれました。ベルベラーナ社はリオハの農協から最も良い葡萄を供給される資格を持っており、さらにマルケス デ グリニョン社はその中の特別に選別された葡萄を使用してリオハとリオハ レゼルバを造り上げ、これらの新しいスタイルのワインはリオハのレボリューションと呼ばれ成功を収めました。ヒュー ジョンソンの「ポケットワインブック」に「ワイン産地としては知られていない、マドリードの南のトレド近郊で、極めて上質のカベルネと新しい申し分のない『シラス Shirz』を産している企業心旺盛な貴族。・・・申し分のないリオハやリベラ デル ドゥエロのドゥリウスも。★★★」と掲載されています。また、「ワインスペクテーター」や「デカンター」にも、しばしばスペインの注目すべき生産者として掲載されています。

スペインワイン界に革命を起こした男、カルロス ファルコ
オーナーのカルロス ファルコ氏は、スペイン南部のアンダルシア州の州都、セビージャ二生まれました。
ルーヴェン大学(ベルギー)で農学を学んだ後、カリフォルニア大学デイヴィス校で最先端の葡萄栽培醸造について学びました。
彼はスペインにおける現代的な葡萄栽培、及び高品質ワイン造りのパイオニアの一人です。
最新技術の導入、新たな葡萄品種の栽培:
カルロス ファルコ氏のポリシーは、守るべき伝統を継承しつつ、栽培、醸造の両方において常に革新的であること。
1974年にカスティーリャ ラ マンチャで最初にカベルネ ソーヴィニヨンの栽培をスタートして以来、その後もスペインで初めて
シラーやプティ ヴェルドの栽培を始めました。また2000年にこの地で初めてグラシアーノの栽培を開始しています。

Pagos de Famillia Marqués de Griñon
パゴス デ ファミリア マルケス デ グリニョン
カスティーリャ ラ マンチャ州トレド県のマルピカ デ パゴ(単一畑による高品質なワインの格付け)に認定された畑を持ち、
その土地の個性、テロワールが最大に表現された高品質なワイン造りを行っています。
またD.O.ビノス デ マドリッドにも畑を所有、バルデブーサと同じ哲学のもと、革新的なワイン造りが行われています。
ワインメーカーはフリオ モワレジェ。現在、醸造面ではミシェル ロラン(1991年より)、畑のテロワールのマネジメントには土壌微生物学の権威、
クロード ブルギニョン(2006年より)のコンサルティングをお受けています。
〜ビノ デ パゴについて〜
かつてはD.O.に認定されていないエリアで生産される高品質なワインについて、それに該当する呼称がなかった為、単なる
「ビノ デ メサ」に格付けされていました。
そこで、カステリーリャ ラ マンチャ州政府が、「ビノ デ パゴVino de Pago」という新たなカテゴリーを作り、ひとつの“パゴ(畑)”毎に、
D.O.を認めるようにしました。
ビノ デ パゴの認定は、所属する州政府と自治体により創設された公的機関が行います。
監督機関は、IVICAM(カステリーリャ ラ マンチャ葡萄及びワイン機関)

ドミニオ デ バルデプーサ Dominio de Valdepusaとは?
オーナーのカルロス ファルコ氏がトレドのマルピカ デ タホに所有するこの土地(52ha、栽培面積40ha)は、
ファルコ氏のマルケス デ グリニョン侯爵家が1292年にスペイン王家から与えられ、今日まで所有しているものです。
ドミニオ デ バルデプーサの畑は2002年にスペイン最初のD.O.パゴに認められました。(EUの認定は2003年)
“パゴ(限定されたある一定の区画、畑)”は、他とは違った明確なテロワール、土壌、ミクロクリマがもたらす特徴を持つ畑を指します。
D.O.ドミニオ デ バルデプーサの呼称は、認定された40haの畑から取れる葡萄を使用したワインだけに使うことが出来ます。

最先端の灌漑施設
1974年に世界に先駆けて葡萄畑にドリップ イリゲーションを導入、その後SDI(Sub surface drip irrigation地中点滴灌漑)や
PRD(Partial root drying部分灌漑)など最先端の灌漑システムを導入。
1999年には葡萄樹水不足によるストレスを計算するデンドロメーター(測樹計)の使用など、最新技術を取り入れ、品質向上を追求し、
革新的なワイン造りを行っています。これらの技術は、必要なときに必要な量の水を供給するという制限灌漑の考え方を高度に発展させたもので、ワインの品質向上に大きく影響しています。
葡萄畑・栽培
ドミニオ デ バルデプーサでは、葡萄栽培学の権威、リチャード スマート博士の助言を得て、スマート ダイソン システムを適用した最新のキャノピーマネジメント
をいち早く導入しました。
これにより、葡萄の葉や房に適切な日照量を調節し、結果的に全ての葡萄の実をしっかりと成熟させることが出来ます。
栽培する品種はカベルネ ソーヴィニヨン、シラー、プティ ヴェルド、グラシアーノです。
葡萄の収穫は15〜18kg入りのケースを使い、手摘みで行います。収穫された葡萄の除梗および選別は人の手で丁寧に行います。
気候条件・土壌
モンテス デ トレドに位置するドミニオ デ バルデプーサはイベリア半島の中心にあり、年鑑の日照が3000時間というヨーロッパで最も多い場所です。
典型的な大陸性気候です。
海抜は500m、年間平均気温は17度ですが夏は暑く26度を超える日もあり、また冬にはマイナス5度にもなることがあります。
また昼夜の気温差も大きいです。年間の平均降雨量は450mm。灌漑の分を合わせると年間平均で550mmほどになります。
土壌は、地表から下、30cmから50cmは粘土層、その下の下層土は2mの深さにわたり白亜紀の石灰岩です。
多孔性で非常に水はけの良い組成になっています。
葡萄の根が下層土の石灰岩から栄養分(ミネラル)を吸収できるようにする為クロード ブルギニョン氏のアドバイスを受け
土中に素焼きの土管を埋めて、表土である粘土層に根が伸びないようにしています。
醸造
偉大なワインを造る為には品質の優れた、個性を持つ葡萄が不可欠です。
ドミニオ デ バルデプーサで造られた最初のワインは、1982年産のカベルネ ソーヴィニヨンでした(当時の畑はカベルネ ソーヴィニヨンのみ)。
それから9ヴィンテージ目まではボルドー大学教授で醸造学の権威、エミール ペイノー氏の指導を仰ぎ、ワインは国際的に認められ大きな成功を収めました。
1991年の収穫からは、引退したペイノー教授に代わり彼の教え子であり、世界的に知られるエノロジスト、ミシェル ロラン氏がコンサルティングを行っています。
アルコール発酵は天然酵母と人工酵母を使い、ステンレスタンクで26度から28度にコントロールしながら10日から18日間行います。
地下に造られた熟成庫の空調、温度は一定に管理されており、2,000樽のバリックを収容できます。ワインの熟成にはアリエ産のフレンチオークを使用しています。
(2016年3月)



ベルデホの豊かなアロマを活かした、程よい飲み応えの辛口
S−212 2016 Marqués de Griñon Verdejo 
マルケス デ グリニョン ベルデホ 750ml 
《白》【辛口】生産地域ルエダ
生産者:マルケス デ グリニョン
葡萄品種:ベルデホ

畑の土壌組成は表層土が石の多い砂質ローム、下層土は粘土石灰岩です。
保水性の高い土壌の為、夏の間も灌漑の必要はありません。
気候は、夏暑く、冬は寒いという典型的な大陸性気候です。
葡萄の仕立てはダブル グイヨ。収穫はベルデホのアロマと特製を保つ為、気温が低い夜間に機械で行われます。
収穫した葡萄は、100%除梗します。
ステンレスタンクで16度にコントロールしながら15〜20日間行います。
タンクで2,3ヶ月落ち着かせてから清澄し、フィルターをかけてボトリングします。
グリーンがかった淡い麦わら色。白い花やビワの実を思わせる豊かなアロマ、口当たりはフレッシュ、
ミネラルのニュアンスも感じられます。
後味に少し苦みがあり、ほどよい飲み応えがあります。

       2,530円(本体価格 2,300円)
S−212は、只今品切れ中(2020年10月18日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。







地中海の影響を受けた大陸性気候による、優れたテンプラニーリョを選んで造ったワイン
S−211 2018 Marqués de Griñon Seleccion Especial Crianza
マルケス デ グリニョン セレクション エスペシャル クリアンサ 750ml  
《赤》【フルボディ】生産地域リオハ
生産者:マルケス デ グリニョン
葡萄品種:テンプラニーリョ
熟成:アメリカンオークで18ヶ月

優れた品質の葡萄だけをセレクションして造られたワインです。
テンプラニーリョの畑は花崗岩の上に砂質の槽がある極めて痩せた土壌です。
地中海の影響を受けた大陸性気候。夏はほとんど雨が降りません。平均降雨量は350ッm、
平均気温は13〜14度、昼夜の寒暖差が激しいエリアです。
これらの条件は成熟した品質の高い葡萄を得るのに理想的です。
葡萄畑はリオハ アルタに位置しています。
葡萄の収穫は9月末から10月初旬にかけて手摘みでおこないます。収穫した葡萄は100%除梗します。
発酵はステンレスタンク、28度以下に温度コントロールしながら約10日間行います。
熟成はアメリカ産オーク樽で18ヶ月寝かせます。
輝きのあるルビーレッド。まるみがあり、非常にバランスが取れたワインです。
樽熟成による心地よいバニラの風味、素晴らしく複雑でエレガントな味わいを持っています。

                         2,640円(本体価格 2,400円)









S−261 2015 Marqués de Griñon Selecciòn Especial Reserva
マルケス デ グリニョン セレクション エスペシャル レセルバ 750ml  
《赤》【フルボディ】生産地域リオハ
生産者:マルケス デ グリニョン
葡萄品種:テンプラニーリョ
熟成:アメリカンオークで24ヶ月

濃いルビーレッド、丸みがあり素晴らしく調和が取れています。
樽熟成による上品なバニラの風味があり、非常に 洗練された味わい深いワインに仕上がっています。

     3,300円(本体価格3,000円)












シラーとプティ ヴェルドの魅力的な組み合わせで、下層土の石灰岩がタンニンにエレガントな質感をもたらす
S−213 2018 Marqués de Griñon Colección Caliza
マルケス デ グリニョン カリーサ 750ml     
《赤》【フルボディ】生産地域:カスティージャ ラ マンチャ州
生産者:マルケス デ グリニョン
葡萄品種:シラー(65%)、プティ・ベルド(35%)

チェリー色を放つ深い紫色。アロマは複雑で深く、森の果実や溢れるほどの熟したチェリー、リキュールに漬けたチェリーが、ほのかなミネラルとハーブ、アニスやクローブなどのスパイスによって繊細に補われている。
口に含むと絹のように滑らかで個性を持ち、口一杯に広がる。それでいてボディがしっかりしていて、肉感的、長い余韻が楽しめるワイン。
”カリーサ(Caliza)”とは、石灰質や石灰岩を表すスペイン語です。ドミニオ・デ・バルデプーサの土壌は、心土が石灰質で、その石灰質をそのままワイン名にし、エチケットにも石灰岩のイメージをあしらっています。
マルケス・デ・グリニョンの、D.O.ドミニオ・デ・バルデプーサのラインナップに、2008年、新たなワインが誕生しました。
ドミニオ・デ・バルデプーサの土壌は、地表から40cmほどは粘土質でワインにパワーと複雑味を与えます。
そしてその粘土質の下、心土は石灰質で、それがエレガントさやビロードのようななめらかなタンニン、ミネラル感をもたらしてくれます。
そのためこのワインで、ドミニオ・デ・バルデプーサの個性とミネラルを表しています。
シラーとプティ・ベルドのアッサンブラージュにより、飲む方に、フルーティでエレガントな味わいを提供してくれます。

               2,750円(本体価格2,500円)







2010年が「ペニンガイド2015」で91点
シラー主体でカベルネとプティ ヴェルドをブレンド、柔らかいタンニンが感じられます

S−215 2010 Marqués de Griñon Svmma Varietalis
マルケス デ グリニョン スンマ バリエタリス 750ml  
《赤》【フルボディ】
国/地域:スペイン/D.O.ドミニオ デ バルデプーサ
葡萄品種:シラー、カベルネ ソーヴィニヨン、プティ ヴェルド
熟成:アリエ産のフレンチオークで12ヶ月

ペッパーやクローブ、スモーキーでふくよかなダークベリーのエレガントなアロマ。
口に含むと野生の赤い果実やミネラルの要素、スパイシーなノートが溢れ出します。
柔らかなタンニンが、たっぷりと熟した果実の味わいを支えています。
複雑実があり、果実をいっぱいに感じることが出来る余韻と全体のバランスが素晴らしいワインです。

     4,400円(本体価格4,000円)


S−215は、只今品切れ中(2022年1月31日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。



10年ぶりの再入荷!!
珍しいプティ ヴェルド100%で造ったワインで、色濃く、スパイシーな風味があります

S−218 2011 Marqués de Griñon Petit Verdot
マルケス デ グリニョン プティ ベルド 750ml  
《赤》【フルボディ】
国/地域:スペイン/D.オ。ドミニオ デ バルデプーサ
生産者:マルケス デ グリニョン
葡萄品種:プティ ベルド

熟成:アリエ産のオーク樽で17ヶ月

花や高貴な木のアロマと共に、熟した果実やリコリス、挽きたての呼称の複雑な香りが広がります。
口に含むとブラックチェリーやカシス、エスプレッソなどの複雑なフレイバーが感じられます。
バランスの良いタンニン、素晴らしい深みを持ち、美しい凝縮感のある余韻が続きます。

                   5,280円(本体価格4,800円)

`11年が「ペニンガイド2,016」で92点、「ヴィノス2015.12」で91点








10年ぶりの再入荷!!
上質なカベルネ ソーヴィニヨンが放つシナモンやタバコ、チョコレートの香り
S−216 2011 Marqués de Griñon Cabernet Sauvignon
マルケス デ グリニョン カベルネ ソーヴィニオン 750ml  
《赤》【フルボディ】
国/地域:スペイン/D.オ。ドミニオ デ バルデプーサ
生産者:マルケス デ グリニョン
葡萄品種:カベルネ ソーヴィニオン
熟成:アリエ産のオーク樽で18ヶ月

カルロス ファルコは、1974 年にカスティーリャ ラ マンチャで最初にカベルネ ソーヴィニヨンの栽培をスタートしました。
ステンレスタンクで 26〜28 度に温度管理し ながら 10〜18 日間発酵させます。
アリエ産のフレンチオークの樽で 18 ヶ月熟成させま す。濃く深みのある紫色が際立ちます。
グラスからは、上質なカベルネ ソーヴィニヨン が放つブラックチェリーや野生の赤い果実の力強いアロマと一緒に、
シナモンやタバコ、 チョコレートのスパイシーなノートが溢れ出します。
フルボディで、深みのある果実の味 わい。
丸みのあるタンニン。しっかりとした骨格のあるワインです。

                   5,280円(本体価格4,800円)
`11年が「ヴィノス2015.12」90点、「ペニンガイド2016」で93点








10年ぶりの再入荷!!
シラー100%で造ったワインで、挽きたての白胡椒のアロマ、力強い果実の凝縮感があります
S−217 2013 Marqués de Griñon Syrah
マルケス デ グリニョン シラー 750ml 
《赤》【フルボディ】
国/地域:スペイン/D.オ。ドミニオ デ バルデプーサ
生産者:マルケス デ グリニョン
葡萄品種:シラー
熟成:アリエ産のオーク樽で15ヶ月

深い紫色。ブラックベリーのジャムや、スミレの花、カシスや焼きたての白胡椒の複雑なアロマが広がります。
目の詰まったタンニンや、上質な酸も感じられます。
力強い果実の凝縮感があり、ヴェルヴェットのように滑らかな口当たりです。
生き生きとした酸が全体を引き締め、驚くほど豊かで、長い余韻が続きます。

              5,280円(本体価格4,800円)








10年ぶりの再入荷!!
再び注目を集め始めたグラシアーノ100%で造った、洗練されたタンニンとオークフレイバーを持つワイン
S−219 2011 Marqués de Griñon Graciano
マルケス デ グリニョン グラシアーノ 750ml 
《赤》【フルボディ】
国/地域:スペイン/D.オ。ドミニオ デ バルデプーサ
生産者:マルケス デ グリニョン
葡萄品種:グラシアーノ(100%)
熟成:アリエ産のオーク樽で20ヶ月

グラシアーノは、独自の個性を持つと同時にバルデプーサの全てのワインに共通する明確なテロワールのキャラクターがあります。
ヴェルヴェットのような滑らかな口当たり、洗練されたタンニンが、樽熟成によるオーク(非常に軽いロースト)のフレイバーと美しく絡み合います。
さわやかで心地よいオレンジピールの香りと共に、様々な繊細なアロマが感じられます。
ほどよい持続性があり、カカオやグラファイト(黒鉛)のニュアンスが全体を支えています。
今飲んでも十分魅力的ですが、長期熟成可能なポテンシャルを持つワインです。

         6,050円(本体価格5,500円)
`11年が「ヴィノス2015.12」で91点









個々の品種の長所を掛け合わせ、素晴らしいワインに仕上げました
S−53 1999 Dominio de Valdepusa Emeritus
ドミニオ デ バルデプサ エメルテュス 750ml
《赤》【フルボディ】生産地域:トレド
生産者:マルケス デ グリニョン
葡萄品種:カベルネ ソービニオン(51%) シラー(35%) プティ ベルド(14%)

エメリトゥスはラテン語で「価値がある」という意味で、世界的に有名なエノロジスト ミシェル ロランの指導でできたワインです。
葡萄は完全に熟した9月後半の夜間に手摘みします。除梗した後、発酵タンクにて4〜5週間マセラシオンし、フレンチオークの新樽で13ヶ月間熟成します。
その後、約2年間瓶熟をしてから出荷します。
ベールに覆われたような暗いルビーレッド、ブラックチェリーやカシス、ヴァニラ、胡椒の強烈な香り。口中に広がる豊かな果実実と、しなやかなタンニンのバランスが良く、いつまでも残ります。
今でもおいしく飲むことが出来ます。

                    8,800円(本体価格8,000円)

1999年ヴィンテージ、在庫1本です。
S−53は、只今品切れ中(2022年1月4日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。





●ドミニオ エル リンコン El Rincón D.O. ビノス デ マドリッド
エル リンコンは、首都マドリッドから南西に54km、アルデア デル フレスノに位置しています。
1850年よりマンザネド侯爵、後にサントーニャ公爵となったジョセ マンザネドが所有していた土地で、1994年にカルロス ファルコ氏が叔母のマンザネド侯爵夫人、パロマ ファルコから相続しました。
19世紀には100haの畑でガルナッチャおよびティントレラが栽培されていましたが、20世紀中頃に葡萄は引き抜かれてしまいました。
ファルコ氏は2000年から2001年にかけて新たに葡萄の植樹を行いました。
2000年にシラーを8ha、2001年にガルナッチャ1haを植えました。2002年に空調が完備されたセラーを建設しました。
このエル リンコンでもドミニオ デ バルデプーサと同じ哲学に基づいて、土地の持つ個性を尊重し、高い革新性をワイン造りに活かしています。
海抜485mに位置するエル リンコンは地中海性気候の影響を受け、夏と冬の寒暖の差が非常に激しい場所です。
年間の平均気温は12〜16度、年間平均降雨量は450mmです。
酸度の高い土壌(ph5.5)で、表層度は風化花崗岩(石英、長石、ミカ)。
下層土は粘土質の組成になっています。
ドミニオ デ バルデプーサの粘土石灰質の土壌とは対照的で、2つの異なるテロワールがワインにどのような個性を与えているのかを比較するのは非常に興味深いことです。

ドミニオ デ バルデブーサとは対照的な土壌で、テロワールの違いが感じられます
S−214 2014 El Rincón
エル リンコン 750ml  
《赤》【フルボディ】
葡萄品種:シラー90%、グルナッシュ10%
国/地域:スペイン/D.O.ビノス デ マドリッド

葡萄の房や葉に十分な日照が当たるようにキャノピーマネジメントを行います。
また、葡萄畑はドミニオ デ バルデプーサの畑同様、制限灌漑(RDI)、部分灌漑(PRD)、SDI(地中点滴灌漑)など様々な最新の灌漑技術を導入しています。
土中の水分含有量のモニタリングや、葡萄樹の水分ストレスをセンサーを使ってリアルタイムで観察しています。
葡萄の収穫は手摘みで行います。
発酵と醸しは4週間と長めに行います。その後、225Lのアリエ産のフレンチオーク樽で10ヶ月熟成させます。
清澄、濾過をせずにボトリングします。
熟したプラムやスミレ、キャラメルの複雑でエレガントなノートにミネラルや微かにスパイスが混ざるアロマ。
複雑さがあり、素晴らしくバランスが良く、たっぷりの熟した果実、柔らかく深みのあるタンニンが感じられます。

    3,850円(本体価格3,500円)
`10年が「ペニンガイド2015」で91点★★★、「ヴィノス2015.10」で90点