ワインショップ飛附屋・トップスペインワイン・ナバラボデガ イヌリエータ


【BODEGA INURRIETA:ボデガ イヌリエータ】

  

創立・歴史 : 1999 年創立 2001 年にボデガが完成、ファーストリリース
イヌリエータの名称は、アントニオの祖先が約100 年前に葡萄を育てていた土地の名前で、ワインに対する情熱を持っていた祖先への賛辞として選んだ。ワイン造りは、自分達のルーツに戻ることと考えた。
オーナー : アントニオ アントーニャ、ホセ アントニオ アリオーラ、ファン マリ、トマス アントニオ
アントニオ アントーニャは、バンブローナでスーパーマーケットビズネスを展開。ホセ アントニオ アリオーラはスーパーの共同経営者。2003 年にスーパーは売却して、ワインに専念。
醸造責任者 : ケパ 2005 年から勤務。この前は、プエンテ ラ レイナの農協でクリアンサを造っていた。モットーは、「今は理屈で飲むワインが多いが、飲んで楽しいワインを造りたい。」 自身はアルコールを余り飲めない。
栽培責任者 : ルイス フェリペ
ボデガの位置 :牛追い祭りで有名なナバラ州の州都パンプローナから南へ約55km にあるファルセスの郊外にイヌリエータのボデガはある。緑豊かで風が強く風力発電が盛んな地域で、あちこちに強大な風力発電機を見ることが出来る(ナバラ州では電力の67%は風力発電で賄っている)。太陽があり、自然もある「この土地が私のハートを魅了した。」
気候 : 気候は恵まれていて、基本的に乾燥しており、気温も低め。雨は多めだが、風が樹を乾燥する働きを果たしている。また、夏の暑い時の気温を下げる働きもしている。
葡萄園面積 : 200ha 元々がアルガ川だったため、石の多いのが特徴
海抜300mから550mの間の3 つの違った高度にあり、それぞれが違った土壌になっている。高度300〜325mに位置する最も低い畑は、何世紀にも及ぶ堆積によるいびつな丸石のある砂質、石灰質土壌。暖かく水はけのよい土壌は、ワインにエレガンスと洗練をもたらす。
葡萄栽培 : 夏場にはボデガの前を流れるリオアルガ川の水を使い、必要最小限の量を一滴ずつ畑に落とす。作業には、ポルトガルやモロッコからの毎年決まった季節労働者を使っている。
ボデガ : 最新のテクノロジーを備えているため、従業員は僅か26 名
温度と湿度、空調管理システムが完備されたカスク ルーム(樽貯蔵庫)では、5種類の違う樽を使用。3種類のフレンチオーク、2種類のアメリカンオークがある。それぞれ職人の手による違った樽を使うことにより、ワインに合わせて違った樽のニュアンスが得られるようにしている。
酵母 : 赤と白 − 人工酵母 6 種類 酵母別に発酵 ロゼ − 3〜4 種類
評価 : ヒュー ジョンソン「ポケットワインブック」に、ナバラの優良生産者のひとつとして掲載。「ペニンガイド」で高得点。
(2011年5月




「ペニンガイド」
2015年版・・・・
90点(2013年ヴィンテージ)
2016年版・・・・
90点(2014年ヴィンテージ)
2017年版・・・・
92点(2016年ヴィンテージ)


S−116 2022 Mediodia Rosado
メディオディア ロサード 750ml  
《ロゼ》【辛口】 等級 : D.O.ナバラ
生産者 : イヌリエータ
葡萄品種 :ガルナッチャ、その他
熟成 : タンク(シュール リ)4 ヶ月間

メディオディアとは : 『正午』の意味。
醸造 : グルナッシュ100%のキュヴェ カホ(Kajo)のセニエ(液抜き法)で造っています。
ひとつのタンクに40,000kgの葡萄を入れ、5、000〜8,000リットル(年により異なる)のセニエが出来ます。
15度で発酵、澱と共に4ヶ月間寝かせています(シュール リ)。3〜4 種類の酵母を使い、別々に発酵しています。
テイスティングコメント : 紫のニュアンスのある鮮やかなバラ色。花やチェリー、苺の香り。滑らかでソフトな口当たり。バランスがよく、新鮮な味わいです。
輸出担当 ホセのコメント : ロゼはひと言で言うと“喜びのあるワイン。 男性でも女性でも楽しめるし、肉、魚、野菜、バーベーキューからスシまで、あらゆる食べ物にマッチする。
まさにオールマイティー。これほどバライエティー豊富で楽しいワインはないよ。ナバラではとてもポピュラーだ。
仕事を終えて家に帰り、この冷えたロゼを飲めば全てを忘れてしまう。夏の暑い日は冷やして飲みたい。
今日では1月にロゼを買う人もいるが、やはり春から夏に時期が楽しめる。
ロゼにフレッシュさが最も重要。ちなみにD.O.ナバラはセニエしか認められていない。
あまり知られていないがナバラは最高のロゼの産地だよ。
評価 : ヒュー ジョンソン「ポケットワインブック」 『ボデガ・イヌリエータ ナバラ。★★→★★★ (中略) 生き生きとした若飲みのメディオディア。』

                                      1,650円(本体価格1,500円)
★「コンクール インターナショナル モンディアル ド ブリュッセル 2021」金賞
★「チャレンジ インターナショナル デュ ヴァン 2021」金賞
★「コンクール インタナショナル バッカス 2021」金賞





 
華やかなアロマ、シュール リによる、ふくよかな果実味!
S−102 2022 Orchidea Sur Lies 
オルキディア シュール リ 750ml  
《白》【辛口】等級:D.O.ナバラ
葡萄品種:ソーヴィニヨン ブラン

ソーヴィニヨン ブランは冷涼な気候を好むため、ナバラでは栽培するのはとても難しいとされ ていますが、
ボデガ イヌリエータはソーヴィニヨン ブラン 100%のワインで成功したパイオ ニアです。
標高 300m と 350〜380m、400〜440m と 3 つのテロワールの異なる畑の葡萄を使 用し、複数の酵母を用いることが、成功のカギとなっています。
13 度に温度管理したステンレス タンクでゆっくりと発酵させます。
次に、澱と共に 4 ヶ月寝かせ、その間テイスティングして判断 しながら、攪拌します。
その後、0〜4 度で 10 日間酒石を落とします。グリーンの入った麦わら 色。輝きがあり澄んでいます。
とても複雑で強いフローラルなアロマは、次第にパッションフルー ツ、ライム、パイナップル等の熟したトロピカルフルーツへと変わります。
その奥に熟した果実の アロマが絶え間なく続きます。広がりのあるアタック、かすかな甘さとはっきりとしたフルーティ なアロマが広がり、バランスのよい酸に支えられています。
「オルキデア」は、蘭の花の意味です。

                 
1,870円(本体価格1,700円)  

D.O.ナバラの原産地呼称統制委員会が実施するコンクールにて、
ボデガ イ ヌリエータの「オルキデア 2019」が『D.O.ナバラのベスト白ワイン』 に選出されました。
ワインメーカーやソムリエなど計 30 人で構成される審 査員が、150 以上のワインをブラインド・テイスティングし、
赤、白、ロゼ、 ロブレ、クリアンサ、レセルヴァ、甘口ワイン、バリック熟成させた赤白の 9 つのカテゴリーでベストワインが選出されます。

  






リアルワインガイド63号 旨安大賞ワイン
『前回スペインが旨安天国であることを強く印象づけた1本。
このヴィンテージは以前より樽香が控えめで、、ワインを飲み倒した人もたっぷり楽しめる。』

S−107 2018 Navaelus
ナバエルス 750ml  
《赤》【ミディアムボディ】等級:D.O.ナバラ
葡萄品種:カベルネ ソービニヨン(50%)、メルロ(50%)

畑は標高350〜450mに位置し、土壌は粘土質と石灰岩質です。
12ヶ月間オーク樽で熟成させ、その後12ヶ月間瓶熟させていますので、ラベルには表示がありませんが、クリアンサに相当します。
「このワインの葡萄は、ボデガ イヌリエータの自社畑のものですし、醸造もイヌリエータと同じ設備を用いています。
そのため、他の生産者のクリアンサと名乗るワインと比較して、非常に優れていると思います。
しかし、品質レベルとしてはイヌリエータのものよりも一段下です。
ワイン自体は優れているが、イヌリエータとしての品質には満たないため、セカンドラベルとして販売する事にしました。」

                1,430円(本体価格1,300円)  












アメリカンオークで熟成し、パワフルさよりも、柔らかさ、バランスを求めたワイン
S−103 2020 Sur
スール 750ml  
《赤》【フルボディ】等級:D.O.ナバラ
葡萄品種:ガルナッチャ(45%)、グラシアーノ(30%)、テンプラニーリョ(25%)

70%フレンチオーク、30%アメリカンオークを使用しています。
輝きのある濃い赤。花(スミレ)や赤い果実(チェリー)の混ざり合った香り。バニラとココアの香りが少し感じられます。
グリセリン、ふくよかさがあり、生き生きとしてわくわくするようなワイン。
素晴らしいバランスを持ったワインを造り出す為に、注意深いマセラシオンによって得られたそれぞれの品種のタンニンが、バランス良く混ざり合っています。

                
1,650円(本体価格1,500円) 

 



「これは本当に素晴らしいワイン。・・・旨安を代表するようなワインで、全てのバランスがよく、誰もが美味しいと感じるもの。」
              
※「リアルワインガイド」掲載は、2009VT です。






ボルドー品種をメインに、フレンチオークで熟成させています
S−104 2018 Norte
ノルテ 750ml   

《赤》【フルボディ】等級:D.O.ナバラ
葡萄品種:メルロ(60%)、カベルネ・ソーヴィニヨン(40%)

5ヶ月樽で熟成しており、樽は75%がフレンチオーク、25%がアメリカンオークを使用しています。
明るいルビーレッド。熟した果実の表れ、ブラックベリーやブルーベリーといった黒い果実の熟した香りは、次第にスパイシーになって行きます。
果実味の下から軽くスモーキーな香りが感じられます。
力強いアタックとたっぷりのボリューム、粘性があり、丸く熟しすぎないタンニンがあります。
塩漬けハム、白身肉のシチュー、ローストや網焼きや煮込んだ赤身肉に良く合います。

                  1,540円(本体価格1,400円)  

テイスティングコメント2004年(インポーター情報)2008/2/5試飲
色合い・・・しっかり色づいた紫色、エッジに若干熟成の始まりを感じさせるエンジ色がある。
香り・・・・・抜栓すぐは葉巻、茎っぽいアロマ。数時間後には黒スグリ、カシス、スミレのアロマ。スワリングすると樽由来のバニラがほのかに香り、ローズマリー、ハッカ、しめった落ち葉の香り。
味わい・・・青みを感じるアロマに反して、タンニン、酸ともに柔らかい。スケール自体は小ぶりながらもバランスよくまとまっている。
14.5%という数字ほどの突出したアルコール感はなくあくまでしなやか、丸みのある味わい。バランス、柔らかさはサンテミリオンの3,000円クラスにも見劣りしない。
マリアージュ・・・きんぴらごぼう、ロールキャベツ、ハーブを利かせた鶏肉のトマトソース煮。








リアルワインガイド2018冬 
旨安大賞に選ばれました!

海抜400mの畑の、イヌリエータで栽培する5種類全ての黒葡萄を使っています
S−196 2019 Cuatrocientos Crianza
クアトロシエントス クリアンサ 750ml  

《赤》【フルボディ】等級:D.O.ナバラ
葡萄品種:カベルネ ソーヴィニヨン、メルロー、シラー、他

「クアトロシエントス」とは400の意味で、
葡萄を海抜400mの畑から収穫していることを意味します。
14ヶ月樽熟成で、60%フレンチオーク、40%アメリカンオークを使用しています。
赤いベリー系の果実、スパイスがバランス良く混ざり合ったエレガントな香りです。
熟したタンニンから来る優しい甘さがあります。
余韻は長く、何時までも飲み続けたくなるようなベルヴェットを思わせる口当たりです。

    2,200円(本体価格2,000円)





      
【同紙“旨安賞”を獲得したワイン】
左から
2014 コート デュ ルション マ ラ カーブ
2016 ロッソ トスカーナ
2016 イムリ ネグロアマーロ
2014 オペラ モンフェッラート ロッソ



  

若すぎないガルナッチャを造りたいと考え、樹齢が上がるまで 15 年間待ち、誕生したワインです。
2015 年がファーストヴィン テージです。丘に広がるガルナッチャ 25ha の内、区画の上部 の部分の葡萄を使用しています。
上部にあるため表土が浅く、房 が小さくなります。土壌は石灰質粘土です。
ガルナッチャはナバラではブレンドに使われることの多いですが、 このワインはガルナッチャ 100%で造りました。
ワイン名は大事に育てると いう意味を持つ mimado(ミマド)が転じて「ミマオ」という名にしました。
15 年間、まるで赤ちゃんを育てるかのように特別なケアをして育てたガル ナッチャで造る、イヌリエータ渾身のワインです。

  
S−233 2021 Mimaò
ミマオ 750ml  
《赤》【フルボディ】等級:D.O.
葡萄品種:ガルナッチャ
熟成:フレンチオーク樽(新樽ではない)で7ヶ月

発酵前に 5 度で 8 日間、コールドマセラシオンを行います。
その後、ステンレスタンクで 発酵を行います。
マロラクティック発酵と熟成はフレンチオーク樽(オルキデア キュヴェ に使った樽で、新樽ではない)で行います。
熟成は 7 ヶ月です。
花や果実のアロマの中に かすかにミネラルの要素が感じられます。
口に含むと非常に生き生きとしています。よく 熟していますが、同時にとてもフレッシュ。
なめらかで深みがあります。長い余韻の中に、 ミネラルや熟したガルナッチャの果実味を感じます。

     2,860円(本体価格2,600円)









イヌリエータのフラッグシップワインで、24ヶ月瓶熟させているので、市場に出たらすぐに楽しめます
S−106 2016 Altos de Inurrieta Reserva
アルトス デ イヌリエータ リセルバ 750ml  

《赤》【フルボディ】等級:D.O.ナバラ
葡萄品種:メルロ(50%)、カベルネ・ソーヴィニヨン(50%)


イヌリエータが所有する最も標高の高い傾斜地の厳選した葡萄を使って造られています。
15ヶ月フレンチオークにて熟成しています。
ルビーレッドに縁取られた濃いチェリーレッド。熟した赤い実の果実のアロマの下にミネラル、たばこ、レザー(皮)の香りがあります。
エレガント、熟したタンニンが口の中を包み込み、ふくよかな味わいです。
洗練されて心地よい、絹のようなフィニッシュが感じられます。

                 
 3,520円(本体価格3,200円)  








スペイン ナバラ州で傑出したソーヴィニヨン ブラン100%のワインを生み出す、唯一無二の生産者
★Concours Mundial du Sauvignon Blanc 2019で金賞受賞
S−124 2018 Orchidea Cuvée
オルキデア キュヴェ 750ml  
《白》【辛口】等級:D.O.ナバラ
葡萄品種:ソービニヨン ブラン(100%)
葡萄園面積:23ha
熟成:フランス産オーク樽8 ヶ月間(シュール リ)

畑は通常のオルキデアよりも標高が高く、頼さんの高い葡萄を使っています。
熟成はフレンチオークのバリックで8ヶ月行います。
澱と寝かせて、バトナージュします。
頻度は、1ヶ月目は1日1回→2ヶ月目は週に3回→その後は週に1回と、減らしていきます。
マロラクティック発酵はさせていません。
繊細なソーヴィニヨン ブランと樽熟成による風味が融合しています。
緑がかった黄色。
トロピカルフルーツやリンゴのアロマ、さらに蜂蜜やバニラの繊細な香りがあります。
肉付きが良く官能的で、しかもフレッシュな酸があります。


                        2,640円(本体価格2,400円)








S−141 2005 Laderas de Inurrieta
ラデラス デ イヌリエータ 750ml  
《赤》【フルボディ】
等級:D.O.ナバラ
生産者:ボデガス イヌリエータ
葡萄品種:グラシアーノ(100%)
熟成:アメリカ産新樽13 ヵ月間

「ラデラ」とは、『山の斜面』の意味。イヌリエータの斜面の葡萄畑に植えられた葡萄は、生き残るために地中へ深く根を張ります。
このことが葡萄樹の個性と魅力のポイントとなります。誇り高く、気難しく、複雑で、魅力的。それは、このワインの特質でもあります。
グラシアーノは、エブロ川の北側、リオハやナバラの土着品種で、100%使ったワインは生産量も限られています。
フルーティさを与える人工酵母を使っています。
13 ヶ月間アメリカ産の新樽で熟成しています。フィルターは通していません。
‘05 年はグラシアーノにとって素晴らしいヴィンテージでした。濃い色。充分に熟した葡萄と樽の香りが特徴的です。
一体となった酸が、圧倒的なボリューム感をもたらす香りの表れを強めています。オーク樽からのトーストの香りは控えめで、一方果実と新鮮さが主に感じられます。
ほのかにリキュールを感じさせる、長く生き生きとしたフィニッシュがあります
’05 年が「ムンドゥス ヴィニ2008」で金賞、「ブリュッセル コンクール モンディアル2009」で銀賞。「ペニンガイド2010」で90 点。

                                4,400円(本体価格4,000円)