ボデガス・ラ・カーニャは、ホルフェ・オルドネスと協力者により2008年に設立されました。ワイナリーは、ヴィラノヴァ・デ・アロウサの町の水辺に近接するD.O.リアス・バイシャスの最北部にあるサルネスの谷に位置しています。
畑は、シサン・リバドゥビアに位置し、25ヘクタールを所有し、サルネスの谷において小規模の区画の間に区分けされています。区画は0.08ヘクタール以下のものもあります。
区画が小規模なため、それぞれの木の独特の性質を見分けることが可能になります。
畑は標高3km以下に位置しています。すべての畑は、この地域の伝統の棚仕立てで1990年に植え付けされました。これらのブドウは、1990年以降に植え付けされたものよりも収量が低く、ヘクタール当り約6トンです。
土壌は非常に痩せています。ほとんどが分解された花こう岩に由来する砂で構成されており、その成分のため、酸度が非常に高いです。
畑は米国のマサチューセッツと同緯度にあるものの、リアス・バイシャスの海岸線に沿った南北方向を流れるメキシコ湾流の影響を受けるため、気候は穏やかなほうです。
この地域では降水量は少なく降雪は見られず、気温が温暖なため、アルバニーニョ種のブドウの栽培が可能になります。
1980年代末にアルバニーニョを生産するワイナリーは5箇所のみでした。ホルフェ・オルドネスはアルバニーニョを輸出した先駆者です。
当時スペイン産の高品質の白ワインがなかったため、直ちに成功を収めました。その後何年にもわたり、ワイン市場の競争は激化しましたが、ホルフェ・オルドネスは最良のアルバニーニョの生産において常にリーダーの地位を保っています。
醸造・栽培家はニュージーランド出身のアリステア・ガードナーで、最新技術を駆使したラ・カーニャのワイン製造を行い、アルバリーニョの品種とテロワールの最高の表現を引き出しました。
２０１２ Ｌａ Ｃａｎａ
ラ カーニャ ７５０ｍｌ
《白》【辛口】
D.O. リアス・バイシャス
品種：アルバリーニョの古樹100%
醸造：シュール・リー製法で熟成され、一部はステンレスタンクで、残りは大型フレンチオーク樽で発酵されます。
生産者元詰め。
生産量：4,300 ケース
２，９７０円（本体価格２，７００円）
★パーカーポイント89点 ワイン・アドヴォケート203号2012年10月 （2011ヴィンテージ）
白桃、ライチの実、春の花々がグラスから溢れ出すアルバリーニョの古樹100%のワイン。2011ラ・カーニャは比較的若い2008年に設立されたワイナリー。ミディアム・ボディのエレガントな味わいで、節度を保ったアルバリーニョ。ステンレスタンクと大型フレンチオーク樽で発酵させた辛口の白で、素晴らしい質感と長さがある。
★ステファン・タンザーズ インターナショナル・ワイン・セラー91点 2012年9月 （2011ヴィンテージ）
軽やかな黄色。溢れ出すアロマからタンジェリン、メロン、桃の種、白い花々が表れる。そしてエキゾチックなレモングラスが空気にのって広がる。辛口で骨格のある味わいで、快活な柑橘系の果実と、蜜の風味、引き締まったミネラルが感じられる。フィニッシュは感動的な躍動感があり、チョークを感じるミネラルとスパイスが表れる。
ごめんなさい、只今品切れ中（２０２１年１２月１１日）です。ありがとうございました。
