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【Château Mondésir:シャトー モンデジール】

1988年にシャトー オー マルビュゼで始めて収穫を手伝ったマルク バスケは、収穫作業の最後に「ここに居たい!」とオーナーのアンリ  デュボスクに願い出た所、セラーに雇われることとなりました。もともと「この仕事をすると幸せになれると常に思っていた。」という彼は、以前はフリーの写真家でしたが、ワイン造りが天職だったのでしょう。たった2年ほどの経験を積み、いくつものシャトーを見て回り、「ボルドー・スペリオーレよりはっきりしたワインを造りたかった。」と、ついに1990年にシャトー モンデジール ガザン 11haを購入しました。「ここのテロワールでは、アルコールの豊かなワインが出来るので`92年以降一度もメルロには補糖していない。」と言い、自分のワインに凝縮感とフィネスを求めています。「もしここ以外でワイン造りが出来るならコート ロティがいいなぁ・・・。」と話す彼からは、ひしひしとワイン造りの夢や意欲が伝わってきます。`91年を初ヴィンテージとして自分のワインを作り始めたパスケは、最近フロンサックに新しく3haを加え、全体で14haになりました。この畑はフロンサックのとても良い畑で、彼は「この地域で特別にみられるマルベックは、とてもここのテロワールにあう品種・・・。」と言い、50%マルベックに植え替えています。彼のセラーは規模こそ小さいけれど、重力に逆らわずに収穫した葡萄やモストを扱えるように、とても機能的で、清潔さが感じられます。「ルヴュ デュ ヴァン ド フランス」では、既に`98年が5つ星(満点)、`99年が4〜5つ星の評価がつけられています。

《ブルターニュでキャビネット造りをしている一家に生まれた40歳のフリーの写真家は、プルミエ コート ド ボルドーのワイン生産者の一人になりました。1988年に彼は妻と共にパリを離れ、ワイン栽培の新生活を始めました。彼がワインを好きになったきっかけは、シャトー オー マルビュゼです。1年半の間、彼はアンリ デュボスク(オー マルビュゼのオーナー)のセラーで働きました。ワイン造りを学んでいた彼は、1990年にシャトー モンデジール ガザンの11haを購入しました。「私はこの仕事をすると幸せになると常に思っていた。それが真実となった。」と彼は言います。彼にはこの仕事が天職であり、“大地・自然”と芸術の二つの性格に合っています。彼は自分のワインに凝縮感とフィネスを探し求めています。2001年6月に「ルヴュ デュ ヴァン ド フランス」で2つの引用があった後、世界中から電話が来ました。しかし彼は価格をキープすることで“マルク パスケは価格について話のわかる分別のある人”であることを彼の基盤としています。彼は真のワイン愛好家の為に、価格に対して素晴らしい品質のものを造り続けたいと思っています。「ルヴュ デュ ヴァン ド フランス9月号」『ポートレイト(肖像)』より抜粋》

  
セラーの隣に位置するガザンの畑。主にメルロを栽培しており、南向きの斜面になっています。

ボルドーでは12ヶ月前後の樽熟成が一般的ですが、マルク パスケの最大の特徴は、上級ワインは樽で20〜24ヶ月熟成(ブライ コート ド ボルドーは12ヶ月)
させることです。
その理由は、熟成させる中で、12ヶ月目頃にピークに達し、そこを過ぎると、樽の個性が和らぎ、ワインと調和していくため、自分が求めている、樽の風味が強すぎずバランスの良い仕上がりになると
マルク パスケは考えているからです。
さらに、「よりワインがクリアになり、フィルター、コラージュの必要が無くなる。」とマルク パスケは語ります。

マルベックへのこだわりと情熱
マルベックにこだわりを見せるマルクに理由を訊いてみたところ、「私がマルベックを選んだのではなく、土壌がマルベックを選んだ」 と語ってくれました。
マルベックは、ボルドーで古くから植えられていた 伝統的な品種でしたが、 フィロキセラ禍によって壊滅的な被害を受け たことにより、栽培面積が激減してしまいました 。
「マルベックはメルロよりも難しい品種です。メルロは多くの場所で育ちますが、マルベックは最適な場所を見つけてあげなくては ならないからです」
マルベックは気温が暑い年でも酸をキープしてくれるため、温暖化 の 解決策であり 、 将 来的にとても大切な品種になる と考えています。
カオールのマルベックと比較すると、スパイシ ー なアロマがあり、色も濃く、酸がしっかりとしてい ますが、 アルコールは高くなりすぎ ない特徴があります 。


FC−296 2018 Château Mondésir Gazin Blanc
シャトー モンデジール ガザン ブラン 750ml  
《白》【辛口】
生産者:マルク・パスケ 
葡萄品種:セミヨン、ソーヴィニヨン ブラン

収穫はすべて手摘みで行います。収穫した葡萄は除梗せず、全房圧搾します。
アルコール発酵前のスキンコンタクトは行いません。空気圧プレスで2時間半かけてゆっくりと圧搾します。
発酵は品種ごとにコンクリートタンクで18度の低温に保ちながら行います。
その後、400Lのフレンチオーク樽に移し、9ヶ月(新樽15%)熟成させます。
アロマティックなソーヴィニヨン ブランの香りが強く出すぎないよう、セミヨンをブレンドすることでバランスを取っています。   
造り手のマルク パスケ曰く、「このワインはフルーツよりも花のアロマの印象が強い。」とのこと。
酸、果実味、ボディのバランスが素晴らしく、樽の要素はとても上品でエレガントです。

       2,750円(本体価格2,500円)











メルロ100%をコンクリートタンクで熟成させたスタンダード キュヴェ
FB−172 2017 Château Mondésir

シャトー モンデジール 750ml  
《赤》【フルボディ】生産者:マルク・パスケ 葡萄園面積:7.5ha
平均樹齢:15〜20年 葡萄品種:メルロ(100%)

シャトー モンデジール ガザンのセカンド ワインです。
畑はモンデジールで、粘土質石灰岩土壌です。南、南西向きの斜面にあります。
若い樹齢の葡萄を使っています。100%除梗します。発酵はステンレスタンクで行います。
ゆっくりと長く発酵が進むように、温度コントロールをします。発酵終了後(およそ15日後)、さらに15日もしくはそれ以上マセラシオンし、プレスします。
コンクリートタンクで18ヶ月熟成させます。
コンクリートタンクは、温度変化が少ない点で優れています。
綺麗な赤紫色、熟したベリーフルーツの香り、なめらかですがしっかりとしたタンニンが口中に広がります。
風味豊かでバランスのとれたワインです。熟成を待たずに楽しむことが出来ます。香りも果実味のボリュームもたっぷり。
集約があり酸もしっかりしています。素晴らしい味わいです。タンニンは攻撃的ではありません。

               2,200円(本体価格2,000円)   

A.O.C.ブライ コート ド ボルドーに位置する、砂質、粘土石灰質、砂利など土壌が異なるエリアの葡萄をブレンドして造られます。
フルーティで飲みやすいスタイルを目指しています。

FB−172は、只今品切れ中(2023年12月15日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。



○モンデジール 0.70h a
シャトーの すぐ横 に位置する 畑 です。 粘土質石灰岩土壌で、南、南西向きの斜面にあります。
スタンダードクラスのシャトー モンデジール( FB 17 2 )は、この畑からのメルロを主体として 他の 畑 の メルロを ブレンド しています 。
このワインは、弊社で輸入しているボルドーワインの中でも、約 20 年もの間多くのお客様からご好評をいただき続けている稀有な存在です。
スタンダードクラスだからといって妥協することなく、一貫して有機栽培で管理しています。









シャトー デュ セードルのパスカルにも相談し、マルベック100%で造りました
FC−392 2016 Château Mondésir Gazin Blaye Bardon
シャトー モンデジール ガザン ブライ バルドン 750ml  
《赤》【フルボディ】等級:A.O.C.ブライ
生産者:マルク パスケ
葡萄品種:マルベック
オーガニック認証:ABマーク、ユーロリーフ 

「バルドン」の畑は全部で3haあり、マルベックとメルロを50%ずつ栽培しています。
このワインはその畑のマルベックだけを使って造られています。
土壌は粘土石灰質で、西向きの斜面に位置しています。
植密度は7,500本/ha、
皮が厚くタンニンが強いため、普段はブレンド用に使われることが多いマルベックですが、
このワインはあえて100%マルベックで造りました。
2014年がファーストヴィンテージになります。
収穫した葡萄は100%除梗します。
発酵はステンレスタンクで30度を超えないように温度コントロールしながら行います。
その後、フレンチオーク樽で20ヶ月熟成(新樽比率50%)させています。
「ボルドーだからピュアで繊細なマルベックが育つと思った。
将来的にはアルゼンチンやカオールと戦えるようなマルベックにしたい。
苗木選びの際には、カオールのスター、シャトー デュ セードルのパスカルに相談したんだよ!」
と語る造り手のマルク パスケ氏。

                         5,060円(本体価格4,600円)








シャトー デュ セードルのパスカルにも相談し、マルベック100%で造りました
FC−111 2014 Château Mondésir Gazin Blaye Bardon
シャトー モンデジール ガザン ブライ バルドン 750ml  
《赤》【フルボディ】等級:A.O.C.ブライ
生産者:マルク パスケ
葡萄品種:マルベック
オーガニック認証:ABマーク、ユーロリーフ 

「バルドン」の畑は全部で3haあり、マルベックとメルロを50%ずつ栽培しています。
このワインはその畑のマルベックだけを使って造られています。
土壌は粘土石灰質で、西向きの斜面に位置しています。
植密度は7,500本/ha、
皮が厚くタンニンが強いため、普段はブレンド用に使われることが多いマルベックですが、
このワインはあえて100%マルベックで造りました。
2014年がファーストヴィンテージになります。
収穫した葡萄は100%除梗します。
発酵はステンレスタンクで30度を超えないように温度コントロールしながら行います。
その後、フレンチオーク樽で20ヶ月熟成(新樽比率50%)させています。
「ボルドーだからピュアで繊細なマルベックが育つと思った。
将来的にはアルゼンチンやカオールと戦えるようなマルベックにしたい。
苗木選びの際には、カオールのスター、シャトー デュ セードルのパスカルに相談したんだよ!」
と語る造り手のマルク パスケ氏。

                         4,400円(本体価格4,000円)
FC−111は、只今品切れ中(2024年3月28日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。

モンデジール ガザンと異なる点は、限定された箇所のエリアから、最も樹齢の高い葡萄を使用し、収量制限も厳しく行います。
くわえて、樽熟成期間も長いです。集約感がありパワフルなスタイル。


○バルドン 3ha
マルク パスケの所有する中で、特に素晴らしい 葡萄が収穫 出来る畑です。 なだらかな斜面になっているため水はけが 良く 、収穫前に雨が降っても影響は最小限に抑えられます。
木に囲まれ ており、 鳥が畑の虫を食べてくれ ます。 土壌は 粘土 石灰質で貝殻の化石も見受けられます。 2000 年 に 植樹 しました( 19 年樹齢 )。
ほとんど マルベック ですが、 丘の低い場所 に メルロも 少し植えています。
全ての畝に草をはやしてしまうとバランスが崩れると考えている ため、 1 列 おき に調整しています 。
植密度は 7400 本 /ha と高 く、 これにより根が競争するため葡萄樹 1 本あたりの収量が制限され、凝縮された葡萄が得られ ます 。







A.O.C.ブライ コート ド ボルドーに位置する、砂質、粘土石灰質、砂利など土壌が異なるエリアの葡萄をブレンドして造られます。
フルーティで飲みやすいスタイルを目指しています。

FB−697 2017 Château Mondésir Gazin
シャトー モンデジール ガザン 750ml  
《赤》【フルボディ】A.O.C.:ブライ コート ド ボルドー
生産者:マルク・パスケ 
葡萄品種:メルロ、マルベック
メルロは20年樹齢、マルベックは15〜30年樹齢です。
豊かな果実味に、ほどよい樽からのバニラ香、エキス分が加わり、
しっかりとした造りが感じられます。
とても心地よく調和の取れたワインで、お買い得と言えましょう。

            2,970円(本体価格2,700円)

FB−697は、只今品切れ中(2022年12月24日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。






○ガザン 5.0ha
マルク パスケは、「 この畑に立てば、 20 年前私がこの土地を買った理由が分かるでしょう。川に近い南向きの斜面で、潜在力は計り知れません 」と語ります。
下部の平地の葡萄は主にスタンダードクラスに使用しています。 粘土石灰質土壌で 母岩は深 く、葡萄の平均樹齢は 50 年です。
栽培されているのは 主にメルロで、一部 に マルベック も植えられています 。
地中での根の競争を高めるため、 一列ごとに草を生やしており、土の掘り返しを行ってい ます 。








モンデジール ガザンと異なる点は、最も樹齢の高い葡萄を使用し、収穫制限も厳しく行います。
加えて、熟成期間も長いです。集約感がありパワフルなスタイル

FB−593 2011 Château Mondésir Gazin Blaye
シャトー モンデジール ガザン ブライ 750ml  
《赤》【フルボディ】A.O.C.:ブライ
生産者:マルク・パスケ 
葡萄品種:メルロ(65%)、マルベック(35%)
熟成:バリックで20ヶ月
オーガニック認証:ABマーク

18〜20ヶ月樽1/3審樽で熟成しています。
色濃く、しっかりと凝縮しており、飲み応え抜群です。
また、熟成により、渋みも少しずつ柔らかくなりつつあります。
デキャンティングするとさらに美味しく頂けると思います。、

      3,850円(本体価格3,500円)

モンデジール ガザンと異なる点は、限定された箇所のエリアから、最も樹齢の高い葡萄を使用し、収量制限も厳しく行います。
くわえて、樽熟成期間も長いです。集約感がありパワフルなスタイル。









畑の表面は、30〜40cmの土があり、その下は石灰岩です。
葡萄の根が石灰岩まで伸びる為、ガザンよりも酸を持ったワインになります。
表面は水はけが良く、石灰岩は保水力がある為、葡萄は必要なときに水を得ることが出来ます。

FC−977 2012 Haut Mondésir
オー モンデジール 750ml  
赤》【フルボディ】A.O.C.:コート ド ブール
生産者:マルク・パスケ 
葡萄品種:メルロ(80%)、マルベック(20%)
熟成:樽(50%新樽)で18〜20ヶ月

ひとつの房に2〜3房のみ残します。
収穫は手で行い、収穫量は40hl/haに押さえています。
コンクリートタンクで発酵し、18〜20ヶ月樽熟成(50%新樽)します。
心地よい香り、しっかりとしてしかも滑らかなタンニンがあり、エレガントな味わいです。

      3,960円(本体価格3,600円)


畑の表面は30〜40cmの土があり、その下は石灰岩です。
葡萄の根が石灰岩まで伸びるため、ガザンより酸を持ったワインになります。
表面は水はけが良く、石灰岩は保水力があるため、葡萄は必要なときに水を得ることが出来ます。



○シャンタル ウェット( オー モンデジール 1.8ha
丘の頂上にある畑で、 表土 が 30 40 cm と 薄いため、母岩が地表に近 く 下層土の石灰岩に根が触れ ています。
畑は南北を向いて おり、これらの特徴により出来上がるワインは酸とミネラル感のあるものとなります。 平均樹齢 は 25 30 年 で、 植樹されている葡萄は 90メルロ、 10 %マルベック です 。
マルベックは古いもので樹齢 40 50 年のもの もあります 。樹と樹の間は1 m で、植密度は 5,500 本 /ha です。枝は幹に近いものを残し、一つの枝に2 、 3 房のみ残します。
このエリアはジロンド川から 来る 風によって葉についた水分を吹き飛ばすことができ 、 霜害を防げる といった利点があります 。
2019 年の 5 月、コート ドブールの 1 000 ha もの範囲に霜害による被害が及びましたが、この畑には被害がありませんでした。