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シャンパーニュ地方で1704年から葡萄栽培とネゴシアンの事業を営む家に生まれたブルーノ・パイヤールは、1981年に独自のシャンパーニュ・メゾンを設立しました。
創立当初からドザージュの最も低いシャンパーニュ・メゾンの１つとして知られ、現在、総面積34.2ヘクタールの畑（うち16.8ヘクタールがグラン・クリュとプルミエクリュ）を所有し、ワイン作りに必要な葡萄の半分以上を自社畑で賄っています。
独立した家族経営のメゾンとして生産工程の全段階に厳格な品質管理体制を敷き、ピュアでエレガントな味わいの個性的なシャンパーニュを次々と生み出しています。
2007年からは、娘のアリスが加わり、パイヤール家の冒険を引き継ぐ決意をしてくれました。
初年度より葡萄栽培から醸造に至るまでの一連の仕事を経験し、翌年から4年間に渡り輸出先の開拓を手掛け、今やブルーノ・パイヤールの共同経営者として父と共にメゾンの経営を担っています。
ブルーノ・パイヤールのシャンパーニュは、ゆっくりと長い時間をかけて丁寧に行う有機栽培で培われた最高の畑で採れるシャルドネ、ピノ・ムニエ、ピノ・ノワールの一番搾り果汁だけを使用して造られます。
毎年畑ごとに個別醸造し、テイスティングでその年最も出来の良い畑のワインを入念に見極め、最終ブレンド比率を決めます。
マルチ・ヴィンテージは、1985ヴィンテージをベースとするリザーブワインを最高50％までブレンドすることで、毎年一貫した品質を維持しています。
全てドザージュを最小限に抑えたエクストラ・ブリュットで、最もピュアなシャンパーニュの味わいを追求し、法定熟成期間の2〜4倍の時間をかけて長期熟成させています。
飲み頃を一目で判断出来るよう、デゴルジュマンの日付を全てのボトルに明記した最初のメゾンでもあります。
■ブルーノ・パイヤールの特徴■
1．一番搾りの果汁のみを使用 （葡萄1kgあたり500ml）
2．畑の区画ごとに個別醸造 （個別に仕込むことでブレンド選定がより緻密に）
3．法定期間の2〜4倍の長期シュールリー熟成による濃厚で繊細な味わい
4．全てエクストラ・ブリュット（極辛口）でドザージュを厳しく制限
5．全ボトルにデゴルジュマンの日付を表示
■デゴルジュマンから始まるシャンパーニュの進化■
デゴルジュマン（澱抜き）とは、長期瓶内二次発酵で生じた澱を除去する作業です。8〜10日間瓶を逆さに固定し瓶口付近に集めた澱を-25℃で部分冷凍し取り除きます。
この時、ボトルを開けることで少量の炭素ガスが失われて酸素が入り、ワインは次第に酸化していくため、飲み頃を判断する上でデゴルジュマンの日付が非常に重要な情報となります。
デゴルジュマンは、シャンパーニュにとって外科手術のようなもので、施した後はセラーでしっかり休ませ回復させる必要があります。
ブルーノ・パイヤールのシャンパーニュは、短いもので5か月、長いもので12〜18か月間程休ませます。
デゴルジュマン後から始まる新たな熟成で、ワインは次のような段階を経て成長していきます。
第１段階：新鮮な果実のアロマ
第２段階：花の香りを感じさせるブーケ
第３段階：複雑なスパイスの香り
第４段階：トーストのような香ばしい香り
第５段階：砂糖漬けの果実の香り
年とともに様々な香りのニュアンスが累積され層を成してゆくことで、ワインは複雑味を増してゆきます。色合いは濃さを増していきますが、繊細でキメ細やかな泡沫を維持します。
シャンパーニュは時間がたっても熟成しないと言われていますが、偉大なシャンパーニュは、時間とともに成長していきます。
フルーティでフレッシュな味わいも美味ですが、熟成したシャンパーニュの味わいもまた格別です。
■自然環境に配慮した自然農法■
シャンパーニュは極めて多様性に富み、様々なテロワールやクリュが独自の個性を備えています。
この多様性を1つのワインに集積させることは、画家が絵具の素材を丹念に選定してゆく作業に似ています。
メゾン設立当初から信頼のおける葡萄農家が育てた葡萄だけを使い続けると共に、自社畑の栽培区画を入念に選定しています。
1つの村の特色ばかりを際立たせるのではなく、様々なテロワールを模索することで個性的な表現を生み出し、明確なビジョンの下にワインを作っています。
ル・メニル・シュール・オジェ、オジェ、キュミエール、ヴェルズネイなど、シャンパーニュでも名だたるグラン・クリュを含む総面積34.2ヘクタールに及ぶ100区画以上の畑は、それぞれ独自のテロワールを有しています。
収穫期には、厳選された40以上のクリュから収穫された葡萄が畑に最も近い圧搾所で搾汁され、メゾンに運ばれます。
最終的なブレンド比率は、その年々の判断に任されます。
マシュー・パングレ率いる栽培班は、手作業で畑を耕作し、被覆作物を植え、個々の栽培区画の地質学的分析と有機栽培のアプローチに基づいた自然農法を採用しています。
現時点で第三者機関からの認定は受けていませんが、パイヤールの自社畑は、実質全て有機栽培です。
〜Ｌｅ Ｍｅｓｎｉｌ Ｃｏｔｅａｕｘ Ｃｈａｍｐｅｎｏｉｓ Ｂｒｕｎｏ Ｐａｉｌｌａｒｄ〜
シャンパーニュ・メゾン、ブルーノ・パーヤールが年間わずか2樽のみしか生産していないスティルワインです。
このコトー・シャンプノワはコート・デ・ブランの最も偉大なグランクリュ、ル・メニル・シュール・オジェのシャルドネを100％使用した非常に貴重な逸品です。
メゾン・ブルーノ・パーヤールではテロワールとブドウ本来の特徴を引き出しながら、メゾンの求める「上品さ」・「複雑さ」・「ミネラル感」の3つのバランスが整っている食事に良く合うワインを目指しています。
シャンパーニュ地方のテロワールにプライドを持ち、そしてその品質をより高める事を常に追求しています。
彼が造り上げるワインは、世界中のワイン評論家や愛好者、そして一般の消費者を魅了し続けています。
常に最高品質なワインを造り上げるのは彼のブドウ栽培と醸造に対する強い信念によるものです。
揺るぎない情熱と信念がこのコトー・シャンプノワの上品で落ち着きがありながらも活動的でエネルギー溢れるワインを造り出します。
ル・メニルではブドウの生育が始まる前に行われる土壌の掘り起こしが最高品質のブドウを確保するための始まりとなります。
このことは非常に長い時間と労働力を掛けて取り組む作業ですが、その努力によって通常水平に伸びる根を垂直に誘導・躾けをしていきます。
深くなるほど土壌のミネラル分をより吸い上げる事が可能です。
（２０１４年１２月９日）
Ｎ．Ｖ． Ｂｒｕｎｏ Ｐａｉｌｌａｒｄ Ｂｒｕｔ Ｐｒｅｍｉｅｒｅ Ｃｕｖｅｅ
ブルーノ パイヤール ブリュット プレミエール キュヴェ ７５０ｍｌ
《白》【辛口】 生産者：ブルーノ パイヤール
葡萄品種：ピノ・ノワール（45％）、シャルドネ（33％）、ピノ・ムニエ（22％）
32のクリュから厳選された葡萄の一番搾りだけをブレンドして作る、極めて個性的なスタイルのシャンパーニュです。
ブルーノ・パイヤールのスタイルを代表する看板商品であり、
1985年から続く30ヴィンテージのリザーブワインを30〜50％ブレンドすることにより、ヴィンテージの良し悪しに関わらず毎年最高の品質を維持しています。
■テクニカル情報■ 品種：ピノ・ノワール45％、シャルドネ33％、ピノ・ムニエ22％ ドザージュ：5g/Ｌ 畑：32のクリュから毎年厳選
アルコール：12％ 醸造：一番搾りの果汁のみ使用。品種・区画ごとに個別醸造（22％は小型のバリックで樽発酵）。
発酵具合を見て、リザーブワインを30〜50％ブレンド。
3年間シュールリー熟成させ、デゴルジュマン後6ヶ月セラー熟成。
■相性料理■ 繊細な味付けの和食、スパイシーなタイ料理、インド料理などと最高の相性 サーブの適温：8℃
■コメント■ 麦わらを思わせる淡い黄金色に、繊細で細やかな気泡。第一アロマはシャルドネ由来のライム、グレープフルーツ等の柑橘系果実の香り。
その後ピノ・ノワール由来のスグリの実、キイチゴ、モレロチェリー等の赤果実の香りが表れ、
時間が経つにつれて、グラスの中でピノ・ムニエ由来のパイナップルの砂糖漬けのようなエキゾチックな香りに発展してゆきます。
生き生きとハリのあるアタック。赤スグリのゼリーや黒果実を思わせる豊かな果実味に溢れ、余韻の長いピュアで上品な後味がどこまでも広がります。
７，１５０円（本体価格６，５００円）
ごめんなさい、只今品切れ中（２０２２年６月１８日）です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。
★パーカーポイント92+点 #242 2019年5月1日 (澱抜き：2018年5月 / 飲み頃：2018-2033年）
2018年5月に澱抜きされたこのプルミエール・キュヴェは非常に良い状態で、レモンオイルや熟れた林檎、ブリオッシュ、白いドライフラワーのアロマがグラスから溢れ出すように香り立つ。
味わいはミディアム〜フルボディ。エレガントだが恰幅の良い味わいで、凝縮感のある果実味がコアに感じられる。
きめ細やかな泡沫と爽やかでバランスのとれた酸を湛え、エレガントでチョーキーなミネラル香が後味に広がる。
2014ヴィンテージのリザーブワインをベースとしたエレガントでキレのあるワイン。瓶内熟成による見返りが期待できる。
★ワインスペクテーター92点 2018年11月15日 （澱抜き：2017年9月 / 飲み頃：2018〜2022年）
美しくバランスのとれた実に魅惑的で垂涎を誘うシャンパーニュ。ハニークリスプ・アップル、トースト、レモンカード、シロップ漬けにしたアプリコットの濃厚な香りに、生き生きとした泡沫を湛え、チョーキーなミネラルがどこまでも続く余韻の長い後味を生む。生産量2万ケース。
★ヴィノス90点 2018年11月 （澱抜き：2017年9月 / 飲み頃：2018-2027年）
エクストラ・ブリュット・プルミエール・キュヴェは、奥ゆかしく抑制の効いたクラシックなブルーノ・パイヤール。
柑橘系果実と花の香りを主体とするアロマがこの浮き立つような高揚感を誘う官能的なシャンパーニュに優美な彩りを添える。
今すぐに飲んでも楽しめるが、数年間セラーで寝かせることで、より角のとれた柔らかな味わいとなり、表情豊かなアロマが発展してゆく。
パイヤールの秀逸なるエントリー・キュヴェ。2017年9月に澱抜き。
★ジェームズ・サックリン91点 2019年7月13日
フレッシュで魅惑的なレモンの香りと優しくクリーミーなニュアンス、軽くトーストしたパンの香りを湛えた極めてフレッシュなアロマ。
味わいは艶やかでフレッシュなレモンやライムの芯を思わせる果実味に、ナッツやパンの風味が華やかな複雑味を添える。実に魅惑に満ちた味わい。今が飲み頃。
★ワイン・エンスージアスト91点 2018年12月1日
ブリオッシュ、レモン、酵母由来のトースト香や桃を思わせる素晴らしくフレッシュで魅惑的なアロマ。
味わいは柔らかく、滑らかな質感を湛え、鮮やかな酸が甘いレモンや桃、パイナップルを思わせる果実味にフレッシュな切れ味を添える。
★ジャンシス・ロビンソン17/20点 2018年8月31日（澱抜き：2017年6月/飲み頃：2018〜2023年）
香ばしく炙ったナッツと熟れた林檎の香りに、乳製品を思わせるクリーミーなニュアンスが仄かに香る―極めてクラシックなスタイル。
美しく均整のとれた静謐な味わいで、豊かな残糖が酸を柔らかく包み込む。後味はスパイシーで余韻が長く、ふくよかなテクスチャーが口内いっぱいに広がる。
偉大なクオリティを備えたクラシックなブリュット・シャンパーニュの典型とも言えるキュヴェ。
Ｎ．Ｖ． Ｂｒｕｎｏ Ｐａｉｌｌａｒｄ Ｂｒｕｔ Ｂｌａｎｃ de Ｂｌａｎｃｓ Ｒｅｓｅｒｖｅ Ｐｒｉｖｅｅ
ブルーノ パイヤール ブラン ド ブラン レゼルヴェ プリヴェ ７５０ｍｌ
《白》【辛口】 生産者：ブルーノ パイヤール
葡萄品種：シャルドネ１００％
このワインは「レースのようなシャンパン」として知られています。この名前は昔から受け継がれてきた物であり、その優雅で持続する白い泡に由来しています。
有名な「コート・ドゥ・ブラン」とあまり知られてはいませんが品質的には同じように良い「コート・ドィ・セザンヌ」で育てられたシャルドネのブレンドです。
このワインは、何世代も前にシャンパンのために確立された「クレマン」と言う発酵技術を使用しています。
瓶内二次発酵のためにデキャンティングされるときに通常より少ない酵母と砂糖が加えられます。
その結果、瓶内発酵は通常のシャンパンより弱く、気圧は約３．５ｋｇ（通常は５〜６ｋｇ）で発泡が少なくなっています。
これはシャルドネのフィネスをますため理想的な方法であり、爽やかで優雅なワインに仕上がっています。
ブルーノ・パイヤールのブラン・ドゥ・ブラン・レゼルヴェは他のシャンパンと同様、ドサージュを必要最低限に抑えているため、かなりドライです。
１２，３０９円（本体価格１１，１９０円）
ごめんなさい、只今品切れ中（２０２３年月２日）です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。
Ｎ．Ｖ． Ｂｒｕｎｏ Ｐａｉｌｌａｒｄ Ｂｒｕｔ Ｒｏｓｅ Ｐｒｅｍｉｅｒｅ Ｃｕｖｅｅ
ブルーノ パイヤール ブリュット ロゼ プルミエール キュヴェ ７５０ｍｌ
《ロゼ》【辛口】生産者：ブルーノ パイヤール
葡萄品種：ピノ・ノワール（８５％）、シャルドネ（１５％）
明るく鮮やかで繊細なピノ・ノワールの賛歌さながらのエクストラ・ブリュット・プルミエール・キュヴェ・ロゼは、
シャンパーニュ地方中部の格別な畑で採れた一番搾りの果汁のみを使用した、正に一級品のロゼです。
■テクニカル情報■ 品種：ピノ・ノワール主体、シャルドネ
ドザージュ：5g/L
アルコール：12％
畑：【ピノ・ノワール】モンターニュ・ド・ランスのヴェルズネイ、ブジー、マイイ、レ・リセ
【シャルドネ】コート・デ・ブラン北部
醸造：ピノ・ノワールを手早く圧搾し、果皮を取り除いて造った白ワイン果汁と、長期マセラシオンでピノ・ノワールの果皮から色素を抽出した赤ワイン果汁に、
シャルドネの一番搾りの果汁を加えて果実味のバランスをとり、生き生きした味わいを引き出します。
リザーブワインは30〜50％ブレンド。
最低3年間シュールリー熟成させ、デゴルジュマン後、最低6カ月瓶内熟成。
１１，０００円（本体価格１０，０００円）
ごめんなさい、只今品切れ中（２０２３年６月１６日）です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。
■相性料理■ ハム、ソーセージ、パテ、テリーヌ、豚肉、鶏、チーズ等と最高の相性 サーブの適温：8℃
■コメント■ 淡い薔薇の花びらを思わせる赤銅色の色調から、時間と共にサーモン色に変化します。
第一アロマはスグリの実や酸味のある赤果実が強く香り、仄かなレモンの香りがシャルドネ種の存在感を示します。
熟成と共に黒いチェリーやイチジク等の黒果実の風味に発展してゆきます。
フレッシュな味わいの中に熟れた赤い果実が溢れる優雅で洗練されたフィニッシュ。
繊細ながらも活力が感じられるピュアな味わいでアペリティフに最適です。
★パーカーポイント91+点 #242 2019年5月1日 （澱抜き：2018年1月/飲み頃：2020-2033年）
今回試飲したロゼは、36ヶ月のシュールリー熟成を経て2018年1月に澱抜きしている。鮮やかでハリのあるエクストラ・ブリュット。
赤いベリー系果実の爽やかで引き締まった果実のアロマにタンジェリンや焼き立てのパンの香りが香る。
爽やかな酸ときめ細やかな泡沫を湛えた生彩でキレのあるミディアムホディで、チョーキーなミネラルが後味に広がる。
筆者の味覚からすると、エレガントな品格を備えたこのロゼは、酒齢の若いうちはピリリとしたタイトでハリのある味わいを湛えているため、ほんの少し瓶内熟成期間を置くことで素晴らしい見返りが期待できる。
★ワインスペクテーター90点 2018年12月15日 （澱抜き：2017年6月）
魅惑的で垂涎を誘うこのシャンパーニュは、ややチョーキーなテクスチャーを湛え、ホワイトチェリー、ピンク・グレープフルーツのソルベ、トースト、レモンの種の繊細な風味に硬質だが均整でバランスのとれた骨格を備えている。
実に上質なアペリティフ。今が飲み頃。生産量8300ケース。
★ヴィノス91点 2018年11月 （澱抜き：2017年6月/飲み頃：2018-2027年）
今回リリースされたパイヤールのエクストラ・ブリュット・ロゼは、特別に上質な仕上がりである。もしブルーノ・パイヤールのシャンパーニュについて批判的な意見を述べるのであれば、時折あまりにも軽やかな味わいに感じられることだが、このワインはそうではない。このロゼは、ブルーノ・パイヤールのシグニチャーとも言える洗練された要素を全て備えていながら、ミッドパレットのふくよかさは数段上を行く。それでも尚、フローラルで浮き立つような高揚感とこの上なく優美な口当たりを呈している。
★バーグハウンド93点 #48 2012年9月10日
チェリー、ラズベリー、苺、酵母が香る複雑味の際立つ涼やかで穏やかな表情を湛えたピュアな香り。
美しく生き生きとした活力が漲る芳醇で美味な味わいに、陶酔するような繊細な泡沫が豊かに感じられ、浮き立つように快活で複雑な味わいを湛えた後味が広がる。
圧倒されるほどに素晴らしいロゼ。やや値は張るが、価格以上の価値を約束してくれる一押しのアイテム。
★ジェームズ・サックリン92点 2019年7月13日
色調は淡く、魅惑的なドライ・ストロベリーと柔らかなナッツの香りが複雑味のあるフレッシュで魅惑的な印象を与える。
味わいは非常に親しみやすく、魅惑的で円やかなスタイル。極めてフレッシュな苺の香りが後味に広がる。今が飲み頃。
★ワイン・エンスージアスト90点 2018年12月1日 （飲み頃：2019年〜）
淡く仄かなサーモン・ピンクの色彩にシャープな酸を湛えたこのワインには、低いドザージュを好む生産者の嗜好が現れている。
赤スグリを思わせる果実味とミネラル感のあるテクスチャーが全てとも言えるワイン。もう既に飲みやすい味わいを湛えているが、2019年以降が最も飲み頃。
★ジャンシス・ロビンソン16.5/20点 2013年6月6日
ピノ・ノワールを主体に少量のシャルドネをブレンド。3年間シュールリー熟成。ドザージュは6g/L。
乾いたバラの花びらを思わせる香り豊かで繊細な辛口。白ワインに近いロゼで、大地の香りと深みのある味わいが感じられる。
２００９ Ｅｘｔｒａ Ｂｒｕｔ Ａｓｓｅｍｂｌａｇｅ
エクストラ ブリュット アッサンブラージュ ７５０ｍｌ
《白》【辛口】生産者：ブルーノ パイヤール
繊細なフィネスと生き生きとした生命力に満ちた味わいを追求するメゾンのエスプリを忠実に映し出したこのアッサンブラージュは、
2009年ならではの恰幅の良さと芳醇さが余すところなく引き出されています。
およそ10年間におよぶセラー熟成で育まれた美しいエレガンスと濃密な味わいをお楽しみください。
■テクニカル情報■ 産地：シャンパーニュ中心部の10か所の畑 品種：ピノ・ノワール50％ シャルドネ50％
ドザージュ：4ｇ/Ｌ アルコール：12％ 醸造：一番搾り果汁のみを使用。ワインの20％は樽発酵。
7年のシュールリー熟成を経て澱抜き後、最低18ヶ月熟成。
生産量：13,572本+マグナム1,043本 デゴルジュマン：2017年9月
■ラベル■ スウェーデン人の芸術家アンナ・リサ・ウンクリが「旅への誘い」をテーマに描きました。
豊富な日照量により育まれた豊かな果実味とエキゾチックな異国情緒を彷彿とさせる芳醇なアロマに着想を得たものです。
アンナにとって「旅」とは、それが物理的なものであれ精神的なものであれ、
好奇心をもって物事を知ろうとする欲求と喜びを伴う体験を意味し、ユニークで幻想的な作風でその世界観を描き出しています。
１３，２００円（本体価格１２，０００円）
ごめんなさい、只今品切れ中（２０２３年１０月２１日）です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。
■2009ヴィンテージ情報■ 雨と雪が交互に訪れる寒冷で風の強い冬の後、春から初夏にかけて雷や雹を伴う嵐に見舞われましたが、
8月は日照量が高く温暖で乾燥した天候に恵まれ、春の雨により地中に十分な水分が蓄えられていたため、水不足によるストレスを受けることもなく、
これ以上にない理想的な環境で熟成期を迎えました。
オジェとル・メニルのシャルドネを手始めに9月10日から収穫を開始し、収穫作業は最後にマイィのピノ・ノワールを摘み終えるまで10日間続きました。
酸はここ10年間とほぼ同等、果実の熟成感は例年の平均を遥かに上回ります。
■コメント■ 鮮やかに輝く金色に生き生きとしたエレガントな泡沫。砂糖漬けのドライフルーツの香りが飲み始めに香り、
濃厚な黒果実や柑橘系果実、金柑やアカシアの蜂蜜の香りが後に続く。
リッチでクリーミーな味わいで、長期熟成による甘いスパイスやローストナッツの繊細で柔らかな風味が感じられ、
どこまでも続く余韻の長い酸が全体のバランスをすっきりと引き締めている。
★ジェームズ・サックリン93点
2019年7月13日 クロテッド・クリーム（乳脂肪分の高い濃厚なクリーム）とレモン・ペストリーを思わせる複雑なアロマを湛え、
しなやかでスモーキーな桃やレモンの豊かな風味に満ちたジューシーで艶やかな味わいが広がる。
ビロードのように極めて贅沢なテクスチャー。滑らかで美しくバランスのとれた味わい。今が飲み頃。
Ｎ．Ｖ． Ｅｘｔｒａ Ｂｒｕｔ Ｂｌａｎｃ de Ｂｌａｎｃｓ Ｇｒａｎｄ Ｃｒｕ
エクストラ ブルット ブラン ドゥ ブラン グラン クリュ ７５０ｍｌ
《白》【辛口】
生産者：ブルーノ パイヤール
葡萄品種：シャルドネ １００％
１３，２００円（本体価格１２，０００円）
ありがとうございます。只今品切れ中（２０２３年１２月６日）です。
２００６ Ｅｘｔｒａ Ｂｒｕｔ Ｂｌａｎｃ de Ｂｌａｎｃｓ
エクストラ ブルット ブラン ドゥ ブラン ７５０ｍｌ
《白》【辛口】
生産者：ブルーノ パイヤール
■テクニカル情報■ 品種：シャルドネ100％
ドザージュ：５g/L アルコール：12％
畑：シャンパーニュ中心部
瓶内シュールリー熟成期間：9年
澱抜き後の熟成期間：最低12カ月間
生産量：14,800本+マグナム2,400本
デゴルジュマン：2015年3月
■ラベル■ スウェーデンの偉大な芸術家ヨーケム・ノルドストリョームが、このワインのためにコラージュで描いたこの作品のテーマは「官能」。
ワインの芳醇な味わいと丸く円やかなテクスチャーから選ばれたテーマです。
１５，４００円（本体価格１４，０００円）
ありがとうございます。只今品切れ中（２０２３年１２月６日）です。
■2006ヴィンテージ情報■ この年の冬は寒さが厳しく、モンターニュ・ド・ランスでは最低気温が-17℃に達しました。
春は例年よりも涼しく、幸い寒気はなく、よい発芽を迎えました。
ようやく暖かくなったのは6月10日のことで、気候の変化は殆ど突然やって来ました。
6月15日から非常に理想的な気候条件の下、開花が始まりました。
7月は2003年とほぼ同じく真夏日が続きましたが、8月に入ると気温が急激に下がり、例年にないほどの豪雨に見舞われ、収穫への影響が懸念されました。
9月に入って日照量が戻ってきてくれたことが救いとなり、同月16日からシャルドネの収穫を開始することが出来ました。
非常に豊かな収穫量に恵まれた年で、厳しい選定基準での選果作業を可能とし、また必要とする年でした。
シャルドネにとっては最高のヴィンテージとなりました。
■コメント■ 輝きと深みのある緑を帯びた金色の色調に豊かでキメ細かい気泡。飲み始めは塩の香りが表れてすぐに消え、
新鮮なアーモンドと快活な柑橘系果実の香りが表れます。
時間の経過とともに、アーモンド菓子やオレンジの皮の砂糖漬けの香りへと変化します。
フレッシュで芳醇な味わいでバランスが良くミネラルと長い余韻が広がります。
繊細でエレガントな味わいは食前酒に最適。スパイシーな料理とも最高の相性です。
★パーカーポイント94点
2017年12月1日 （飲み頃：2017〜2040年）
2006年のブラン・ド・ブランは、ゴールデンイエローの色調を湛え、芳醇さ、ピュアな果実味、複雑味を兼ね備えた濃厚でフルーティなブーケが花開き、
桃や熟れたバナナ、全粒の穀物の風味に、仄かなヨードのニュアンスが香り立つ。
円やかで芳醇な味わいが口内いっぱいに広がる官能的でいて実にエレガントな味わい。
シャルドネ由来のミネラルに繊細なタンニンが感じられ、塩気のあるミネラルがビスケットの風味と共に余韻の長い後味を生む。
瓶内シュールリー熟成を8年以上経ているが、非常にフレッシュで驚く程に繊細なシャンパーニュ。
その繊細でフレッシュな味わい故に、今すぐに飲んでも実に見事な味わいが楽しめるが、冷暗なセラーで保管すれば少なくとも20年程の熟成が効く。
★ワインスペクテーター93点 2017年4月30日 （飲み頃：2017-2026年）
パティスリー・プラムと洋梨のアロマに、蜂蜜、ペストリー生地、スパイスの風味がアクセントを添える芳醇なシャンパーニュ。
生き生きとした快活な酸とレースのような泡沫が感じられ、ピリッとした余韻の長い後味がどこまでも広がる。生産量：1400ケース。
★ワイン・エンスージアスト94点 2016年12月1日
パイヤールのシャンパーニュの中で最もシャープな酸を湛えたこのシャルドネは、コート・デ・ブランの畑から主に収穫している。
素晴らしい白果実と明るく鮮やかな林檎の風味が広がるこのワインは、口当たり滑らかで豊かなミネラルを湛えている。
今は熟成の初期段階で、仄かなトースト香が感じられ、未だフルーティな果実味が残り、ドライな後味が広がる。今が飲み頃。
