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コート シャロネーズ地区に位置するサン デゼール村を拠点とし 17 世紀か ら続く家族経営のドメーヌです。
現在 38ha を所有し、AOC コート シャロ ネーズ、AOC ジヴリ、そして AOC ジヴリ プルミエ クリュ等を生産してい ます。
1962 年にドメーヌを引き継いだミシェル グバール(写真中央)はこれ まで行っていた複合農業からワイン造りに専念することを決めました。
1981 年 にサン デゼール村の村長を務め、また 1990 年にブルゴーニュ コート シャロネーズの AOC 承認に尽力した立役者でもあります。
現在はミシェルの二人の息子が後を継ぎ、長男のピエール-フランソワがセラー を、弟のヴァンサンが畑の管理を担当しています。
自然環境に配慮したワイン造り
葡萄栽培はリュット レゾネで、化学肥料、除草剤、殺虫剤は一 切使用しません。
また、樹齢 2 年以下の若い葡萄には動物の糞 や葡萄の枝などオーガニックな肥料を与えます。
また、環境に配 慮し、自然の生物多様性に重点を置いた農業に対してフランス 農水省が認定する HVE(Haute Valeur Environnementale)の
レベル 3 を取得しています。
ワイン造りにおいては、出来る限り人的介入をせ ず、その土地の特徴、個性を反映したワイン造りを目指しています。
近年ではラベルデザインをリニューアルし、現在は「ドメーヌ グバール (Domaine Goubard)」と表記してリリースしています。
しかし、コート シャロネーズ ヴィエイユ ヴィーニュ(F-105) はグバール家が初めて自家元詰めを行ったワインであり、ドメーヌの伝統を残したいとの意図から、「ミシェル
グバール エ フィス(Michel Goubard et Fils)」と表記しています。
コート シャロネーズの A.O.C.創設の立役者
17世紀にグバール家がワイン造りを始めました。 1962年に、ミシェルが引き継ぎ、現在の大きさのドメーヌを建てました。 2001年、醸造所と貯蔵所が完成しました。
また、 ミシェルは 1981年サン ゼサールの 村長 となり、 その後も 1990年にブルゴーニュ コートシャロネーズが A.O.C.に認可
されるために尽力しました。
現在は、息子のピエール -フランソワとヴァンサンに引き継いでいます。
FC−509 2019 Bourgogne Côte Chalonnaise Vieilles Vignes
ブルゴーニュ コート シャロネーズ ヴィエイユ ヴィーニュ 750ml
《赤》【ミディアムボディ】
生産者:ミシェル グバール
葡萄品種:ピノ・ノワール
葡萄園面積:10ha
平均樹齢:36年
年平均生産量:65,000本
ドメーヌ グバールが長年造り続けている、 コート シャロネーズを表現した伝統的かつ 象徴的なワインです。
モン タヴリル(Mont Avril)の丘を眺める、司祭であり教師、そして 歴史家でもあったクロード クルテペ (Claude Courtepee)の姿がラベルに描かれています。
クルテペは、その観察眼をもってブ ルゴーニュの地理と歴史の研究を行なった人 物として知られており、
彼とこの地域の葡萄 栽培者たちによって、コート シャロネーズのワインを、ブルボン朝初代のフランス国 王であるアンリ 4 世のお気に入りのワインにしたと言われています。
あざやかなルビー 色、熟した果実のエレガントなブーケ、顕著な黒すぐりの香り、口の中でまろやかさとこ くが発展します。
バランスがとれ、切れ味の長いワインです。
サン デゼール村のモン タヴリルの南向きの丘の、斜面の畑の葡萄を使用しています。
畑は、粘土石灰岩土壌です。収穫は手摘みと機械摘みの両方で行います。
伝統的な方法で 発酵させ、温度管理のもとで12日間マセラシオンを行います。
発酵後、オーク樽(新樽 15%)で数ヶ月熟成させます。以前までは、ヴィンテージによっては非常に淡い色合い の軽快な味わいが感じられることもありましたが、
近年では気候変動の影響もあり、濃 密で味わい深いワインに仕上がるようになっています。
2019VT は天候に恵まれ、アル コール度数は14.5%にも上りました。それでも、重すぎるスタイルではなく、コート シャ ロネーズらしいエレガントな仕上がりで、古き良きブルゴーニュのピノ
ノワールの味 わいを楽しませてくれます。
3,960円(本体価格3,600円)
〜ミシェル グバールの素敵なブルゴーニュ・ルージュ=モン・タブリルは、多くの人々の心を引きつけてきた。
1985年や1968年などの秀作年では、コート・ドールの村名ワインに勝るとも劣らない。
この美味しさは、土壌とベリー系の味とでもいうもの。〜ロバート パーカー Jr.「ブルゴーニュ」より
ヴィンテージについて
・2022VT・・・「平均的な収量を得ることが出来たヴィンテージで、品質も良く、バランスの良いワ インとなりました」。
現地訪問の際に試飲したところ、どのワインも濃厚で力強いスタイルでした。
最 も気軽に楽しめる「コトー ブルギニョン ルージュ(FC-988)」から素晴らしい出来で、現地訪問時 に試飲して、その場でワイナリーにある在庫全てを購入したほどです。
・2021VT・・・「霜害の影響で、収量は70%減となりました。また、日照が少なかったため、ワイン はやや軽やかな仕上がりになりました」。
しかし実際に試飲してみると、2022VTほど濃密ではないも のの、エレガントで申し分ない品質といえます。
・2020VT、2019VT、2018VT・・・「非常に天候に恵まれたヴィンテージが続きました」。
FC−988 2022 Coteaux Bourguignons Rouge
コトー ブルギニョン ルージュ 750ml
《赤》【ミディアムボディ】
国/地域等:フランス/ブルゴーニュ/A.O.C.コトー ブルギニョン
葡萄品種:ピノ ノワール60%、ガメイ40%
熟成:コンクリートタンクで数ヶ月
畑はサン デセール村に位置し、標高300m、北東向き、土壌は粘土石灰質です。
葡萄は1965年に植樹さ れました。
ラズベリーやカシス、レッドカラントを思わせる小さな赤や黒の果実のアロマが広がります。
非常にフレッシュ、やわらかで丸みのある口当たりが魅力です。
栽植密度は9,000本/ha、ピノ ノワールは ギヨー、ガメイはゴブレ仕立てです。
1本の枝に8芽を残します。収穫した葡萄は選果台で選別し100%除 梗します。
コンクリートタンクで25〜30度に温度管理しながら発酵させます。
発酵中、最初の8日間は1 日1回のピジャージュとルモンタージュを行います。
発酵後、空気圧プレスで圧搾し、同じタンクで数ヶ月 熟成させます。
清澄は行わず、軽くフィルターをかけてボトリングします。
3,190円(本体価格2,900円)
1946 年に AOC に認定。ブルゴーニュの コート シャロネーズ地区の中部に位置 し、赤ワインと白ワインにアペラシオンが 認定されていますが、
生産量の大半は赤ワ インが占めています。26 のプルミエ ク リュがあります。
また、16 世紀に活躍した フランス国王アンリ 4 世のお気に入りのブ ルゴーニュワインであったという言い伝え が残ることでも知られる産地です。
FC−370 2019 Givry Blanc
ジブリ ブラン 750ml
《白》【辛口】
フランス/ブルゴーニュ/コート シャロネーズ
等級:A.O.C.ジブリ
生産者:ミシェル グバール
葡萄品種:シャルドネ
熟成:80%をステンレスタンク、20%をオーク樽(新樽)で8ヶ月
このワインは異なる土壌を持つ2つの区画の葡萄で造られます。
ひとつは「シャン プーロ(Champ Pourot)」と呼 ばれる1ha の区画で、葡萄は 1970 年に植えられました。
土壌はシルトを多く含むローム質です。この畑の葡萄は、 非常に丸みがありふくよか、ハチミツのフレイバーをワインにもたらします。
もうひとつは「アン シェネーヴル(En Chenevre)」と呼ばれる 0.5ha の区画で、石灰質土壌、北東向きの斜面に位置しています。
葡萄は 2011 年に植樹さ れました。この畑の葡萄は、レモンのフレイバーをもつミネラル豊かなワインを生みます。
収穫した葡萄は除梗し、 空気圧プレスでゆっくりと圧搾します。発酵はステンレスタンクで 18 度にコントロールしながら行います。
熟成は全体の 80%をステンレスタンク、20%をオークの新樽で 8 ヶ月行います。
清澄し軽くフィルターをかけてボトリングし ます。2 つの区画の特徴がうまく調和した非常にバランスの良い味わいに仕上がっています。
3,850円(本体価格3,500円)
FC−371 2019 Givry Rouge
ジブリ ルージュ 750ml
《赤》【フルボディ】
フランス/ブルゴーニュ/コート シャロネーズ
等級:A.O.C.ジブリ
生産者:ミシェル グバール
葡萄品種:ピノ ノワール
熟成:80%をステンレスタンク、20%を228Lのバリックで約12ヶ月
「シャン プーロ(Champ Pourot)」と「ヴェルノワーズ(Vernoise)」の 2 つの区画をブレンドして造られます。
粘 土とシルトの混ざる土壌、標高 150m、南東向きのなだらかな平地にあります。
葡萄は 1980 年に植樹されました。仕 立てはギヨー、1 本の枝に 8 芽を残します。
収量は 40hL/ha です。収穫した葡萄は除梗します。アルコール発酵前に タンクの温度を下げ 10 度で 4 日間、低温マセラシオンを行います。
アルコールの無い状態でゆっくりと低温に置くこ とで綺麗なアロマとフレイバーがゆっくりと抽出されます。
アルコール発酵と醸しはコンクリートタンクで 8 日から 10 日間行います。
発酵中、ピジャージュとルモンタージュを 1 日 1 回行います。発酵後、空気圧プレスでゆっくりと 圧搾します。
熟成は全体の 80%をステンレスタンク、20%を 228L のバリックで約 12 ヶ月行います。
区画ごとに分け て醸造したワインをブレンドし、清澄はせず、軽くフィルターをかけてからボトリングします。
新鮮なイチゴを思わ せるフレッシュなアロマがあります。口に含むと程よいボディと上品なタンニンが感じられます。余韻はとてもジュー シーです。
3,850円(本体価格3,500円)
FC−371は、只今品切れ中(2024年3月30日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。
FC−372 2019 Givry Rouge Premier Cru La Grande Berge
ジブリ ルージュ プルミエ クリュ ラ グランド ベルジュ 750ml
《赤》【フルボディ】
フランス/ブルゴーニュ/コート シャロネーズ
等級:A.O.C.ジブリ
生産者:ミシェル グバール
葡萄品種:ピノ ノワール
熟成:オーク樽(新樽比率20%)で12ヶ月
プルミエ クリュの「ラ グランド ベルジュ」は 2.64ha の単一区画の葡 萄で造られます。
土壌はジュラ紀の粘 土石灰質、標高 250mの日当たりの良 い南東向きの丘に位置しています。
葡 萄は 1970 年に植樹されました。仕立 てはギヨー、1 本の枝に 6 芽を残しま す。
収量は 35hL/ha です。収穫した葡 萄は除梗します。アルコール発酵前に タンクの温度を下げ 10 度で 4 日間、 低温マセラシオンを行います。
アル コールの無い状態でゆっくりと低温 に置くことで綺麗なアロマとフレイ バーがゆっくりと抽出されます。
発酵 と醸しはコンクリートタンクで 10〜 15 日間行います。発酵中、ピジャージュとルモン タージュを行います。
発酵後、ゆっくりと圧搾し、 オーク樽(新樽比率 20%)に移して 12 ヶ月熟成さ せます。清澄はせず、軽くフィルターをかけてボト リングします。
赤や黒の果実やキルシュを思わせる アロマが広がります。
骨格はしっかりとしています が、タンニンは洗練されており、熟成するにつれて 次第に溶け込んでいきます。
5,280円(本体価格4,800円)