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【Château Brulesécaille:シャトー ブリュルゼカイユ】

  

ブール ド ジロンドにあるこのシャトーは1924年からロデ家が所有しています。マルティーヌ ロデが醸造を学び、1974年から引き継ぎました。さらに3人の息子のうちオリヴィエ(32歳)が一緒に働き、全部で8人がワイン造りをしています。全体で30ha、そのうちブリュゼカイユは20haです。ロバート パーカーJr.の「ボルドー第4版」で、コート ド ブールのトップ シャトーのひとつとして取り上げられています。さらに、デヴィット ペパーコーンの「ボルドーワイン」に、『トーリアックの村にあるこの良いクリュは、果実味と個性にあふれ、土地の影響が良く出ている元気なワインを造っているが、上手く熟成する』と書かれています。

シャトーは、コート ド ブールの中心にあります。ブリュルセカイユは2 語からなる名前で、「ブリュレ」が燃やす、「セカイユ」はラテン語でセカレ=切るという意味(選定バサミをセカトゥールという)です。1924 年にレカペ家がシャトーを購入。1974 年に、ピーエル レカペから娘と義理の息子であるマルティーヌとジャック ロデに引き継がれました。その結果、シャトーの名前はG.F.A. ロデ レカペとなっています。シャトーブリュルセカイユは、1868年のコックスとフェレの「ボルドーとそのワイン」において、《クリュ ブルジョワ》に格付けされました。
葡萄園面積は、26haです。シャトーでは、メルロ(59%)、カベルネ ソーヴィニヨン(27%)、カベルネ フラン(12%)、マルベック(2%)を栽培しています。滑らかなメルロと、フィネスと頑強さのカベルネをブレンドすることで、土壌の特徴が表現されます。ワイン造りのすべては、農業技術学校を卒業したジャック ロデが行います。彼は自然を尊重し、生育から収穫までの生物学的なバランスを大切にしています。特に、摘葉とグリーンハーベストに気をつけています。収穫は手摘みで行います。注意深く除梗し、破砕します。ワインは、自動で温度管理が出来るステンレスタンクで、3〜5 週間の長い醗酵と醸しを行います。その結果、豊かでフルボディのワインが出来上がります。セカンドワインは、シャトー グラヴィエール。

(2013年1月)


所有畑は合計で32ha、(ブール30ha、サンテミリオン2ha)です。
95%手摘みで、5%カベルネ ソーヴィニヨンの畑のみ収穫は機械で行います。
カベルネ ソーヴィニヨンは葡萄の実が小さいので機械摘みに向いています。
地層は、表土は粘土、下層は石灰岩。ブールは石灰岩がとても多く埋まっており、家を建てるのにも使用するほどです。
肥料は、ビオで認められているオーガニック名ものを使用しています。
土壌内の窒素を補う為2年ごとに撒きます。
そして畝の間に草を生やし、自然の競争を促しています。
多田、このエリアは大西洋気候で非常に湿度が高く、病害が発生しやすい為、最低限だけど卯を使用します。

白ワインの醸造について
白ワイン用葡萄は除梗せず全房プレス、その後、10〜12度の低温に置き、一晩で澱下げを行います。
発酵は選別酵母を使いステンレスタンクで行い、マロラクティック発酵と熟成は樽で行います。
400Lの樽で10〜14日間、温度は21〜22度に保ちます。酵母を死なせない為に発酵は低温で行うことが最も重要です。
樽の15%はフレンチオークでライトトーストをした新樽を使用します。樽の先端に鎖を取り付けた器具でバトナージュを行います。
期間は10月〜良く1月までの約5ヶ月。
最初は2日おきに行いますが、回数を徐々に減らしていきます。糖はアルコール分解しますが、バトナージュすることで自然な甘みを漬けることが出来ます。
シュール リーの為、アルコール発酵後は澱と寝かせています。
酵母はおり遠く事で還元的になり、それを樽に移すことで酸化を促します。
こうした工程を経た後、ステンレスタンクへ入れてブレンドし、靜置、ベントナイトでコラージュをし、ボトリングします。
また、樽の中のワインが低温に保たれるよう、独自の技術が導入されています。
セラー内の壁に冷却水が流れる管を張り巡らせており、それを専用の管とドッキングさせ、樽の中にそのまま挿入し、ワインの酸化を避けながら、
内部からワインの温度を下げることが出来るという特殊な器具を使用しています。
ジャック曰く、これは特許も取っている。ブリュルセカイユ特製の道具です。

赤ワインの醸造について
赤ワイン用の葡萄は全て除梗します。
樽はフレンチオーク、アメリカンオークを両方使用します。
そしてタランソー、カントン、ソーリーの3社の樽を使用します。そのうち、全体の1/4は新樽を使います。
熟成期間は約12ヶ月で、アメリカンとフレンチを50%ずつです。
アメリカンはワインに甘みを、フレンチはタンニンなどの骨格を与えます。これは10年ほど前から行っており、樽の比率のバランスを取ることで自分たちの求めるスタイルが確立できるようになりました。
樽熟成は各キュヴェ毎に行い、熟成後、もう一度150hlの大きなタンクに移して、1ヶ月ほど靜置した後、ボトリングを行います。

ヴィンテージ情報
2015年 2009年よりも暑くなく、2010年より酸は低いのが特徴
2014年 開花時雨が降り涼しく、成熟に長い時間を要し9月末に収穫。(白葡萄は9/15〜、黒葡萄は9/20〜25)ただ量は多く取れた。
2013年 とても苦しんだ年。どの葡萄も納得のいくものではなかった為、この年はボトルでの生産梨。全ての葡萄を売った。
2012年 Goodヴィンテージ。2014年同様、成熟に時間がかかり、10月中旬に終えた。とてもフレッシュな酸と熟した果実を得ることが出来た為、今後10年は簡単に持たせることが出来るだろう。
2011年 涼しい気候であった。春は乾燥し、開花も早く(5/15)、夏には雨が降った。そして冷え込んだ影響で9月中旬に異例の早さで摘み終えた。(白葡萄は8/30〜9/6,黒葡萄は9/13〜26まで)
(2016年8月)



肥料は、ビオで認められているオーガニックなものを使用しています。
土壌内の窒素を補うため 2年毎に撒きます。そして、畝の間に草を生やし、自然の競争を促しています。
ただ、このエリアは大西洋気候で非常に湿度が高く、病害が発生しやすいため、最低限だけ銅を使用します。








   

FB−786 2020 Blanc de Brulesécaille
ブラン ド ブリュルセカイユ 750ml  
《白》【辛口】
葡萄品種:ソーヴィニヨン ブラン75%、ソーヴィニヨン グリ25%、
熟成:400L の樽(25%新樽)で澱と共に熟成
サステナブル認証:HVE

熟した柑橘類やグレープフルーツ、マンゴーの香り、完熟した果実の味わいとボディがあり、長くフレッシュな余韻が あります。
樽の風味も感じられます。土壌は砂利と粘土質石灰岩土壌です。
収穫は手摘みで行います。葡萄は除梗せず、 全房プレスします。その後、10〜12 度の低温に置き、一晩澱下げします。
発酵は、ステンレスタンクで行います。その 際、酵母を死なせないため、低温で行うことが最も重要です。
その後のマロラティック発酵と熟成は樽で行います。400L の樽で 10〜14 日間、温度は 21〜22 度にキープします。その内 25%は、フレンチオークのライトトーストした新樽を 使用します。
ワインは澱と置くことで還元的になるので、樽に移すことで酸化を促します。
醸造の初期段階から樽に接 触させておく方が、樽の影響が少なくなります。
棒の先端に鎖を取り付けた器具でバトナージュを行います。期間は 10 月〜翌 1 月までの約 4 ヶ月です。
最初は 2 日置きに行いますが、回数は徐々に減らしていきます。糖はアルコール分解 しますが、バトナージュをすることで自然な甘味をつけることが出来ます。
こうした工程を経た後、ステンレスタンク へ入れてブレンドし、静置、ベントナイトでコラージュをし、ボトリングします。
★「パリ農産物コンクール 2022」金賞

                       3,300円(本体価格3,000円)






《品質の高さは、コンクール受賞数とガイドブックの評価の高さで一目瞭然!》
      
2 stars Guide Hachette 2012
89/100 Gilbert & Gaillard
Gold medal in Challenge Intarnatinal du Vin en Blayais Bourgeais 2012
Gold medal in Concours regional de Bordeaux 2012 (受賞シール貼付)
Grand Gold Medal in Selections Mondiales du Canada 2012 (受賞シール貼付)
ロバート パーカー Jr.「ボルドー第4 版」 コート ド ブールのトップ シャトーのひとつとして掲載
ヒュー ジョンソン「ポケットワインブック第9 版」 コート ド ブールの上位者シャトーのひとつとして掲載
デイヴィッド ペッパーコーン「ボルドーワイン」 コート ド ブールを代表するシャトーとして掲載


《同じくロデの手がけるサンテ ミリオン。ひとクラス上の味わいの深さとタンニンは、さすがです。》
FB−533 2009 Château Yon Saint Christophe
シャトー ヨン サン クリストフ 750ml 
《赤》【フルボディ】等級:A.O.C.サンテ ミリオン
生産者:ジャック & マルティーヌ ロデ
葡萄品種:メルロ(85%)、カベルネ フラン(15%)
葡萄園面積:2ha
平均樹齢:50 年
熟成:新樽12 ヶ月間

サン クルストフ デバルド村にあるシャトーで、1996 年に購入しました。12 ヶ月間、オークの新樽で熟成します。紫色。ブラックベリーの香り、充分なタンニンがあります。8〜10 年熟成させることが出来ます。子羊の腿肉によく合います。

    3,520円(本体価格3,200円)












FC−129 2016  Château Brulesécaille
シャトー ブリュセカイユ 750ml  
《赤》【フルボディ】等級:A.O.C..コート ド ブール
生産者:ジャック & マルティーヌ ロデ
葡萄品種:メルロ(60%)、カベルネ(30%) 、カベルネ フラン(10%)
熟成:フレンチオークとアメリカンオークで 12 ヶ月、150hL のタンクで 1 ヶ月
サステナブル認証:HVE

紫がかった色。甘いスパイス、プルーンの強く豊かな香り。黒い果実の風味、熟したタンニンがあります。
長い余韻 が感じられます。しっかりとしたワインで、熟成させることが出来ます。
土壌は、粘土質石灰岩と粘土混じりの砂礫質土壌です。滑らかなメルロ と、フィネスと頑強さのカベルネをブレンドすることで、土壌の特徴が 表現されます。
全て除梗します。発酵とマロラクティック発酵は、ステ ンレスタンクで行います。発酵と醸しは 3 週間行います。
マロラク ティック発酵の後、どのキュヴェをどのワインに使うか選別します。 キュヴェ毎に樽熟成させます。
熟成用の樽はフレンチオーク、アメリカ ンオークを使用します。
そして、タランソー、カントン、ソーリーの 3 社の樽を使用します。その内、全体の 1/4 は新樽を使用します。
熟成期 間は約 12 ヶ月で、アメリカンとフレンチを 50%ずつです。アメリカ ンオークはワインに甘みを、フレンチオークはタンニンなどの骨格を与えます。
これは 15 年程前から行っており、 樽の比率のバランスをとることで自分達の求めるスタイルが確立できるようになりました。
樽熟成はキュヴェごと に行い、熟成後、もう一度 150hL の大きなタンクに移して、1 ヶ月ほど静置した後、ボトリングを行います。
「2005 年頃からアメリカンオークとフレンチオークの両方を使い始め、その後、自分達の求めるスタイルが確立できるよ うになりました」とジャック ロデは話していました。
★「ル ギド アシェット デ ヴァン 2019」1 星

    3,630円(本体価格3,300円)



FC−129は、只今品切れ中(2024年4月30日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。









ワインを低温に保つ特製の器具
ブリュセカイユでは樽の中のワインが低温に保たれるよう、独自の技術が導入しています。
セラー内の壁に冷却水が流れる管を張り巡らせており、それを専用の管とドッキングさせ、樽の中にそのまま挿入し、
ワインの酸化を避けながら、内部からワインの温度を下げることができるという特殊な器具を使用しています。
ジャック曰く、これは特許も取っている、ブリュルセカイユ特製の道具です。






土壌は、粘土石灰岩と粘度混じりの砂礫質土壌です。
滑らかなメルロと、フィネスの頑強さのカベルネをブレンドすることで、土壌の特徴が表現されます。
全て除梗します。
発酵とマロラクティック発酵は、ステンレスタンクで行います。
発酵と加茂市は3週間行います。
マロラクティック発酵の後、どのキュヴェをどのワインに使うか選別します。
キュヴェごとに樽熟成させます。熟成期間は12ヶ月です。
樽は全体の1/3ずつ、新樽、1年樽、2年樽を使います。
アメリカンとフレンチを50%ずつの比率で、アメリカンはワインに甘みを、フレンチはタンニンなどの骨格を形成します。
樽メーカーは、タランソー、カントン、ソーリーです。
アメリカンとフレンチを使うことは、2005年頃から行っており、こうすることで自分たちの求めるスタイルが確立出来るようになりました。
熟成後もう一度150hlの大きなタンクに移して、1ヶ月靜置させてから瓶詰めします。
紫がかった色、甘いスパイス、プルーンの強く豊かな香り、黒い果実の風味、熟したタンニンがあります。
長い余韻が感じられます。
しっかりとしたワインで、熟成させることが出来ます。
赤身肉、家禽、ジビエや伝統的な料理(マグレ ド カナール、バロン ダニョー)、チーズとともに。