ポマールにワイナリーを構える歴史ある家族経営のドメーヌ。このドメーヌを運営する前は18年間戦闘機のパイロットとしてのキャリアを、
その後は小さな会社のマネジャーを11年務めた経歴を持っている。
グザヴィエ（Xavier)の祖父が先代であったが彼は2000年に亡くなり、それ以降、家庭事情によりドメーヌは生産をストップしていた。
11年の長い協議の末、この素晴らしい畑の土地分割を避けることに成功し、グザヴィエによってドメーヌが守られ、ワインメーカーとして新しい人生を歩みだした。
2011年にドメーヌを引き継いだのち、最初（2011〜2013年）は畑のケアに焦点を当てた。
そして、ワインセラーに投資するために、自社のブドウを他に販売して資金を得た。
新しい温度調節のできるタンク、新しいプレス機、新しいポンプ、それらすべてが最善の注意を払って、思い通りの最初のヴィンテージを作るために必要なツールだった。
コンサルタント
2014VTよりヴェロニク・ジラール(Veronique Girard)。ニュイ・ボーヌの生産者を手掛けるがどのドメーヌかは秘密とのこと。
哲学
セラーを最新鋭の機材でアップデートしたが、これはベストなピノノワールを追求し、畑からボトルに至る工程に敬意を払うためである。（2014.1月から7月にかけて、最新の設備を導入してセラーを近代化）
２０２０ Ｐｏｍｍａｒｄ １er Ｃｒｕ Ｃｌｏｓ Ｂｌａｎｃ
ポマール プルミエ クリュ クロ ブラン ７５０ｍｌ 
《赤》
葡萄品種：ピノ・ノワール
熟成：バリック１４ヶ月（新樽５０％）
アルコール度数：１３．５％
平均樹齢４５年。
東向きの１区画。
大変フローラルなアロマには赤系・黒系果実にスミレが溶け込み、
控えめな樹のタッチが香る。
口の中では、ジューシーなレッドチェリー、ストロベリー、マーマレードに乾燥したマルメロのフレーバーを持つ。
広がりのあるボディからは大きく、豊満な印象を感じ、落ち着きのある長い余韻につながって行く。
素晴らしいエネルギーを秘め、長期熟成を期待させる最上のクロ・ブラン。
１４，８５０円（本体価格１３，５００円）
畑の特徴Pommard - （＊ブルゴーニュワイン大全より抜粋）
ポマールの畑は斜面下部に位置し、太古の河川流で崩落した丘陵の岩石が混じり、複雑な土壌となった。
粘土分が非常に多く、鉄分の含有率も高い。以上から、色が濃くタンニンに富むワインができ、エレガントさよりも重量感が特徴となる。
コート・ド・ニュイでポマールに相当するのがジュヴレ・シャンべルタンだろう。
