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【Domaine Tempier:ドメーヌ タンピエ】

■□■完全無欠の評価を獲得■□■

Domaine Tempier

ドメーヌ・タンピエ

バンドールの代名詞と言える程の長い歴史と世界的な名声を持つドメーヌ・タンピエだが,近年の躍進は鬼神のように凄まじい。ワイン・スペクテーター誌で,歴代のバンドール得点上位15傑(9693点)に12本(しかもベスト5全てにランクイン)が選出されたのを皮切りに,最新のロバート・パーカーの「ワイン・バイヤーズ・ガイド」第7版では,プロヴァンスの五ッ星ワイン4つの内の3つをタンピエのカバッソウ,トゥルティーヌ,ミグアが独占し,ギガルのテュルク,ランドンヌ,ムーリーヌに並ぶ快挙を達成。ロゼワインはインターナショナル・ワイン・セラー誌で5年連続92点,6年目の2012年物は93点と得点を伸ばし躍進を続けている。また,ワイン・スペクテーター誌では2009年物のフランス産の全ロゼワインの中で見事No.1に輝いた衝撃の実績を持つ。さらに,ワインガイドのミシュランと形容される『レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス』では2011年版で三ッ星に昇格。プロヴァンスで唯一,ラフィット,ラトゥールと肩を並べるドメーヌとなった。フランスのこの超名門ガイドは創刊から16年間,プロヴァンスのドメーヌに三ッ星を与えたことは一度もなかった。その壁が遂にドメーヌ・タンピエによって破られたのである。まさに歴史的快挙である。もちろん最新の2013年版でも三ッ星を堅持している。2008年にはラッセル・クロウ主演で大ヒットした映画『プロヴァンスの贈りもの』の中に登場。少年時代の主人公が叔父からワイン造りの素晴らしさを教えられる場面で「真実を伝える美酒」として印象的に使われ,映画においても高級シャンパーニュに並ぶ演出道具として活用されるに至った。このように,ドメーヌ・タンピエは今やプロヴァンスのドメーヌとして完全無欠の評価を受けている。「ドメーヌ・タンピエを味わうことなく,バンドールを,いやプロヴァンスワインを語るなかれ」と断言できる所以である。

 





■ドメーヌ・タンピエの歴史

ドメーヌ・タンピエの葡萄畑はルイ15世の在位(17151774年)に既に存在していた。1834年以降はタンピエ一族が所有し,家族経営を続けている。19世紀末のフィロキセラの禍害の後,Leonie Tempierレオニ・タンピエがアメリカ産台木を用いて葡萄樹を植樹し,畑を復興。1880年には醸造所を建設した。しかし,1929年の世界恐慌でワインの売上げは激減。畑の一部を桃やりんご畑に転換することを余儀なくされた。1936年,跡取り娘のLucie Tempierリュシー・タンピエがLucien Peyraudリュシアン・ペイローと結婚。2人はエクサン・プロヴァンスで醸造学を学び,近隣のドメーヌでの研鑽を経て1940年ドメーヌに参画した。ここからドメーヌは躍進の時代を迎える。高貴品種と呼ばれるムールヴェードル,サンソー,グルナッシュを畑に植樹。1943年には今やドメーヌの代名詞となったロゼワインを初めて元詰め。そして,リュシアン・ペイローは,1945年にバンドール生産者組合の会長に就任,1947年にはINAOのメンバーにも選出された。1960年からは,リュシアンの2人の息子であるJean-Marieジャン=マリーとFrancoisフランソワもドメーヌに参画し,ドメーヌはさらなる飛躍を遂げるが,リュシアン・ペイローのバンドールの名声獲得の戦いは,その後30年に亘り続く・・・。



 ドメーヌの実質的運営者ダニエル・ラヴィエ

「バンドールにはオフ・ヴィンテージが存在しない」毎年保証される高い品質のワイン
「バンドールにはオフ・ヴィンテージが存在しない」そんな言葉もあるほど、地中海性気候に恵まれたバンドールの葡萄畑は葡萄栽培に適した地域です。晩冬、ローヌ河に沿って吹き荒れるプロヴァンス地方特有の強い北風ミストラルMistralは畑の衛生状態を保ち、東・東南から吹き込む風は適度な雨(年間降雨量650ミリ、特に秋冬に降る)をもたらし、葡萄樹の成長を促進させます。気温が上がる夏には、海から吹き込むそよ風が暑さを和らげ、8月から10月にかけての強い日差しは、果実が完熟するのを促します。また、畑は高地に位置しているので、そこで育まれる葡萄は年間3,000時間という驚異的な日照量の恩恵を受け、毎年素晴らしい品質の葡萄果が収穫されます。
(2009年8月)


2019 Bandol Blanc
バンドール 白 750ml  
《シロ》【辛口】
葡萄品種:クレーレット60%、ユニ・ブラン18%、プールブラン19%、マルサンヌ3%

ドメーヌが自家消費用に極少量のみ仕込む幻の白!


          7,260円(本体価格6,600円)

ごめんなさい、只今品切れ中(2024年1月20日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。










  

2019 Bandol Rosé
バンドール ロゼ 750ml  
《ロゼ》【辛口】
葡萄品種:ムールヴェードル55%、グルナッシュ23%、サンソー22%、
樹齢:20年
平均収量:30〜38ヘクトリットル/ヘクタール

ドメーヌの4つの畑に植わる樹齢10年以下の若樹のブドウを、赤ワインと同様に、除梗した後にブシェBucherで直接圧搾し、短期間果皮ごと浸漬させて(セニエSaignée15%)造られる。
透明感のある鮮明なロゼ色を呈し、フレッシュで、果実味溢れる芳香とほんのりスパイシーな味わいが特徴。
このロゼの充分な資質を引き出すためにはサービス温度をあまり冷やしすぎない8〜10℃に設定して。
アペリティフに、ハム、ソーセージなどのオードヴルと一緒に。シーフード、特にウニ、スープ・デュ・ポワッソンsoupe du poisson(魚のスープ)、ブイヤベースbouillabaisse、魚のグリル、アジアン・フードなどとも相性がよい。

             6,380円(本体価格5,800円)   


「独特な色合いのロゼ、ドライ・フルーツ、なめし革、スパイスの凝縮された香りを持つ。フィニッシュにはこのロゼの肉付きを感じ取る事が出来る。」(2000年ヴィンテージについて、ワインスペクテーター誌2001年10月31日号に掲載)
「ペイロー家が得意とする品種、ムールヴェードルをアサンブラージュして造ったわずかに青みがかった色合いのロゼ。空気に触れさせる事で、柑橘系フルーツやペッシュ・ド・ヴィーニュpèche de vigne(露地栽培の桃)の香りが広がっていく。レモンやミカンのコンフィを連想させる調和の取れた後味。」(2000ヴィンテージについて、ル・ギッド・アシェット・デ・ヴァン2002年版)
「サンソーの優美さ、ムールヴェードルの強固さ、この2品種が素晴らしく調和している。瓶詰め後すぐにでもおいしく飲めるが、1〜2年ほど寝かせて、タンニンがワインに溶け込むのを待っても良いだろう。2003〜2006年がピーク。」(2000ヴィンテージについて、レ・ソムリエ・プレザント・ル・ギッド・デ・ヴァン2002年版)
■この2007年ものがIWCで92点を獲得■









2016 Bandol “Cuvée La Migoua”

バンドール “キュヴェ ラ・ミグア” 750ml 
《赤》【フルボディ】 生産者:ドメーヌ タンピエ
葡萄品種:ムールヴェードル主体

トゥロンに近い海岸沿いの小さな区域。プロヴァンスで最良のワインを産する。
主にムルヴェドール種からつくる赤は、タンニンが多く力強くてすばらしい。
ヒュー・ジョンソン「ポケット・ワイン・ブック参照

 ミシェル・ペタンヌが3つの単一畑のキュヴェの中で最も凝縮していると形容する
〈南仏のムーリーヌ〉。過去にワイン・スペクテーターで95点を獲得した実績を持つ。
ロバート・パーカー5つ星格付けワイン。

     
            12,650円(本体価格11,500円)

           プロヴァンス地?ドメーヌ・タンピエの「キュヴェ・ミグアは、ドメーヌ・タンピエで最もブルゴーニュらしいワイン」(RVF)で、
熟成に 向いている。同じく高級キュヴェであるキュヴェ・トゥルティーヌやキュヴェ・カバッソウよりもサンソーの割合が高く、
「口に残るサンソー の滑らかな味わいはとても?強く、樽熟成でストラクチャーが?事なほどしっかりとしている」と、RVF 絶賛。
カオール GC とバンドール キュヴェ・ミグアは、共に「未だ熟成の過程にあり、その秘められた繊細な至宝が完全に開花する には、最低 10 年はかかる」という。
最低 10 年、そしてそれ以上の熟成も可能なキュヴェ

ごめんなさい、只今品切れ中(2024年2月9日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。




2016 Bandol “Cuvée Spéciale” La Tourtine

バンドール “キュヴェ スペシャル” ラ・トゥルティーヌ 750ml 
《赤》【フルボディ】 生産者:ドメーヌ タンピエ
Castelletカストゥレのコミューンにあるトゥルティーヌの畑から造られる“クリュ”バンドール。
平均樹齢40年。
平均収量30〜35ヘクトリットル/ヘクタール
品種: ムールヴェードル80%,サンソー10%,グルナッシュ10%

醸造: 葡萄は全て手摘みで収穫され,選果台を使って傷んだ葡萄や未成熟な葡萄は全て取り除かれる。
完全に除梗し,野生酵母のみを用いて発酵を行う。
発酵は温度管理機能付きのステンレスタンクとセメントタンクで15〜21日かけて行われ,
その後,フランス産オークの樽(容量25〜75ヘクトリットルまで様々な容量の樽を使用)に移し,マロラクティック発酵と熟成を行う。
熟成期間は18〜20ヵ月。無清澄・無濾過で瓶詰め。
非常に日照に恵まれたトゥルティ−ヌは,果実味があり,力強く,タニックなワインを生み出す。
10〜15年の熟成を経た後でも赤い果物や香辛料のアロマを発散する長命なワインとなる。素晴らしい口中の凝縮感とミネラル感を持ち,気品と格を兼ね備えたワイン。



               12,650円(本体価格11,500円)


<ラ・トゥルティーヌ>の畑について
ラ・トゥルティーヌは,Castelletカストゥレのコミューンに位置する栽培面積6.5ヘクタールのクリマ。平均樹齢40年。標高170メートル。
約1億年前のサントニアン期の粘土石灰質土壌で,ムールヴェードルが完全に表現されるテロワール。
トゥルティーヌの畑の粘土土壌は,夏の時期に非常に固くなる地質で,乾燥によって粘土が収縮するため,拳や手で突き通すことができる窪みが沢山できる。
これは葡萄樹が地中深くまで根を伸ばしていることの証拠でもあり,トゥルティーヌの区画の大きな特徴となっている。
トゥルティーヌは丘の頂にあるため,日照に大変恵まれており,吹きさらしの風にさらされる。
これらの自然要因がトゥルティーヌをバンドールで最も偉大なテロワールにしている。
  





2019 Bandol 
バンドール 750ml   
《赤》【フルボディ】
葡萄品種:ムールヴェードル74%,グルナッシュ14%,サンソー8%,カリニャン3%,シラー1%
醸造: 葡萄は全て手摘みで収穫され,選果台を使って傷んだ葡萄や未成熟な葡萄は全て取り除かれる。
完全に除梗し,野生酵母のみを用いて発酵を行う。
発酵は温度管理機能付きのステンレスタンクとセメントタンクで行われ,その後,フランス産オークの樽(容量25〜75ヘクトリットルまで様々な容量の樽を使用)に移し,
マロラクティック発酵と熟成を行う。熟成期間は18〜20ヵ月。無清澄・無濾過で瓶詰め。

強烈なルビーレッドの色調。ブラック・フルーツを思わせる香りがあり,とても良くバランス取れた味わい。タンニンは顕著だが,すべてがまろやか。5
〜6年の熟成とともに皮や動物,下草,小さなレッドフルーツなどの香りを発散するようになる。
瓶詰めから3〜4年以内に心地良く味わうことができるが,ワインのバランスの良さから15年か,それ以上の熟成も可能。


          8,580円(本体価格7,800円)








2018 Bandol “Cuvée Spéciale” Cabassau
バンドール “キュヴェ スペシャル” カバッソウ 750ml 
《赤》【フルボディ】 生産者:ドメーヌ タンピエ
葡萄品種:ムールヴェードル主体
平均樹齢:50年
平均収量:30〜35hl/ha

「レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス 2010年版」で南仏最高の18/20点を獲得。
ラフィット、マルゴー、オー・ブリオン、コスと同点評価を受けた〈南仏のテュルク〉!

ロバート・パーカー5つ星格付けワイン。


          22,000円(本体価格20,000円)


<カバッソウ>の畑について

カバッソウは,ムールヴェードルの例外的な完熟が可能になる傑出したミクロクリマに恵まれた小さな畑。約1億年前のサントニアン期の粘土石灰質土壌。ラ・トゥルティーヌと同じ丘の斜面に位置するが,トゥルティーヌの畑の下部にある。南南西に面した非常に日照に恵まれた畑で,カストゥレの丘を背後にしているため,トゥルティーヌに見られるような過激なミストラルから守られている。また,棚田状になった丘の斜面を昇ってくる温暖気流による風の影響を常に受けている。このため夏の最も暑い時期にも,心地良い通り風がもたらされる。このような特異稀な自然環境によってムールヴェードルの理想的な完熟が可能となっている。また,非常に低い収量と,平均樹齢50年の葡萄樹に由来するため,フルボディで,大変力強く,非常に密に詰まったタンニンを備えたワインが生み出される。カバッソウは味わう人に衝撃を与える極め付きのバンドール。カバッソウの葡萄樹は,かってトゥルティーヌの畑の一部にあったものを,リュシアンとフランソワ・ペイローの時代に取り木を行ってカバッソウに植樹したもの。カバッソウではムールヴェードルが95%栽培されている。




□■「ギド・ベタンヌ&ドゥソーヴ」2013年版□■
19世紀初めから同じ一族の所有になるドメーヌ・タンピエは古くから名声を博している。
現在ペイロー家は,タンピエの精神の下,ドメーヌを輝かしく運営するダニエル・ラヴィエの手助けを受けている。
葡萄畑は,ル・ボーセ,ル・カストゥレ,そして海に面した棚田に植樹されたラ・カディエ−ルに広がっている。
ベースとなるワインは良質なレベルで,最もプロヴァンス的なカバッソウ,最もフレッシュなラ・ミグア,最も凝縮したラ・トゥルティーヌの3種類のキュヴェは,アペラションの指標に位置づけられている。
ロゼワインは味わうこともできるが寝かせておくこともできる。
現在は2007年物が最も素晴らしい。ドメーヌの名をかけた2010年物の偉大な赤のキュヴェは非常に出来栄えがよく,アペラシオンで勝利を収めている。

2011バンドール ロゼ
フレッシュ,赤いフルーツ,滑らかさをもたらすアルコールの強さが際立った真の個性。

2010バンドール 赤
力強く美しい骨格,長いフィニッシュ,今のところ少し閉じているが質感が現れてくるだろう。繊細なタンニン。

2010 バンドール“カバッソウ” 赤
香りは明瞭で気品があり繊細。野生的なアクセントと口中の奥でアロマが爆発する。既に開花している偉大なスタイルのワイン。

2010 バンドール“ラ・ミグア” 赤
明瞭,快活,口中は長く,際立った強さはないがヨードと塩分の風味がエレガント。フレッシュな果実味。飲み頃をまもなく迎える複雑で偉大なワイン。

2010 バンドール“ラ・トゥルティーヌ” 赤
美しい骨格。果実味がすぐに押し寄せ,花の香りと滑らかさとフレッシュさを備え,味わい深いフィニッシュが心地良い。2010年物はバンドールの原型。

□■「レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス ゴー・ミョー」2011年版□■
*五ッ星格付け*
バンドールの象徴であるドメーヌ・タンピエは,取り分け消費者に対し,モダンなスタイルに忠実であるという困難な挑戦に立ち向かっている。
1968年にキュヴェ・スペシャルを造るまでの長年,たった一つのキュヴェしか造っていなかった。
幾つかの困難の後,支配人としてのダニエル・ラヴィエの着任と,醸造所への大規模な投資によって,果実味と複雑さのある豊かなマティエールがワインに再び表れた。


2008バンドール 赤
カシスやブルーベリー,茨などのジューシーな果実味がスパイスの風味によって引き立てられている。本物の素晴らしさ!口中のタンニンの骨組みは,ワインの肉感を尊重し,アロマを長い余韻へと誘う。見事!

2007バンドール 赤
凝縮し,力強いこのバンドールは,時だけが手なずけることができる熱情と若さに満ち溢れた模範である。ブルーベリーやカシスの風味が,強い香辛料のある野生のノートに引き立てられている。

2009バンドール ロゼ
このロゼは力強い骨組みと豊満な風味を表現している。口中のテクスチャーは新鮮さとは対照的に豊満。苦味のあるオレンジやレッドフルーツ,アニスなどの風味が広がる。フィニッシュはややまろやか。

□■「ワイン・スペクテーター」 デジタル版2013年3月31日号□■
「タンピエの黄金時代」と題し,ドメーヌ・タンピエの女家長リュシー・タンピエのAOCバンドール立ち上げ時の回想と,ドメーヌ・タンピエの支配人兼醸造家を務めるダニエル・ラヴィエがタンピエに起こした変化を4ページにわたり特集。















「ワイン・スペクテーター」2013年3月31日号の記事(抜粋)
この地では,バンドールというアペラシオンのアイデンティティーを定義づけたドメーヌ・タンピエに向かう敵はいない。
タンピエがより深く複雑なムールヴェードル主体の赤ワインを造ったのはほんのまだ10年以上前の話だが,未来を脅かすような局面にさらされたとしても恐らく生き残っていくだろう。
(中略)リュシアンとルル(リュシー)はプロヴァンスの最強のタッグチームであった。
彼らはこの地のいたる所に植樹され平凡なバルクワインを造る高生産量のハイブリッド種を,1870年代にフィロキセラで壊滅的被害を受けたムールヴェードルに植え替え再生させたことでタンピエのワインの大きな名声を築いた。バンドール随一の失われた葡萄品種の復活というミッションをやり遂げた。
「AOC立ち上げのときには10の生産者しかいなかった。他の生産者は私たちの事をクレイジーだと思っていたわ。」とルルは語る。
(中略)ラヴィエが着任しビジネスに出資し,ペイロー家は貯蔵庫全体の修復,屋根と梁を取替え,長命なワイン用のオークの大樽とワイナリー設備に投資した。
以前使用していたものよりも立派で近代的なポンプ・機器が葡萄をより良い状態で作業することを可能にし,大きなセメントタンクを設置したことで,ワイナリーの許容量を大きく押し上げた。
「我々は小さなことを沢山変えてきた。しかしワインのアイデンティティーは変えたくはない。」とラヴィエは語る。