ワインショップ飛附屋トップイタリアワイン・ピエモンテ州アルド・コンテルノ

【Pooderi Aldo Conterno:アルド コンテルノ】

まだイタリアが統一国家となっていない19世紀後半ピエモンテ地方のある小国が、フランスのボルドーに大使を派遣していた。彼は彼の地でフランス人女性と結婚し、任務を終えて妻と共に帰国した。ボルドー・ワインに親しんだ彼には、ましてやフランス人の妻には、イタリアのワインはまずくて飲めない。そこでボルドーから醸造家を呼び寄せ、イタリアに数あるブドウ品種のなかからネッビオーロ Nebbiolo を選んですばらしいドライ・ワインをつくった。「ワインの王様」バローロ Barolo の誕生である。「ワインの女王」と言えば、バルバレスコ Barbaresco。バローロとバルバレスコはともにネッビオーロからつくられるが、バローロのほうが土壌の鉄分が多い。そのために力強いワインに仕上がる。バルバレスコのほうが、どちらかと言えば優しい。バローロの代表的な生産者に、ブルーノ・ジャコーザ Bruno Giacosaとアルド・コンテルノAldo Conterno がいる。ジャコーザは、輸出を意識したフランス風のスタイル。一方のコンテルノは、ピエモンテの伝統的なスタイルである。

 アルド・コンテルノは、1969年、バローロ(「バローロ」も「バルバレスコ」も実は村の名前)のモンフォルテ・ダルバ Monforte d'Alba でワイナリーを始めた。彼は、18世紀以来の歴史を誇るジャコモ・コンテルノ Giacomo Conternoの5代目だが、跡を継いだのは兄のジョヴァンニ Giovanni。アルドは独立して自らのワイナリーを設立した。彼のつくり出すバローロは非常に熟成能力が高く、その出来栄えは本家をも凌ぎ、国内外で確固たる地位と人気を得るに至っている。一般に、良質な生産者は、毎年ほぼ決まった量のワインを生産する。その販売先も、長年にわたって培われた信頼関係のなかで、ほぼ決まっている。いくら高値で、大量に買い入れるからと言っても、横からそう簡単に割り込めるものではない。そんななかで我々がアルド・コンテルノのバローロを仕入れることができたのは、本当に幸運だった。彼は17歳のとき、親戚を頼ってアメリカに渡った。1951年に朝鮮戦争が勃発すると、アメリカ兵として戦地に赴き、5日間の休暇を日本で過ごした。ちょうど遠い親戚が御殿場(静岡県)の修道院にいたので、彼はそこを訪ね、静かな数日を送った。そのときのことが温かい思い出として、今も胸の内にあるという。知人に紹介されバローロの丘で彼からこんな話を聞かされたのは、1994年のこと。ちょうどそのとき彼に、ハリウッドの映画スター、ニコラス・ケイジから1本の国際電話がかかってきた。少しでもいいからワインを売ってくれないかとの依頼だった。すると彼はこう答えた。「自分たちのために少しだけ取ってあったんだけど、今、日本の友達に全部売ってしまったから、もうないんだ」と。そのとき分配にあずかったのは、たったの10ケース。それから少しずつ増やしていったが、今でも我々が輸入できるのは、限りがある。

 ところで優れたバローロは、2030年、時には4050年の熟成を経てその真価を発揮する。だから、本当は「私はバローロが大好きだ」などとはそう軽々しく言えるものではない。それだけの「時」を待てる人のみが口にできる台詞なのである。

 アルド・コンテルノは、チカラCicala、ロミラスコ Romirasco、コロネッロ Collonello といった単一畑のバローロを、必ずしも毎年つくるわけではない。また、これらの畑のブドウをブレンドしてつくられる最高峰、バローロ・グランブッシア・リゼルヴァ Barolo Granbussia Riservaは、197119741978198219851988198919901995199619971998年と、優れた年のみに生産される。もっともピエモンテは、1995年以降2000年に至るまで、史上初めてと言っていいほど連続して傑出したヴィンテージに恵まれたので、これからは最高峰にめぐり会えるチャンスが増えるかもしれない。アルド・コンテルノは、現在は3人の息子が中心になって運営している。バローロの生産量を増やすことはできないため、バルベーラBarberaやドルチェットDolcetto といった品種にも目を向けている。一般には大衆的なワインとなるこれらの品種も、アルド・コンテルノの手にかかればまた格別である。

【テクニカル・データ】

畑の総面積:          25ha

年間生産量:          ・バローロ:1,500ケース         ・カルテット:600ケース          ・プリンタニエ: 1,200ケース

         ドルチェット・ダルバ:2,000ケース  ・チカラ:800ケース

・バルベラ・ダルバ:2,000ケース           ・ブッシアドール:800ケース

セパージュ:           ネッビオーロ、バルベラ、ドルチェット、フレイザ、シャルドネ、メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン

醸 造 法:            バローロはステンレスタンクで1014日間アルコール発酵、マロラクティック発酵35ヶ月の後、

伝統的なスロベニア産オークの大樽で2628ヶ月間熟成させる。

【コメント】

ジョバンニの兄弟である、70余歳の典型的な紳士のアルド・コンテルノは間違いなくピエモンテの伝統主義者の一人である。彼は真価を発揮するまでに710年ほどセラーにて寝かされることを必要とする、古典的で長命なワインを生産する。コンテルノは19711978198919961998年が偉大な年であると考えている。過剰に異国的であるとコンテルノが考えている1997年のファンではなかったけれども、1990年と1997年をはずしたことは驚きである。彼のそう言った但し書きにもかかわらず、他の生産者に比べ、より構造のしっかりした、内気で、よりけばけばしくない、傑出した1997年を生産した。彼の1997年は4〜6年のセラーにての熟成を必要とする。

(2006年4月)


■2008 ヴィンテージ情報■
(ワイン・アドヴォケートより) アルド・コンテルノでの私のテイスティングは近年のピエモンテへの訪問のハイライトの1つとなった。2008年は極めてクラシックなワインで、バローロ愛好家はたまらないだろう。収穫は10月末に行われ、現代の基準でいけば、かなり遅い。コンテルノ兄弟は長いマセラシオンを続けている。2008年はグランブッシアのスキンコンタクトは40−45日間で、今までで最も長い。グランブッシアに関して言えば、最高の果汁のみ瓶詰めするために、このフラッグシップの生産量をなんと3分の2も削減している。それはロミラスコへの制限もとき、以前はグランブッシアが生産されない場合に造られたこのワインは数年前から通常のラインナップに加わった。ロミラスコの期待以上の成功は、近年のアルド・コンテルノにおける良い出来事の1つである。コンテルノ家はピエモンテを特別な場所にしている人間の価値をまさに体現している。最高峰に返り咲いた彼らを見るのは喜ばしい。


2009 Langhe Chardnnay Bussiador

ランゲ シャルドネ ブッシアドール 750ml  
品種:シャルドネ100%  
生産量:6,000本
収穫:9月の最初の10日間に畑で選果しながら手摘みで収穫
醸造:2〜3日間ステンレスタンクの中で発酵を待ち、アルコール発酵が始まった後にアリエ産とトロンセ産(味をブレンドするために2種類の樽を使います)の軽く焦がした新樽に移し替えます。発酵時の温度は16〜18℃。途中1回澱引きをして、1年間の熟成の後瓶詰め、最低でも6ヶ月間瓶熟されます。冷却処理、清澄処理、濾過処理は一切施しません。使用する樽は100%新樽です。  

     11,865円(本体価格11,300円)  

コメント:白のグランブッシアとも言えるシャルドネ100%のワインです。アルコール度が充分に上がるよく濃縮したシャルドネのみを、可能な限り厳しく選別して造られるこのワインは、生産量が最大でもわずか27樽のみのです。少量生産で一般的な知名度は低いのですが、その希少価値の高さから幻のシャルドネと言われています。バリックを充分掛けていますが、焼きを抑えているため果実味豊かで鋼を想わせる口当たりがあります。長期熟成にも耐えるイタリア最高の白ワインです。オーブンで調理された魚料理や、グリルまたは串焼きにした魚と一緒にお楽しみ下さい。

★パーカーポイント87点  ワイン・アドヴォケート203号 2012年10月2009シャルドネ ブッシアドール・ランゲはグラスから芳醇なトロピカル・フルーツ、スパイス、ポップコーン、バターが層になり溢れだす。飲み頃:2012−2016年
ごめんなさい、、ただいま品切れ中(2013年2月23日)です。次回入荷まで今しばらくお待ちくださいませ。





2009 Barbera d´Alba Conca Tre Pile

バルベーラ ダルバ コンカ トレ ピーレ 750ml  
《赤》【フルボディ】
品種:バルベーラ   
畑:ブッシア・ソプラーナに位置するコンカ・トレ・ピーレの畑
収穫:10月第1週に畑で選果しながら手摘みで収穫   
醸造:ステンレスタンク内でマセラシオンを行い、8日〜10日間マストを置く。 温度は26度〜28度。数ヶ月間ステンレスタンクで熟成され、樽に移されさらに12ヶ月間熟成の後瓶詰め。

       4,840円(本体価格4,400円)  
  
コメント:この畑はブッシア・ソプラーナでも丘になっている場所にあり、主にバルベーラが植えられています。最も樹齢の古いものは45年になります。熟成に使う樽は100%新樽です。
ルビーレッド又はほとんどガーネット色をしており、強く持続する香りを放ち、ドライなフルボディの風味が広がります。赤、白肉、鶏肉、チーズに良く合います。

2008ヴィンテージ ★パーカーポイント87点 2011年10月 ワイン・アドヴォケート197号
2008バルベーラ・ダルバ・コンカ・トレ・ピーレは柔らかく繊細で控えめである。可憐な長さと洗練をこの年のミディアム・ボディのスタイルから感じられる。飲み頃:2012−2016年


ごめんなさい、只今品切れ中(2019年11月28日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。






2011 Langhe Dolcetto Il Masante

ランゲ ドルチェット イル マサンテ 750ml  
《赤》【フルボディ】
品種:ドルチェット 生産量:10,000本
収穫:9月第3週に畑で選果しながら手摘みで収穫
醸造:ステンレスタンクで5〜8日マセラシオンを行なう。温度は24度〜26度。ステンレスタンクのまま8ヶ月間熟成、その間数回澱引きされます。

     3,520円(本体価格3,200円)   


コメント:ドルチェット種のワインはそのフルーティさを最大限残すため、ステンレスタンクで精製されます。しかし、このワインは良いボディとしっかりとした構造を持つため、長期熟成が可能なワインでもあります。紫色の輝きをもつルビーレッドをしており、さわやかで強烈な果実味豊かな香りがあります。ドライで、フルボディ、バランスの取れた風味を持っています。オードヴル、パスタ、サラミ、チキン、チーズと共にお召し上がりください。

★パーカーポイント88点  ワイン・アドヴォケート203号 2012年10月
2011ランゲ ドルチェット マサンテは豪華でクラッシーなワインである。抑制のあるエレガントなドルチェットで、可憐な果実と持続性がある。プラム、タール、甘草、スパイスが多様なニュアンスから感じられ、長いフィニッシュに続く。飲み頃:2012−2015年

ごめんなさい、只今品切れ中(2022年6月27日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。





2009 Langhe Nebbiolo IL Favot

ランゲ ネッビオーロ イル ファヴォット 750ml  
《赤》【フルボディ】
品種:ネッビオーロ、ミシェ、ランピア   
畑:モンフォルテ・ダルバに位置するブッシァ・ソプラーナのいくつかの畑
収穫:10月中旬に畑で選果しながら手摘みで収穫   
醸造:ステンレスタンク内でマセラシオンを行い、6日〜8日間マストを置く。 温度は26度〜28度。5−6カ月間ステンレスタンクで熟成され、樽に移されさらに18ヶ月間熟成の後瓶詰め。
  
       8,140円(本体価格7,400円)  

コメント:イル・ファヴォットのブドウは定期的に植樹をされた畑のもので、樹齢は最高20年です。マセラシオンは6−8日間行い、タンニンと色の抽出を促し、良い色調と際立つ柔らかさがもたらされます。樽は100%新樽です。

★パーカーポイント90点  ワイン・アドヴォケート203号 2012年10月
コンテルノの2009ランゲ ネッビオーロ イル・ファヴォットは歴史あるこのワイナリーの良い導入部となる。甘い赤いベリー、花々、フランス産の樽、アニスと煙草がグラスから湧き上がる。ミディアム・ボディの芳香豊かなワイン。ファヴォットはコンテルノのエントリー・レヴェルのネッビオーロで、ワイナリーの若い樹齢のブドウのもの。最高樹齢が20年で、フランス産の樽で熟成される唯一のネッビオーロ。飲み頃:2012−2015年

ごめんなさい、只今品切れ中(2022年6月27日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。







2008 Barolo

バローロ 750ml  
《赤》【フルボディ】
品種:ネッビオーロ   
樹齢:20年以上   
生産量:11,000本
醸造:ステンレスタンクで15日間アルコール発酵、発酵時の温度は最高でも32℃。そのまま4〜5ヶ月月ステンレスタンクで熟成させた後、伝統的なスロベニア産オークの大樽で26〜28ヶ月間熟成させる。

      12,420円(本体価格11,500円)  

2004ヴィンテージより、『バローロ・ブッシア』は50年前のクラシックラベルを再度採用し、名前も『バローロ』に改めます。以前、アルド・コンテルノのワイナリーはバローロ村近くのバローロ地区に小さな畑を購入しました。コンテルノのバローロには樹齢が20年以上のブドウしか使われないため、この畑のブドウはこれまでイル・ファヴォットに使われてきました。しかし、今や樹齢は20数年を数えたため、2004ヴィンテージより、これまでのブッシア・ソプラーナからのブドウに加えバローロ地区の新たな畑のブドウも使用されることになりました。最終的なブレンド比率は、ブッシア・ソプラーナの畑のネッビオーロを80%、バローロからは20%となりました。ブッシア・ソプラーナはモンフォルテ・ダルバにあるのですが、この新しいバローロにはモンフォルテ・ダルバとバローロ両方の地区のブドウを使用しているため、これまでの『バローロ・ブッシア』という名前を変更することになりました。
ごめんなさい、只今品切れ中(2017年4月11日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。

★パーカーポイント93 点 ワイン・アドヴォケート200号 2012年4月 2008バローロは美しいワインだ。とても表情豊かで、ノックアウトされる豊かなアロマが幾層にも連なる豊かな個性に続く。2008年は豪華な芳醇さと深みがヴィンテージの特質の中から感じられる。タール、スモーク、甘草、砕いた岩がフィニッシュを包み込むように表れる。魅力的なエレガントなアルド・コンテルノのバローロである。飲み頃:2016−2028年

★ワイン・スペクテーター94点 2013年2月28日 美しいラズベリー、チェリー、ブラック・カラントの風味が締まった細やかなタンニンを背景に、この調和のある新鮮な赤ワインから溢れる。フローラルと煙草が更なる側面を加え、余韻長いフィニッシュに続く。飲み頃:2016−2033年






2008 Barolo CICALA

バローロ ヴィーニャ チカラ 750ml  
《赤》【フルボデイ】 等級:D.O.C.G. 生産者:アルド コンテルノ
40−45年前からあるこの畑の名、チカラとは、昆虫のセミという意味です。 
品種:ネッビオーロ   
畑:ブッシアのチカラの畑   
樹齢:40〜45年   
生産量:4,150本
醸造:ステンレスタンクで15日間マセラシオンを行ない、通常この間にアルコール発酵が完了します。醸造温度は変化しますが最高32℃です。ステンレスタンクのまま3〜5ヶ月置かれ、定期的に澱引きされます。その後、スロベニア産オークの大樽で28〜30ヶ月熟成され瓶詰めされます。

         18,360円円(本体価格17,000円)  

ごめんなさい、只今品切れ中(2016年12月17日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。

★パーカーポイント95点
 ワイン・アドヴォケート200号 2012年4月 
2008バローロ チカラは始まりからフィニッシュまで美しく焦点が定まり、快活である。卓越したエネルギーとしっかりとした緊張感がこの熟した赤いベリー、スパイス、砕かれた花々、ミントの味わいに感じられる。この純粋で輪郭のしっかりとしたバローロにすべての要素が織り合い美しく表れる。スケールの大きな力強いタンニンは冷たいミネラルを感じる果実の層の良い背景となっている。鼓動を感じるようなエネルギー溢れるチカラは本当に素晴らしく魅力的だ。卓越したもう1つのワインとなった。飲み頃:2018−2028年

★ワイン・スペクテーター95点 2013年2月28日 
この赤ワインにはブルゴーニュのグラン・クリュのような洗練した深みがあり、繊細な質感がブラック・チェリー、ブラック・カラント、タールの風味に縁取られている。しっかりとした構成で、締まったタンニンを包み隠すような魅力的な外観。フィニッシュはスミレとブラック・チェリーが表れる。飲み頃:2016−2035年






2001 Barolo COLONNELLO
バローロ ヴィーニャ コロネッロ 750ml
《赤》【フルボデイ】 等級:D.O.C.G. 生産者:アルド コンテルノ
葡萄品種:ネッビオーロ

畑:ブッシアのコロネッロの畑   
樹齢:40〜45年   
生産量:4,200本
醸造:ステンレスタンクで15日間マセラシオンを行ない、通常この間にアルコール発酵が完了します。発酵時の温度は最高でも32℃。ステンレスタンクのまま3〜5ヶ月置かれ、定期的に澱引きされます。その後、スロベニア産オークの大樽で28〜30ヶ月熟成され瓶詰めされます。

たっぷりのプラム、チョコレート、スパイスの香り。フルボディで、調ソフトなタンニンと長くリッチなフィニッシュを持つ。確固たる信念の元に熟成されたワインに求め得る全てがある。2000年ヴィンテージより良い。2008年以降がベスト。1760ケース生産。(ワイン・スペクテーター2005/10/15号より)

           15,774円(本体価格14,340円)

ご注意:当店手持ちのヴィンテージは2001年です。

(2008年ヴィンテージの評価)
★パーカーポイント95点 ワイン・アドヴォケート200号 2012年4月 2008バローロ コロネッロは感動的だ。豪華な芳醇さと深みが焦点の定まった活力溢れる果実から感じられる。甘い赤いベリー、花々、スパイスが美しく2008コロネッロに表れる。バローロのエレガントな側面を見せながら、更に筋肉質な特徴が加わっている。時に強く感じるオークの特徴は、ここではとても上手く統合されている。フローラルの特徴がフィニッシュまで途切れなく続く。コロネッロはこのワイナリーの他のバローロより、比較的早く熟成するが、2008年は驚く程力強く、構造がしっかりとしている。飲み頃:2018−2033年
★ワイン・スペクテーター96点 2013年2月28日 まろやかで柔らかい、肉厚な特徴がピュアなチェリー、ラズベリー、スパイスの風味を包み込む。熟して、調和をなし、構造の欠けたところは全くない。ミネラルの特徴が締まったフィニッシュから表れる。飲み頃:2016−2035年
ごめんなさい、只今品切れ中(2022年6月27日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。





2008 Barolo Romirasco

バローロ ロミラスコ 750ml  
《赤》【フルボデイ】 等級:D.O.C.G. 生産者:アルド コンテルノ
品種:ネッビオーロ  
畑:ブッシアのロミラスコの畑   
樹齢:50〜55年   
生産量:3,200本
醸造:ステンレスタンクで15日間マセラシオンを行ない、通常この間にアルコール発酵が完了します。醸造温度は変化しますが最高32℃です。ステンレスタンクのまま3〜5ヶ月置かれ、定期的に澱引きされます。その後、スロベニア産オークの大樽で28〜30ヶ月熟成され瓶詰めされます。

          26,400円(本体価格24,000円)  

★パーカーポイント96点 ワイン・アドヴォケート200号 2012年4月 2008バローロ ロミラスコは際立っている。冷たいミネラルが浸み込んだチカラと似通った個性で、更に繊細な質感の特質が加わっている。甘い赤いベリー、花々、ミントや砕いた岩がこの洗練された豪華なバローロに表れる。力強さと威厳をもつロミラスコは印象的な深みと見逃すことのできない血統を感じさせる。今2008年は幼児と言え、待つことのできる人は偉大な味わいを楽しむことができるだろう。飲み頃:2018−2028年

★ワイン・スペクテーター96点 2013年2月28日 洗練したタンニンがチェリー、タール、スパイスの風味を織り込み、口当たりの良いシルクのように滑らかな赤いワインに表れる。そしてフィニッシュまで続き、ミネラルの要素が筋肉質な特徴を与えている。風味が長く続く。飲み頃:2017−2034年