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【Ｃａｖａｌｃｈｉｎａ：カヴァルキーナ（ピオーナ家）】
カヴァルキーナの名は、ワイナリーのある地域の名前で、カヴァルキーニ伯爵の邸があったことに因んでいます。
ワイン造りの歴史は古く、１８４８年には既にクストーツァの地域において最も重要なワイン生産者として記録されています。
１９１１年にピオーナ家の所有となり、この地域に重要な変革をもたらしました。
ピオーナは当時既にこの地で栽培されていたトカイ、コルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラはもちろんのこと、新しくフェルナンダ、ガルガネーガ、トレッビアーノ トスカーノ、と言った品種の栽培を始めました。
様々な研究の結果、この地で最も人気のあったソアーヴェに匹敵する白ワインが生まれました。
それがビアンコ ディ クストーツァです。１９６２年に初めて瓶詰めされ、ヴィーノ ダ ターヴォラとして売り出されました。
質よりも量が重要視されていた当時、このような品質を重視したプレミアム的なタイプのワインを市場に送り出すことは用意ではありませんでしたが、粘り強い努力の結果、１９７１年にＤ．Ｏ．Ｃ．に指定されるまでになりました。
所有する畑は、ガルダ湖の氷河によって形作られた太陽の光に恵まれた、半円形の盆地にあります。
湖自体が、温度や風によるミクロクリマの重要な要因となっています。
土壌は混じっていて、石が多い部分や石灰質や粘土質など様々です。所有する２１haの畑は２つの区画に分かれます。
１６haはワイナリーに隣接する南西向きの斜面で、残りは「ビアンケッテ」と呼ばれる北西の斜面です。
標高は１００〜１５０ｍです。それぞれの葡萄の持つ風味を集約、変えることなく個性を強調することをモットーとしています。
現在ジュリエット ピオーナは引退し、ルチアーノ ピオーナがワイン造りをしています。
彼らのワインは地元でとても人気があり、ヴェローナの多くのレストランでワインリストに載せられています。
また、良質なビアンコ ディ クストーツァを作る生産者として「ワイン アトラス オブ イタリィ アンド トラベラーズ ガイド」屋ガンベロ ロッソの「ヴィニ ディタリア」で紹介されています。
また、アリタリア航空の機内誌に最良のビアンコ ディ クストーツァを産する生産者としてもカヴァルキーナは紹介されています。
ヴィンテージによる品質のばらつきは皆無と言って良く、その安定感には絶大な信頼を寄せることが出来ます。
｀０４年からは、発酵や温度管理もコンピューターで行う新しい設備でワイン造りがされています。
月刊誌「ガンベロ ロッソ２００６．０８」のビアンコ ディ クストーツァの特集に、ルチアーノとフランコが写真入りで大きく掲載されています。
「ソアーヴェが独奏ならば、クストーツァはオーケストラ」とルチアーノ
Ｉ−１６ ２０２１ Ｂｉａｎｃｏ di Ｃｕｓｔｏｚａ
ビアンコ デイ クストーツァ ７５０ｍｌ 
《白》【辛口】等級：Ｄ．Ｏ．Ｃ．
生産者：カヴァルキーナ（ピオーナ家）
葡萄品種：フェルナンダ（３０％）、トレッビアーノ（３０％）、ガルガネーガ（３０％）、トレッビアーノネッロ（１０％）
葡萄の 収穫時期は それぞれ 異なり、トレッビアネッロは 9 月に、その後 9 月中旬にフェルナンダを収穫し、 
トレッビアーノとガルガネガは 10 月初めに収穫します。
収穫した葡萄は、つぶれないように小さな箱に入れます。
除梗して圧搾します。フェルナンダは香り高い品種なので、圧搾の前に 45 時間スキンコンタクトします。
4 つの葡萄をそれぞれ別々に醸造し、酸素と触れないように造っています。
清澄の後 10 15 日間、約 18 度で発酵します。
フレッシュさを保つために澱とともに 1 月末から 2 月初めまで置き、最終のブレンドをします。
麦わら色で、フレッシュな香りがあり、まろやかで調和の良い辛口白ワインです。
２，３１０円（本体価格２，１００円）
２００４ＶＴ〜２０１７ＶＴ１４年連続受賞
１３年連続でトレ ビッキエーリを獲得した、カヴァルッキーナの代表作
Ｉ−２００ ２０１９ Ａｍｅｄｅｏ Ｂｉａｎｃｏ di Ｃｕｓｔｏｚａ Ｓｕｐｅｒｉｏｒｅ
アメデオ ビアンコ ディ クストーツァ スペリオーレ ７５０ｍｌ
《白》【辛口】等級：Ｄ．Ｏ．Ｃ． 生産者：カヴァルキーナ（ピオーナ家）
葡萄品種：ガルガネ-ガ（30％） フェルナンダ（30％） トレッビア-ノネ-ロ（25％） トレッビア-ノ（15％）
骨格のあるトレッビアーノとトレッビアネッロは、バリックで熟成させ 、 ガルガネガは繊細さを失わないように、大樽で熟成させます。
香りは果肉ではなく皮に含まれているので、失わないようにするために、 香りの決め手となる フェルナンダを凍らせ 、 真の個性を引き出すことが出来るやり方を考え出しました。
収穫 し た葡萄を 冷凍庫に入れ、マイナス 20度で凍らせます。冷凍庫のスイッチを切り、マイナス 2度になったらプレスして、果汁を取り出します。
その後は、他の白ワインと同じ工程を辿ります。
美し い レモンイエロー、花や果実を思わせる香りや樽熟による芳醇な風味が豊かに拡がります。
柔らかな酸味、力強くコクがあり、非常に完成度の高い仕上がりです。
２，８６０円（本体価格２，６００円）
クストーツァの第一人者。ルチアーノ ピオーナの手がける新商品、ルガーナ
Ｉ−７５０ ２０２０ Ｌｕｇａｎａ
ルガーナ ７５０ｍｌ
《白》【辛口】
生産地域：ヴェネト
生産者：ラック（ルチアーノ ピオーナ）
葡萄品種：トゥルビアーナ（トレッビアーノ ディ ルガーナ）
葡萄畑は、ルガーナＤＯＣの中で最も名高い区画のひとつ、フラシノ湖のすぐ近くにあります。
収穫は、手摘みで厳しく選別しながら行います。
収穫した葡萄は、除梗、破砕し優しくプレスした後、しばらく靜置し自然に不純物を沈殿させ、澱引きします。
発酵は温度を１６度の低温にコントロールしながら行い、その後、澱と共に４ヶ月熟成させます。
レモンやグレープフルーツなどの柑橘系の果物のアロマ、洗練されたエレガントなミネラルのニュアンスが感じられます。
素晴らしい骨格とバランスがあり、豊かなフレイバーが口の中に広がります。
２，７５０円（本体価格２，５００円）
畑は、ヴェネト州側にあるフラシノ湖のすぐ近くにあります。
クストーツァのように丘ではなく、平地に広がっています。
湖の堆積土による白い色をした粘土質の土壌です。
ピオーナ家はここに１．２ha畑を所有しています。
Ｉ−５９６ ２０２０ Ｒｏｓｓｏ Ｐｒｏｖｉｎｃｉａ ｄｉ Ｖｅｒｏｎａ
ロッソ プロヴィンシア ディ ヴェローナ ７５０ｍｌ
《赤》【フルボディ】等級：I.G.T.
生産者：トッレ ドルティ、ピオーネ家
葡萄品種：コルヴィーナ（55％）、コルヴィノーネ（10％）、ロンディネッラ（20％）、メルロ（15％）
葡萄畑：マルッチェリーゼ
トッレ ドルティは、サン マルティン ブオンアルベルゴにある、マルチェッリーゼに近い丘の地区の名称で、かつては防塞のための監視塔が建てられ、
その後はオリーヴや葡萄や穀物の畑として使われました。
その土地をピオーナ家が買い取り、ヴァルポリチェッラを造るために葡萄を植え、歴史ある名前を葡萄園の名としました。
ルチアーノのアイデアによって誕生した新たなスタイルのワインです。
ヴァルポリチェッラの伝統的な手法であるリパッソで造っていますが、漬け込み用にプレンディーナのガルダ メルロ ファイアルの果皮（搾りかす）を使っています。
通常の方法で９月末にベースとなるワインを、コルヴィーナとコルヴィノーネ、ロンディネッラで仕込みます。
タンクからワイン（メルロ ファイアル）を抜き取り残った葡萄の皮に、９月末に仕込んだベースになるワインを入れると、より力強い味わいになります。
熟成はバリック（２年、３年樽）と２０hl入りの樽で１２ヶ月行います。
「ヴァルポリチェッラの地域では、伝統的にアマローネを造った葡萄の皮でリパッソを行います。しかし、私はそれをメルロで行うことにしたのです。
コルヴィーナやロンディネッラのもつチェリーやペッパーのような風味に、メルロにあるカシスやブラックベリーが組み合わさったらおもしろいと思い、
このワインを造ろうと思いました。」とルチアーノは話していました。
イタリアでは、ワインバーやビストロでよく売れています。
２，４２０円（本体価格２，２００円）
一般的なバルドリーノのイメージを覆すような、とても濃いワイン
Ｉ−４００ ２０１８ Ｂａｒｄｏｌｉｎｏ Ｓｕｐｅｒｉｏｒｅ Ｓａｎｔａ Ｌｕｃｉａ
バルドリーノ スペリオーレ サンタ ルチア ７５０ｍｌ
《赤》【ミディアムボディ】 生産者：カヴァルキーナ（ピオーナ家）
等級：Ｄ．Ｏ．Ｃ．Ｇ．
葡萄品種：コルヴィーナ（６０％）、ロンディネッラ（２５％）、サンジョヴェーゼ（１５％）
収穫は１０月の終わりにかけて行います。除梗した後、約１５日間発酵させ、初めは高い温度でその後温度を下げます。
サンジョヴェーゼは異なった構造を持つため分けて発酵を行います。
ヴィンテージによって、サンジョヴェーゼは小さなオーク樽で熟成させ、残りは引き続きステンレスタンクで熟成させます
（品種によって樽熟成に適さないと考えるため）。翌夏にブレンドし瓶詰めし、３ヶ月おいて１１月から出荷します。
ヒュー ジョンソン「ポケットワインブック」で、バルドリーノの上位の生産者としてあげられています。
｀０６年が「エスプレッソ２００９」で１４．５点、「ルカ マローニ年鑑２００９」で８７点、「ヴェロネッリ２００９」で２ッ星／８６点。
２，７５０円（本体価格２，５００円）
あのピオーナ兄弟が造るヴァルポリチェッラのラインナップに、いよいよ「リパッソ」が加わりました
Ｉ−６８９ ２０２０ Ｖａｌｐｏｌｉｃｅｌｌａ Ｒｉｐａｓｓｏ
ヴァルポリチェッラ リパッソ ７５０ｍｌ
《赤》【フルボディ】生産地：イタリア、ヴェネト 等級：D.O.C.
生産者：トッレ ドルティ（ピオーナ家）
葡萄品種：コルヴィーナ、コルヴィノーネ、ロンディネッラ
カヴァルキーナ、ラ プレンディーナで、高品質のワインを造るピオーナ家が、良質のヴァルポリチェッラを造るために購入したトッレ ドルティのワイン。
リパッソは、10 月に造った若いヴァルポリチェッラを、12 月か1 月に、アマローネの乾燥させた果皮に漬け、豊かな味わいにする方法です。
このワインは、糖分の残るアマローネの果皮に漬けて造っています。リッパソする時20〜30%アマローネの澱に混ぜます。茎も含まれています。
再発酵を避けるために、24〜48 時間しか果皮と接触させません。熟成は、ステンレスの場合と、オークに入れる場合、両方あります。
新鮮な果実味と柔らかさが乾燥した葡萄からのスパイシィさとバランスを醸し出しています。厚みのあるボディと凝縮感があり､素晴らしい仕上がりです。
３，３００円（本体価格３，０００円）
《ピオーナの新ブランド ヤングアマローネ》
I-６１６ ２０１８ Valpolicella Superiore Morari
ヴァルポリチェッラ スペリオーレ モラリ ７５０ｍｌ
《赤》【フルボディ】
生産地：イタリア、ヴェネト
等級：D.O.C.
生産者：トッレ ドルティ、ピオーナ家
葡萄品種：コルヴィーナ、コルヴィノーネ、ロンディネッラ
熟成：オーク樽12 ヶ月間
アマローネと同じ造り方をしています。フルーティなアマローネを目指し、1 年早くリリースしています（つまり、熟成を1 年長くすればアマローネとして出荷出来る）。
「モラリ」はスラングで、「蚕が食べる木＝桑」を意味していて、畑の近くに大きな桑があることにちなんでいます。
葡萄は畑で選別し、小さな木のバットに入れ換気の良い専用の部屋で乾燥させ、30〜40％の水分を蒸発させます。
果実が健全な状態で1月に至るよう、乾燥の期間中は細心の注意が欠かせません。高い糖度と低い外気温のために、醸造にも注意が必要です。
毎日少しずつ葡萄を醗酵させていき、糖分が無くなったらまた葡萄を入れていくといった方法をとっています。毎日ルモンタージュしながら、20 日間醸しを行います。
アルコール度が高くマロラクティック醗酵しないので、果皮から離し、何度かタンクへの移し替えをします。
その後、バリック（50％新樽、50％はアマローネに使った1 年樽）に入れて、バトナージュしながら澱と共に12 ヶ月間熟成します。
強いアルコールとのバランスのとれた新鮮さがあります。
チェリーやブラックベリー、ブルーベリーのはっきりとした香り、バルサムや白胡椒もかすかに感じられます。ミネラルと柔らかさが、口の中でソフトなタンニンと混ざり合います。長い余韻があります。
４，４００円（本体価格４，０００円）
《ピオーナの新ブランド 本格派アマローネ》
I-６１７ ２０１８ Amarone della Valpolicella
アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ ７５０ｍｌ
生産者：トッレ ドルティ、ピオーナ家
葡萄品種：コルヴィーナ、コルヴィノーネ、ロンディネッラ、オセレータ
熟成：フレンチオーク12 ヶ月間
葡萄はトッレ ドルティの名前の由来になっている古い塔が建てられている場所、畑の中で一番標高が高い区画からのものを使用しています。
日照条件に恵まれ、風通しのよい畑で育つ葡萄は健康で、完璧な状態に成熟します。
収穫した葡萄は木棚に並べ、標高350ｍに位置する小屋で自然乾燥させます。乾燥の過程は、葡萄がベストの状態になるように翌年の1 月まで続きます。
醸造は伝統的な方法で、ルモンタージュ、デレスタージュを行いながら15〜20 日間行ないます。その後、果皮とともに数日間マセラシオンを行ないます。
熟成は100％フレンチオーク樽で12 ヶ月行ないます。
強いスパイスのアロマ、ペッパーやチェリーの香りが広がります。高いアルコールに負けないタンニンとしっかりとした骨格が、このワインを洗練されたバランスの良い味わいにしています。
７，１５０円（本体価格６，５００円）
《2009 年ヴィニタリーで試した甘口の中で最高の品質でした。》
Ｉ−５７６ ２０１８ Ｐａｓｓｉｔｏ Ｂｉａｎｃｏ del Ｖｅｎｅｔｏ
パッシート ビアンコ デル ヴェネト ３７５ｍｌ
《白》【甘口】等級：Ｉ.Ｇ.Ｔ.
生産者：カヴァルキーナ
葡萄品種：ガルガネーガ、ミュラー トゥルガウ
残留糖度：114．7g／l
特に良いヴィンテージは、ミュラー トゥルガウ100％で、レ ペルゴーレ デル ソーレというキュヴェとしてリリースします。
収穫量は25hl／ha。1 月まで葡萄を乾燥させます。タンクに24 時間入れて、醗酵をスタートさせます。皮が上に行くので、下の部分を取り出します。
新樽と1 年樽に移し、2〜3 週間醗酵させます。その後、18 ヶ月間熟成させます。
「この品質のワインは、この価格では絶対に見つからない。市場は倍の価格でこういうワインを探している位だ。」（ピオーナ談）。
2009 年のヴィニタリーで試した甘口の中で最高の品質でした。
２，３１０円（本体価格２，１００円）
《モスカートとモリナーラ（赤用品種）を陰干しして造ったロゼの甘口。その名も、薔薇（ローザ）》
Ｉ−４０１ ２０２１ Ｌａ Ｒｏｓａ
ラ ローザ（パッシート） ３７５ｍｌ
《ロゼ》【甘口】 生産者：カヴァルキーナ（ピオーナ家）
葡萄品種：モスカート、モリナーラ
モスカートとモリナーラを陰干しして造ったパッシートです。葡萄は収穫後、陰干しします。
糖分が潜在アルコール度１８％になったら（通常は１２月）、圧搾し、発酵前に２〜３日醸しを行います。
発酵は１０〜１５日続き、アルコール度が１４度になったら、糖分とアルコールのバランスをとるため、移し替えをして発酵を止めます。
モスカートは僅かにビターなトーンを持つため、難点はパシートを飲みやすくするその二つのバランスをとることです。
翌年の春に瓶詰めされます。贅沢なレストランで最後に出てきてもらいたいワインです。
２，５３０円（本体価格２，３００円）
