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コルテーゼ家からジレッリ家へ
アジエンダ アグリコーラ コルテーゼはシチリア島の南東部、ラグーサ県のヴィッ トーリアに位置しています。
2016 年に以前のオーナーだったジョヴァンナ コル テーゼという女性から、共同出資者のピーター コステンと、
トレンティーノ出身で 3代続くワイン生産者のステファーノ ジレッリとマリーナの兄妹が購入し、 2017VT からワイン生産をしています。
ステファーノは何年も前から、シチリアは高 品質ワインの産地としては過小評価されているが、非常に素晴らしいプレミアムクラ スのワインを造ることが出来る場所だと確信していました。
また、同時にオーガニッ クでの栽培、非介入主義のワイン造りに最適の土地であることを認識していました。
前オーナーのジョヴァンナ コルテーゼは、自分でワイナリーを維持することが難し くなりましたが、家族の中には誰も継ぐ人がいなかったため、売りに出すことを決意しました。
しかし生粋のシチリア人であるジョ ヴァンナとの交渉は非常に大変で、トレンティーノ出身のステファーノ達が契約を結ぶまでに 6 年の歳月を要したといいます。
2016 年にステファーノ達がワイナリーを購入した当時、長い間誰も畑の手入れをしておらず、10年以上灌漑も行われていませんでした。
そのため、最初に考えたのは葡萄樹の植え替えとセラーの再建でした。
しかし、その年は収穫までに数週間しか残されて いなかったため、急いでセラーのメンテナンスを行い、畑に灌漑を施し、葡萄が可能な限りしっかりと成熟出来るようにしました。
1 ヶ月間にわたり集中的な作業を行い、8 月末に収穫を始めました。
そこで彼らは、樹齢の高い葡萄の一部が非常にユニークなク ローンであることを発見しました。
それらは他とはかなり異なっており、畑の状態が良くなかったにもかかわらず、完璧に熟し、 極めて素晴らしい状態でした。
有機栽培と生物多様性
栽培はすべてオーガニックで、殺虫剤や化学的な肥料は使用していません。
コン ポストとして剪定の際に切り落とした枝を畑に撒いています。
葡萄畑の土壌は主 に三層あり、第一層は地表から50〜60cmの表土で、粘土と砂で構成されています。
第二層はかなり硬い石灰岩です。第三層は、非常に年代の古い地層で、も ともと海洋だった 1,000 万年前の土壌となっています。
「この地層があること が、ワイン造りにとって非常に重要です。
葡萄栽培にも適していますが、同時に 他の果物や野菜の栽培にも適しています。
古くから質の良い果物や野菜がシチリ ア島で造られていましたが、この土壌がその理由のひとつです」。
実際に、コル テーゼでは植えている作物のうち、15%は葡萄ではありません。
多様性のため に、オリーブなどの他の植物も植えています。
畑や畑を取り巻く環境に多くの動 物や昆虫がいること、また地中では1つのセクターに対し1〜2トンの微生物が存在するような状態を保っています。
このような 環境の多様性、複雑さがあるということは、そこでできる葡萄、ひいてはワインの品質に影響を与えます。
生物多様性のある環境 を保つことにより、気候変動に耐えられる環境が生まれると考えています。
なぜなら、自然には耐える力があると考えているから です。
生物多様性を維持する理由は、自分たちが最初に携わった時よりも、環境を良くしなければならないと考えているからです。
またコルテーゼでは、マサルセレクションを行っています。
すべての穂木は自家畑の葡萄から採取 して接ぎ木しています。
穂木は特にその畑の特徴が良く出ている葡萄から採取しています。
その理 由はそれぞれの畑にとって最良のクローンを使うためです。個々の畑、および葡萄樹は、1本、1本、 状態に合わせて手入れを行います。
たった1本の木から同じ遺伝子を増やすクローン セレクショ ンとは異なり、1本1本の個性が異なる葡萄樹を植えることができます。
こうしたほんの少しの違 いが、全く同じ葡萄品種であっても、遺伝子学的に強い葡萄になります。
すべての畑は独自のリズ ムで生育し、個性を発揮できるよう促しています。
コルテーゼでは台木を土に植えてから接ぎ木を 行います。この方法は、通常ならば植えたばかりの若い苗木がウイルスの影響を受けるリスクがあ りますが、
南イタリアではウイルスによる病害発生の心配がないため、実現することが可能です。
ステファーノはオーガニックおよびサステナブルなワイン造りを重要視していますが、それは最良 の結果を得られるという理由だけでなく、
すべての人間は自然環境に対し責任を負い、誰もが次世 代の人々のために環境を守らなければならないと強く考えているためです。
「自然を信じることは非常に大切です が、時間をかけて科学的なリサーチを行 い、バランスを取ることが重要だと考えています。
畑を深く理解し、分析し、相 互作用を保つことが大切だと考えてい ます。力づくではなく忍耐強く待つこと。
私たちはそれぞれの畑の個性が伸びる よう、自然を注意深く観察しています」
ワイン造りの哲学
コルテーゼでは、個々の品種の個性およびテロワールの真のキャラクターを反映 させるため、伝統的かつ自然な方法でワインを生産しています。
シチリア島では、 紀元前 2500 年から古代ギリシャ人によってワインが造られており、
当時はアン フォラが使用されていたという歴史からインスピレーションを得て、アンフォラ を使った発酵といった古いワイン造りの技術を採用し始めました。
伝統的な手法 と現代の最新技術を合わせ、その土地の持つあらゆる個性、ニュアンスを表現し たワインを造ることを目指しています。
「テロワール、すなわちそこにいる人々、環境、気候など、葡萄栽培とワイン造り に関わるすべてをボトルの中に表現したいと考えています。
また、生物多様性を 尊重することも重要です。複雑な多様性があり、資源を使い切ってしまわないこ とが、良いワインを作るためには重要ですし、
それが品質にもつながると考えて います。また、それに関連してオーガニックやサステナビリティが大切だといえます。
伝統技術を尊重し、その中から自分たちが使えることを応用し、最新技術と 伝統を理解し、それらを融合させることで新しいスタイルのワイン造りができる
と考えています」
IA−120 2020 Boscopiano Frappato
ボスコピアーノ フラッパート 750ml
《赤》【フルボディ】
<Alc. 13.5%>
国/地域等:イタリア/シチリア/I.G.P.テッレ シチリアーネ
葡萄品種:フラッパート100%
熟成:ステンレスタンクで6ヶ月
有機認証:ユーロリーフ
2005 年に植樹した約 1ha の単一畑「ボスコピアーノ」で育つフラッパート 100%で造られる最上級ワインです。
他とは違う個性を持った唯一無二のワイ ンです。
畑の名前はヴィットーリアにある森の名前にちなんでいます。
年間僅 か2,000本しか造られない、たいへん希少なワインです。
紫を帯びた透明感の あるルビーレッド、赤い果実やスパイス、花のアロマに加え、オレンジやアー モンドの要素が混ざっています。
口に含むとブラッドオレンジやジンジャーの 風味も感じられます。
極めて上品でしなやか、長い余韻が感じられます。
自家畑の葡萄から採取された穂木によるクローンで、仕立てはギヨー、栽植密度は 4,500 本/ha です。
フラッパートはやや晩熟のため、収穫は10月初旬に行い ます。
葡萄の熟度や葡萄の個性に合わせて何回にも分けて、手摘みで収穫を行 います。
15〜18kgのバスケットに入れ、保冷庫に一晩置きます。
葡萄の温度 が6〜8度に下がったら除梗し、選別を行います。柔らかく破砕した葡萄を700Lの小型のアンフォラに入れて 発酵させます。
発酵中、複数回のルモンタージュを行います。発酵が終わりに近づいたら果帽が液体に浸るまで アンフォラの蓋を下げます。
ワインはそのまま果皮と共に翌年の秋までアンフォラに入れておきます。
その後、 ラッキングを行い、異なるアンフォラのワインをブレンドし、ステンレスタンクに移し6ヶ月熟成させます。
★「ジェームス サックリング.com」92点
12,100円(本体価格11,000円)
IA−119 2022 La Selezione Sabuci Cerasuolo di Vittoria Classico
ラ セレツィオーネ サブーチ チェラスオーロ ディ ヴィットーリア クラッシコ 750ml
《赤》【フルボディ】
<Alc. 14.0%>
国/地域等:イタリア/シチリア/D.O.C.G.
葡萄品種:ネーロ ダーヴォラ、フラッパート
熟成:バリックと大樽で6ヶ月
有機認証:ユーロリーフ
「サブーチ」は1930年以来、コルテーゼのワイナリーがある場所の名前にちなんでいます。
この場所はチェラス オーロ ディ ヴィットーリアの生産に特に適しているため、この名前をつけました。
年間生産量は約7,000本 です。
コルテーゼのワイナリーがあるヴィットーリア周辺は古代ギリシャの文化の影響を深く受けています。
古 代ギリシャの都市だったカマリナがすぐ近くにあります。
コルテーゼでは、古代ギリシャの文化に触発され、チェ ラスオーロ ディ ヴィットーリア クラッシコを造っています。
ガーネットを帯びた輝きのあるルビーレッド、 様々な種類のチェリーやザクロなどの豊かな果実味が全面的ですが、それに加えてカカオやなめし皮、カラメル
の要素も感じられます。
口当たりはとてもエレガントで複雑さもあります。
素晴らしい集約があり、しっかりと したタンニンが感じられます。
葡萄は9月末から10月初旬にかけて手摘みで丁寧に収穫します。
収穫した葡萄 は小さなバスケットに入れ、保冷庫で温度を10度まで下げます。
ネーロ ダーヴォラとフラッパートは別々に 醸造します。
ネーロ ダーヴォラは解放式のバリック(225L)で発酵させます。
発酵中、人の手でやさしく果房 を突き崩します。一方、フラッパートは700Lのアンフォラで発酵させます。
アンフォラは多孔性のため、発酵 期間中に理想的な空気交換が行われます。
また同時に、ワインは果皮と共に 12 ヶ月間浸漬させておきます。そ の後、ブレンドを行いバリックと様々なサイズの大樽で6ヶ月熟成させます。
さらにボトリングの後、3ヶ月瓶 熟させてからリリースします。
★「ジャンシス ロビンソン.com」17点
4,950円(本体価格4,500円)
IA−118 2022 La Selezione Senia Nero d´Avola
ラ セレツィオーネ セーニャ ネーロ ダーヴォラ 750ml
《赤》【フルボディ】
<Alc. 14.0%>
国/地域等:イタリア/シチリア/D.O.C.
葡萄品種:ネーロ ダーヴォラ100%
熟成:バリックで12ヶ月
有機認証:ユーロリーフ
ネーロ ダーヴォラDOCとしては決して安くはありませんが、試飲して素晴らしい品質だったため、取り扱いを始めることにしました。
生産量は極めて少 ないワインで、毎年約8,000本しか生産されません。
非常に濃いルビーレッ ド、プラムやブラックベリーの深いアロマにリコリスの要素が混ざっていま す。
しっかりとフルボディですが爽やかな酸が全体を支えています。
豊かです が非常にやわらかなタンニン、長い余韻が感じられます。
葡萄の樹齢は15〜 30 年です。収穫は葡萄が潰れないように小さなバスケットを使い、注意深く 選別しながら手摘みで行います。
葡萄はバスケットごと保冷庫に入れ10度に 冷却します。発酵は解放式のバリック(225L)に約150Lずつの少量で発酵 を行います。
樽発酵の場合、温度をコントロールすることが出来ませんが、18 〜24度以上にはなりません。
少ない量で仕込むことで自然に温度が調整され るためです。
発酵はおよそ10〜12日間続きます。開いている樽の上から人の手で果皮を突き崩します。
果皮か らのタンニンを出来る限り優しく抽出するためにこの作業を行います。
発酵期間中、機械は一切使用していませ ん。
つまりワインは出来る限り優しく扱われます。アルコール発酵後、約 20 日間果皮浸漬を行います。
発酵と 醸しは全体で30〜35日間です。果皮との醸しが終わったら、バリックでマロラクティック発酵、その後同じバ リックで12ヶ月熟成させます。
その後さらに6ヶ月瓶熟させてからリリースします。
★「ジャンシス ロビンソン.com」17点
4,950円(本体価格4,500円)
IA−117 2022 La Selezione Vanedda Bianco
ラ セレツィオーネ ヴァネッダ ビアンコ 750ml
《白》【辛口】
<Alc. 13.5%>
国/地域等:イタリア/シチリア/I.G.P.テッレ シチリアーネ
葡萄品種:カタラット、グリッロ
熟成:樽で7ヶ月
有機認証:ユーロリーフ
カタラットとグリッロをブレンドして造る白ワインで、年間生産量は僅か 10,000 本しかありません。
輝きのある濃いイエロー、濃い色合いはスキ ンコンタクトと大樽での熟成によるものです。
豊かなブーケにはトロピカ ルフルーツやココナッツを思わせる要素、さらに奥から優しいスパイスの ニュアンスが感じられます。
口に含むとリッチなテクスチャがあり、バラ ンスのよい酸が全体を支えています。
素晴らしい骨格、余韻があります。 収穫は葡萄が潰れないように小さなバスケットを使い、注意深く選別しな がら手摘みで行います。
葡萄はバスケットごと保冷庫に入れ10度で24時 間冷却します。
その後、除梗し最低でも2日間果皮浸漬を行います。その 後、果皮を取り除き、果汁を30hLのオークの大樽に移し、発酵を最後ま で終わらせます。
発酵後、澱と共に最低でも7ヶ月熟成させます。ボトリ ング後、最低6ヶ月瓶熟させてからリリースします。
★「ジェームス サックリング.com」92点
4,400円(本体価格4,000円)