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カンティーナ エンドリッツィは、アデンジェのサン ミケーレに、フランチェスコ エンドリッツィによって、1885年に設立されました。彼は、サン ミケーレ研究所の協力の下、当時知られていなかったカベルネやピノなどの重要な葡萄品種を輸入しました。息子のロマーノは、8年間トレント県の知事を務め、また孫のフランコはトレンティーノのワイン生産者組合の会長を務めて、世界各国にワインの輸出を始めました。現在は、フランコの孫に当たるパオロと彼のドイツ人の妻で建築家でもあるクリスティーネが、品質にこだわったワイン造りを行っています。エノロゴは、ピエルフランコ ジョヴァンニーニとティツィアーナ ビッファーです。2000年から2003年にかけてセラーを建設しています。妻のクリスティーネが建築家なので設計や内装を担当、さらにラベルのデザインもしています。所有する畑は17haで、さらに23haの畑を借りています。3000m以上のドロミテ山脈が北風を防ぎ、40km離れたガルダ湖から暖かい南風が吹いてきます。山が多く畑に出来る面積が少ないため傾斜地に畑を作るほどで、土地の値段はトスカーナの10倍、ブラウネベルガー ユッファー ゾンネンウーアの倍に相当するそうです。畑での仕事には、隣にある有名なサン ミケーレ醸造学校と協同で様々な開発をしています。たとえば、葡萄畑の入り口に小さな鳥小屋を設置して(1haあたり25個)、フェロモンを撒き、昼は小鳥、夜はコウモリを呼び寄せて、虫を食べさせ、農薬の使用を70%削減しています。また、地質調査後に葡萄を植える、収穫量が少ない(成長の遅い)台樹を使い自然に収穫量を減らす、一列置きに緑で覆い土壌を豊かにする、などの方法をとっています。醸造で大切にしていることは、エコロジィ的な発想、自然なワイン造りです。そのための投資として、@ミクロオキシデーション:窒素の生産を行い、装置で酸素をタンクに移し、空気との接触を避ける。Aボトリングマシンはオゾンと水で洗う。BCO2の圧力で果帽を壊す新しいテクニックを使用。これは意図的に酸化を抑えられるので、SO2の節約が出来る。等があり、これらも醸造学校との共同開発になります。
I−406 2002 Teroldego Rotaliano Tradizione
テロルデゴ ロタリアーノ トラディッツオーネ 750ml
《赤》【フルボディ】等級:D.O.C. 生産者:エンドリッツィ
葡萄品種:テロルデゴ(100%)
テロルデゴはトレンティーノ固有の葡萄品種で、トレンティーノワインの中で最も優れたものといわれ、「トレンティーノの葡萄の王子」と呼ばれています。D.O.C.の地域は、メッゾコロナとメッゾロンバルド地区で、標高約220mにあります。葡萄樹の仕立ては、伝統的なトレンティーノの棚仕立てです。1ヘクタールあたり3000〜3500本の密度で葡萄樹が植えられています。土壌は、薄い腐食層のある砂利の多い土壌です。また、昼と夜の温度差が顕著です。収穫は手摘みで行い、ステンレスタンクを使い温度管理の下発酵し、1年間オークの大樽で熟成します。濃いルビーレッド、心地よい果実の風味、長く続くラズベリーやブラックベリーを思わせるアロマがあります。しなやかで、繊細なボディです。
2,730円(本体価格2,600円)
I−406は、只今品切れ中です(2009年11月3日)。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。
I−407 2001 Teroldego Rotaliano Superiore Riserva Maso Camorz
テロルデゴ ロタリアーノ スペリオーネ リゼルヴァ マソ カモルツ 750ml
《赤》【フルボディ】等級:D.O.C. 生産者:エンドリッツィ
葡萄品種:テロルデゴ(100%)
1ヘクタールあたり3000本の密度で葡萄樹が植えられています。収穫は手摘みで行い、ステンレスタンクを使い温度管理の下10日間発酵し、その後バリックとオークの大樽で熟成します。集約したルビー色、力強いアロマと、チョコレートやラズベリーを思わせる調和のとれたブーケがあります。フルボディで、バランスのとれたタンニンが感じられます。
3,960円(本体価格3,600円)