今やイタリア・トスカーナといえば世界中のワイン愛好家を虜にしている。おそらく，今後もトスカーナ・ワインの代表となる存在の地区がDOCボルゲリだ。そのDOCボルゲリで1991年に創立をし、厳密な有機栽培、一切の化学肥料や殺虫剤を使用しない栽培を誇る生産者がいた。彼女がポデーレ・グレッピ・クーピ・オーナー：ローザ・ガッサール・バニョーリ女史。イタリアの有機農産物認定機関9つあるうちの1つ、CCPBの認証を得ている。女史はオーストリア（ボリツァーノ）で生まれた。親戚の多くがワイン造りに携わっていて小さい時から彼らの手伝いをしていた。この経験を活かし、女史が2人の娘を育ててからの遅い出発ではあるが、念願のワイン造りを始めることができた。
その後、女史の最大の“出会い”が実現する。今は亡き、イタリア最高ジャーナリストである故ルイジ・ヴェロネッリ氏だ。彼は女史が所有している畑に赴き一言、「美しきブドウが育つのだから、偉大な醸造家を招いたほうがいい」と進言、彼の紹介で招かれたエノロゴこそ、南イタリアの神様と言われるナポリ大学、フォッジャ大学のワイン醸造学の権威、天才醸造家「ルイジ・モイオ氏」である。彼の哲学は「品質重視」でブドウ本来の品質を損なわない醸造で最も有名。熟練の技がこの地DOCボルゲリで優秀なワインを誕生させた。
ここからローザ女史とエノロゴ：ルイジ・モイオの素晴らしい評価を得る。
当然のごとく「ヴェロネッリ誌」では★★★3つのエクセレントを獲得。
さらに、イタリア全土におけるビオの認証を得ている生産者ワインガイド誌「Vini d’Italia BIO」で最も優れたワインとして5年間連続して取り上げられている。
このガイド誌の編集長であるピエール・パオロ・ラステッリ氏は次のように記している。「この地のタイプはブドウ樹にとって理想的というわけではない。しかし優れた例外もある。ストラーダ・ボルゲレーゼ街道に隣接するワインはエトルスキ斜面の特性で魅惑的な香りと味わいのシトロンやベリー類の木、ミントのかぐわしい芳香を持つ。この小さな宝石（サンジョヴェーゼ/カベルネソーヴィニヨン/メルロー）に由来する。口の中で徐々に広がり非常に上品で落ち着いた味わいが最後まで長く穏やかに続く」と。ちなみに2006年度版のガイド誌ではグレッピ・クーピのトップ・ワイン、「ボルゲリ・スペリオーレ・ルビーノ・デイ・グレッピ」は上位3本の指に入る、と絶賛している。
女史のワイン造りは、有機栽培（ビオロジック農法），遅い収穫，低収量，長期にわたる発酵，無清澄，無濾過，といったワイン造りの本質を行く方法だ。栽培面積僅か1.5ヘクタール，年間総生産量7000本程という超ミクロ・ワイナリーである。弊社はローザ女史との交渉の末，イタリア全土で優良ヴィンテージ、特にボルゲリ地区では1997年を超える最強のヴィンテージを誇る2001年、同格評価の2003年及び2004年を皆様にご案内できることに成功致しました。
２００５ Ｇｒｅｐｐｉ Ｃｕｐｉ ＤＯＣ Ｂｏｌｇｈｅｒｉ
グレッピ クーピ ボルゲリ ７５０ｍｌ
《赤》【フルボディ】
葡萄品種：サンジョヴェーゼ（７０％）、カナイオーロ（１０％）、カベルネ・ソーヴィニオン（１０％）、メルロー（１０％）
５，５００円（本体価格５，０００円）
ごめんなさい、只今品切れ中（２０２２年６月２７日）です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。
２００３ Ｒｕｂｉｎｏ ｄｅｉ Ｇｒｅｐｐｉ ＤＯＣ Ｂｏｌｇｈｅｒｉ Ｓｕｐｅｒｉｏｒｅ
ルビーノ ディ グレッピ ボルゲリ スペリオーレ ７５０ｍｌ
《赤》【フルボディ】
葡萄品種：サンジョヴェーゼ（４０％）、カベルネ・ソーヴィニオン（３０％）、メルロー（３０％）
９，９００円（本体価格９，０００円）
