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【Roberto Sarotto:ロベルト サロット】

 

サロット家の歴史
サロット家の歴史は、18 世紀末に近隣のバルバレスコ村で生まれたジュゼッペがネヴィーリエに移り住んだことからはじまります。当初はドルチェットの生産を専門に行なって、20 世紀初頭にはバルクでイギリスへ輸出していました。戦争やフィロキセラ禍などを経て、その後ロベルトが醸造学校を卒業する1980 年代の初頭まで、葡萄は業者に売っていました。1991 年から自家栽培の葡萄はすべて自身のところ
で醸造するようになりました。同じ年に、バローロに20ha の畑を購入し、生産をスタートさせました。サロット家にとって畑は生活の一部です。両親(父アンジェロ82歳、母マリア77 歳)共に、昨年(2009 年)まで畑で働いていました。
ロベルトのこれまで
ロベルトはピエモンテで生まれで、生まれてからのエノロゴになるまでずっと畑で働いていました。父は祖父と一緒に5haの畑を持っていました。6,000万本造る大きな会社で20年間トップワインメーカーとして、品質の高いワインを造っていました。彼がまだ16歳のころに自分のワイナリーを持つ人生設計をしました。20 年間大きなワイナリーに勤めたことも、すべて計画のうちでした。そこで働いて得た収入を全て使って、バローロやカヴィに素晴らしい畑を手に入れ、現在は50ha を所有しています。また、ワインに含まれている100〜200 種類ある化学成分の専門家でもあります。
畑と葡萄品種のデータ
所有する畑は50ha、バローロ、バルバレスコ、ネヴィーリエ、ガヴィといったピエモンテ最高のワインが生まれるエリアに広がっています。アルネイス、シャルドネ、ブラケット、ネッビオーロ、カベルネ ソーヴィニヨンの栽培も行なっています。機械化によって若干は変わりましたが、基本的には伝統的な方法で葡萄を育てています。自然の生態系を守りながら化学的なものを減らしていくことで、いつか化学的なものをゼロにしていければと考えています。
収穫について
収穫は6 年間ほぼ同じ人に頼んでいます。新しい人が来ても、昔からいる人が教育してくれるそうです。2009 年は天候が崩れそうだったため、どうしても終わらせたくて、娘と息子を連れて夜中まで収穫をしたそうです。収穫の後は、生産者と収穫に従事した人と一緒にお祭りをします。「私たちはみんなで祝う。」 すべての作業が天候に左右されるので、収穫の前は何も予定を入れません。インターネットを見ながら天候を確認しています。今までほとんどの予報は外れたことがありません。
オーガニック栽培は?
「オーガニックは信じていない、ただ自然に従ったやり方が良いと考えている。畑の間には森があるので自然と害のある農薬は使わない。自動的に農薬を使用するのでなく必要に応じて使用する。畑の場所を見てもらえば、自然の生態系の中に葡萄の樹があり、森と斜面によって畑は守られている。また、土砂のずれから畑を守るためにも木は必要だ。オーガニックを謳うことはコマーシャルとしての意図は理解できるが、本質の意味はこの考え方とあまり変わらない。畑からはどんどん化学的なものは減らしているので、毎年土壌の中から化学成分が減ってきた。自然の生態系を保ちながら、ある時期には化学的なものがゼロになることは考えている。オーガニックコンポストは自然な牛糞(加工されていない自然な状態)のみを使用している。」
ワイン造りはほとんど一人で
優先順位は、 @畑 Aワインを造ること B売ること で、最も重要なのは畑だと考えています。十分な大きさの良い畑でなければ良いワインは造れないと言います。畑には、父アンジェロ(82 歳)と母マリア(77 歳)、そしてロベルトとあと4人、セラーにはロベルト、マウリツィオ、マケドニア人の3人いますが、畑もセラーの仕事もほとんどはロベルトが行っています。畑でキャタピラーに乗って作業中にひっくり返ったこともあります。誰もコンサルタントとして入れていません。逆に他の会社のコンサルタントを行っています。そのため、どの農家が良い葡萄を造るかを知っています。現在、畑は自社だが、醸造は知人のセラーを借りています。2011 年に自社セラーは完成予定です。
白の醸造の秘密のポイント
発酵期間は長いもので3 ヶ月にもなります。始めて2 日後に始まります。醗酵が始まってから2 日で温度は20℃まで上がります。アルコールが作られれば温度が下がっていきます。アルコールが12%まで作られ温度が12℃まで下がるポイントが重要です。葡萄の糖分はフルトーゼで出来ています。フルトーゼは甘みが軽い。12〜14℃の間ではグルトーゼのみアルコール分解され、残りはフルトーゼになります。その状況を目指していて、この先に行くとバランスを失ってしまいます。
カンティーナ
カンティーナは5,000hl のワインを貯蔵することが可能です。温度コントロール装置付きの醗酵タンク、甘口ワイン貯蔵のための温度調節付きタンク、ニューマティックプレス、バキュームフィルター、連続式フィルター等の設備があります。
ベルリンのコンクールで受賞!
ベルリンのワインコンクールで、ガヴィ ディ ガヴィが「ゴールド」、カヴィとバルバレスコが「シルヴァー」を獲得しています。
ロベルトが考えるガヴィのキャラクターとは?
ロベルトは、ガヴィのスペシャリストです。「グリーンアップルに少しの桃と少し花、余韻に酸、青りんごをかじったときに少し感じるタンニン。それにミネラルを感じさせる。つまり丸みがあって強い。」 ガヴィのエリアは、昔は小さかったのですが、拡大してきて生産量が増える結果となっています。その中で特に良いものをガヴィの中のガヴィと言う意味で、「ガヴィ ディ ガヴィ」と呼んでいます。



<バローロを凝縮させるためのジュースを使った、いわばバローロ ロゼ!>
I−627 2021 Rosae
ロザーエ 750ml  
《ロゼ》【辛口】
等級:ヴィーノ ダ ターヴォラ
生産者:ロベルト サロット
葡萄品種:ネッビオーロ(100%)
葡萄園面積:1ha
標高:400m
土壌:石灰質灰色粘土 仕立て:ギュイヨ

バローロを産する村のひとつ、ノヴェッロ村のネッビオーロを100%使っています。
収穫は9 月後半に手摘みで行います。数時間コールドマセラシオンを行い、その後圧搾して、低温に管理しながら醗酵します。
僅かに残糖(約5g/l)があります。淡いオレンピンク色。少し甘いオレンジの香り、ほろ苦く、しっかりと粘性があります。タンニンと酸は程よく、紅茶の風味、しっかりとしたアルコールがあります。
1 年経つとオニオンカラーに変わりますが、2 年間は味に変化はありません。
ピエモンテの地品種を使って、モダンスタイルのワインを造りました。
販売責任者のボロゴーニョが、サロットのワインの中で、自分で一番飲むという、お気に入りのワインです。

                2,200円(本体価格2,000円)
                   







サロットの代名詞と言える、長期熟成が出来るガヴィ
アウロラと言うのは、、夫人の名前で、彼女に捧げられたワイン。

I−623 2022 Gavi Aurora
ガヴィ アウロラ 750ml 
《白》【辛口】等級:D.O.C.G.
生産者:ロベルト サロット
葡萄品種:コルテーゼ

アウローラ(夜明け、オーロラの意味)は、奥様の名前で、彼女に捧げたワインです。
ラベルに地平から昇る太陽が金色と赤色で描かれ、目を惹きます。
自家葡萄に加え、 長い付き合いの 5 人の農夫からも葡萄を購入し、醸造はロベルトが行っています。
南 〜南西向きで、標高 270m。マール石灰岩土壌で、仕立てはギヨーです。
ワインのコ ンセプトは長時間の低温発酵で、最後まで低温で発酵させることで、果実味が長く保 たれます。
澱と接触させ、2〜3 ヶ月ステンレスタンクで寝かせます。
はきはきとし た果実味と、グレープフルーツを思わせるさわやかな風味が広がります。
「私のガヴィは長期熟成が可能です。熟成するとミネラル感が変わり、また特別な楽 しみが生まれます。
この熟成が可能である白を造ったことで、一躍私が世界で知られ るようになりました。」
とロベルトは語ります。

           2,200円(本体価格2,000円)  


<ロベルト サロットのコメント>
外観は麦わらを帯びたイエロー。香りはフレッシュな果実のニュアンスがあります。
ミネラルが感じられ、余韻に感じるほろ苦さは土壌の特徴を表しています。
早く飲まなければならないガヴィやイタリア白ワインは多いですが、私のガヴィは長期熟成が可能です。
熟成するとミネラル感が変化し、新たな楽しみが生まれます。
この熟成可能な白を造ったことで、私は一躍世界で知られるようになりました。








ガヴィの協同組合で働いていたときから注目していた畑。
I−569 2022 Gavi di Gavi Bric Sassi 

ガヴィ ディ ガヴィ ブリク サッシ 750ml 
《白》【辛口】等級:D.O.C.G.
生産者:ロベルト サロット
葡萄品種:コルテーゼ
葡萄園面積:8ha
平均樹齢:40年

「ブリク サッシ」はガヴィエリアの生まれた場所にある、ロベルトが所有する8haの畑の名前です。
標高は270mで、南〜南東向き、石灰質の泥灰土壌というガヴィの中でも最も恵まれた条件の畑です。植密度は5,000本/ha、樹齢は40年です。
ゆっくりと低温で発酵します。2ヶ月間ステンレスタンクで熟成し、さらにボトルで2ヶ月間寝かせます。熟した果実の甘さと柑橘系の引き締まった風味とが調和しています。
`07年は「ガンベロロッソ2009」で2グラス/*(コストパフォーマンスが高いワインに付けられるマーク)。

          2,530円(本体価格2,300円)  
EPAの関税撤廃によりお求めやすい価格になりました
  


<ロベルト サロットのコメント>
このワインは、ガヴィ村のガヴィという名前のワインです。
ブリク サッシが造られる畑は、ガヴィが昔から造られていたエリアです。
「サッシ」は石を、「ブリク」は丘を意味しています。
もともと海底だった場所で、石灰岩の土壌には貝殻が含まれています。
また、少し離れると海がある場所に位置しています。このエリアでも最も日照に恵まれた畑です。
これは 低温発酵によって醸造したワインです。外観は 、 麦わらがかったイエローカラーで、わずかに気泡が見られます。
柑橘系の風味があり、香りの中からも、また口に含んでからもミネラルのニュアンスが感 じられます。
これにより長期熟成が可能なワインとなっています。
繊細でエレガントな魅力があり、味わいが直線的で、デリケートな和食とも合わせられます。
このエリアではもともと魚料理が食べられていましたので、魚料理との相性の良さも楽しめます。





ガヴィよりも、果実味の集約感とリッチさ、余韻の長さがあります
I−570 2021 Langhe Arneis Runcneuv
ランゲ アルネイス ランクネヴ 750ml  
《白》【辛口】等級:D.O.C.
葡萄品種:アルネイス(100%)
葡萄園面積:5ha

アルネイスの古い樹齢の葡萄樹から選別した葡萄を使って造られます。畑はネヴィーリエにあり、南から南西向きで、海抜は260mです。
土壌は石灰岩質です。醗酵タンクに移す前に、果皮と数時間醸しを行います。熟成はステンレスタンクで3〜4ヶ月行います。
黄金色の混じった黄色。とても洗練されたワインで、新鮮な果実や花の少し甘さのある魅力的な香り、口の中ではアーモンドの風味が感じられます。
フルーティさとすっきり感があります。‘08 年が「ガンベロ ロッソ ヴィーニ ディタリア2010」で1 グラス。

        2,530円(本体価格2,300円)













アメリカンオークの新樽によるしっかりとした樽の要素+古い樹齢のシャルドネの濃い、トロピカルな果実味
I−706 2021 PURO Chardonnay
プーロ シャルドネ 750ml   
《白》【辛口】等級:D.O.C..
生産者:ロベルト サロット
葡萄品種:シャルドネ(100%)

ニッツァ モンフェッラートにあるシャルドネの畑の樹齢の高い(30 年)葡萄から造られるワインです。
発酵、熟成ともにアメリカンオークの新樽を使用しています。
発酵は15〜16 度、バトナージュをしながら4 か月間行います。さらに4 か月間、澱とともに樽で熟成させます。
バトナージュは、発酵中は週に2 回、熟成期間中は月に1 度行います。
トロピカルフルーツを思わせる凝縮された濃厚な果実と新樽の甘く心地よい風味がバランスよく混ざりあっています。
「PURO」は、ピュア、純粋な、という意味。シャルドネだけで造られているため、このネーミングになりました。
同じシャルドネの畑で、樹齢の古いものをこのワイン「PURO」に使い、若い樹齢のものを、ソーヴィニヨン ブランとブレンドして、他のワインを造っているためです。
‘12 年の生産量は7 樽のみで、360 本を分けていただけました。
ボトルは、ファンティーニスプマンテと同じタイプのものです。

           5,280円(本体価格4,800円)











<バローロのエリアの葡萄から造られた、「食べるものによって表情の変わるワイン」>
I−628 2021 Barbera d´Alba Bricco Macchia
バルベーラ ダルバ ブリッコ マッキア 750ml  
《赤》【フルボディ】等級:D.O.C.
生産者:ロベルト サロット
葡萄品種:バルベーラ(100%)
葡萄園面積:3ha 標高:350m
土壌:灰色粘土 仕立て:ギュイヨ

畑はバローロのエリア、バローロ村とノヴェッロ村の間にあり、東向きの丘です。収穫は一般よりも遅く、10 月半ばに行います。
低温での醸しの後、温度管理しながら醗酵します。さらに6日間醸しを行います。
熟成は、2ヶ月間ステンレスタンクで、12 ヶ月間フランス産とアメリカ産のオークの大樽(1 年樽、一部バリックも)、さらに3 ヶ月間瓶で行ないます。
濃い赤色。ラズベリーやスミレの香り、タバコやバニラ、スパイスも感じられます。上品でバランスがとれた少し甘い風味。
しっかりとしたボディ、長い余韻があります。「食べるものによって表情の変わるワイン。」

          2,530円(本体価格2,300円)

<ロベルト サロットのコメント>
外観は赤みを帯びたルビー色に少し紫のニュアンスがある。
香りは果実味のニュアンスとコーヒーのような味わい。バニラのニュアンスも感じられます。
このコーヒーやバニラ香は樽の焦がし具合によって得られます。
2年樽であれば暑さ2mm、3年樽であれば3ッmを焦がすことで2,3年経った樽でもその風味を加えることが可能です。
このワインも酸と果実のバランスが絶妙です。バルベーラは様々な特徴を持つ品種のため、きちんとした醸造をしないとバランスの良いワインは造れません。








I−661 2015 Dolcetto d´Aiba Angeli
ドルチェット ダルバ アンジェリ 750ml  
《赤》【フルボディ】等級:D.O.C.
生産者:ロベルト サロット
葡萄品種:ドルチェット
平均樹齢:40 年

ドルチェットは、ランゲの人々が地元で消費する、馴染み深い品種です。
「アンジェリ」は、ロベルトの叔父の名前です。最も古いドルチェットの40 年樹齢の葡萄を使っています。
畑は二ヶ所にあり、一つはネヴィーリエ村で、もう一つはバローロ村ですが、ほとんどがバローロ村のものを使用しています。伝統的な方法で醸造します。
紫色を帯びた濃いルビー色、フルーティで、リコリス、アーモンドの香りがします。
上品で柔らかな口当たり、調和が取れています。ピエモンテ伝統の生肉の味もします。

        2,200円(本体価格2,000円)

I−661は、只今品切れ中(2023年4月27日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。








リアルワインガイド2018冬“
旨安賞”獲得!
2014年がファーストリリース
カベルネをアパッシメント

I−782 2019 Opera Monferrato Rosso
オペラ モンフェラート ロッソ 750ml 
《赤》【フルボディ】
葡萄品種:カベルネソーヴィニヨン、バルベーラ

葡萄の仕立てはグイヨ。
収穫は9月の末に手摘みで行います。
収穫した葡萄は乾燥(アパッシメント)させます。
発酵は温度コントロールしたステンレスタンクで15日間。
熟成は225Lのフレンチオークとアメリカンオークで8ヶ月行います。
熟したチェリーのアロマの中に微かにブラックベリーやプラムの要素。
味わいは力強く、ヴェルヴェットのようにしなやかで、暖かみが感じられます。
心地よく甘い余韻は、何時までも長く続きます。

      2,750円(本体価格2,500円)









大樽を使った伝統的な醸造ですが、アウダチェの澱でリパッソするという新しい手法も取り入れています

I−690 2020 Langhe Nebbiolo Nativo
ランゲ ネッビオーロ ナティーヴォ 750ml  
《赤》【フルボディ】等級:D.O.C.ランゲ
生産者:ロベルト サロット
葡萄品種:ネッビオーロ(100%)
畑面積:7ha
熟成:ステンレスタンク2 ヶ月 → 樽6 ヶ月 → ステンレスタンク

「ネッビオーロ」という名前は、イタリア語で霧を意味する「Nebbia(ネッビア)」に由来します。
この品種はとても繊細なため、葡萄の育つ周囲の環境や土壌に大きく影響を受けます。
条件のよい場所で育つネッビオーロからは、素晴らしいワインが出来ます。
このワインに使用する葡萄は、ノヴェッロ村近郊の丘の上に位置する畑で栽培されています。
標高400m の南〜南東向き、土壌は粘土石灰質です。
植密度は4,000 本/ha。収穫は、9 月の末から10 月の初旬にかけて行います。
アパッシメントした葡萄を10%使用しています。発酵前に低温でスキンコンタクトを行います。
発酵はステンレスタンクで2週間。熟成は、ステンレスタンクで2 ヶ月寝かせた後、樽に移して6 ヶ月熟成させ、その後、ボトリングするまで再びステンレスタンクに戻して休ませます。
かすかにオレンジがかった濃い赤色。スミレの花のアロマの中に、かすかにスパイスや干し草の香りがあります。
口に含むと、チェリーやプラムのような果実味が広がり、余韻には、かすかな甘さと一緒に、やわらかでスムーズなリコリスの香りが漂います。
やわらかくてなめらかな口当たりのこのワインは、若いうちから楽しめます。
生産量は年間で約30,000 本。
ワイン名の「ナティーヴォ」とは、『出身、産地』という意味で、例えばネヴィーリ出身、根ヴィーり産であれば、Navito di Neviglie と言います。
'11 年が、「ガンベロ ロッソ ヴィーニ ディタリア2014」で2 グラス。

                          2,640円(本体価格2,400円)








なんと15パーセントもアパッシメント(陰干し)した葡萄を使っています。
I−571 2018 Barbaresco Gaia Principe

バルバレスコ ガイア プリンチペ 750ml  
《赤》【フルボディ】等級:D.O.C.G.
葡萄品種:ネッビオーロ(100%)
面積葡萄園面積:2ha
熟成:ステンレスタンク、樽14〜15 ヶ月、瓶

ガイア プリンチペは、葡萄の栽培地域の名前です。畑は南から南西向きで、海抜270m です。
土壌は石灰岩粘土と泥石灰です。‘05年は、葡萄の15%を3ヶ月間アマローネのように乾燥しています。こ
れは以前からやってみたいと思っていたことで、より早く飲める状態になりました。
温度管理の下醗酵を行い、10日間低温で醸しをします。
熟成は、まず2ヶ月間ステンレスタンクで、その後14〜15ヶ月間樽で、さらに6ヶ月間ステンレスタンク、最後に6ヶ月間瓶で行ないます。
僅かにオレンジがかったやや濃い目のルビー色。スミレを思わせる優雅な香り、さらにフルーティな中に樽からのヴァニラ香も心地良い、
フルボディでドライ、滑らかな風味で、モダンな仕上がりです。
‘05年が.ガンベロ ロッソ ヴィーニ ディタリア2009.で2グラス、「イ ヴィーニ ディ ヴェロネッリ2010」で3ッ星/89 点。

                          5,720円(本体価格5,200円)


<ロベルト サロットのコメント>
ガイア プリンチペは、単一のクリュとして知られる素晴らしい畑です。
このワインは、軽いアパッシメントを行うことで成熟感を高めた葡萄から造られます。
歴史ある優れた畑と、近代的な醸造法によって生み出されるワインということができます。
ただし、このワインも生産量は多くありません
。ガイア プリンチペの畑はそれほど大きくなく、またアパッシメントをすることで果汁の量が少なくなるためです。
実際にテイスティングしていただくと、タンニンの柔らかさが分かっていただけると思い ます。
香りには様々なニュアンスがあり、先ほどのペツォーレとの違いがはっきりと感じられます。
陰干しをすることによって、色味もやや濃くなっています。フルーツの香りですが、より成熟したドライフルーツのようなアロマです。
このワインが、多くの方に「サロットスタイル」と言われているものです。
私はよく、モダンなスタイルの生産者であり、誰よりも近代的なワインを造る人だと言われます。
このワインは、抜栓してからすぐに楽しめますし、 20年くらいは熟成させることもできます。








娘エレーナに捧げられたワイン。現代的なスタイルを持った、別格のバルベーラ ダルバです。
I−638 2010 Elena Barbbera d´Alba La Luna

エレーナ バルベーラ ダルバ ラ ルーナ 750ml  
《赤》【フルボディ】等級:D.O.C.
生産者:ロベルト サロット
葡萄品種:バルベーラ(100%)
葡萄園面積:1ha
熟成:樽14 ヶ月間→タンク6 ヶ月間→瓶6 ヶ月間

ロベルト サロットの二番目の子供である娘のエレーナ(1998 年生まれ)に捧げられたワインです。良い年にしか造りません。
畑は、ネヴィーリエにあり、標高350m の急斜面で、南向きの最高の場所にあります。サロット家で最も古い区画で、60 年樹齢のものもあります。
土壌は、石灰質泥灰土です。収穫は9 月末頃行います。収穫量は通常の半分で、50hl/ha 以下。1 週間、低温での醸しをします。
ステンレスタンクで醗酵し、14 ヶ月間樽で熟成、さらにステンレスタンクとボトルでそれぞれ6 ヶ月間寝かせます。ノンフィルターです。生産量は8,000本です。
スミレがかったルビー色。熟した果実の、力強く濃縮した香り、素晴らしいボディがあり、構成、酸、タンニンが見事なバランスを見せています。
豊かで、まろやか、スムーズで、風味が口の中に長く残ります
刺激的な、瞑想を奮起させるワインで、リッチなパスタ料理にぴったりです。現代的スタイルを持ったバルベーラ ダルバです。
‘10 年が、「イ ヴィーニ ディ ヴェロネッリ2013」で初登場/89 点。

                              4,400円(本体価格4,000円)

<ロベルト サロットのコメント>
これは他に見ることのできない特徴を持った、唯一無二のバルベーラです。私の娘、エレーナに捧げるワインでもあります。
最高のヴィンテージにしか造りません。
葡萄畑は素晴らしいものですが、収穫時期を見極め、その中でも葡萄をさらに選りすぐり、より良いものだけを選果して造っています。
畑で選別した後、ワイナリーでさらに選別しています。こちらはモダンなスタイルで、アメリカンバリックを使って熟成させています。
新樽、 1回使用した樽、 2回使用した樽をそれぞれ 1/3ずつ使用しています。
葡萄そのものを味わうようなワインで、ノンフィルタ ーでボトリングしています。
カカオやヘーゼルナッツ、バニラなどの様々な香りが感じられると思います。
口に含むと、生真面目なワインで厳格さも感じられますが、喜びを与えてくれるワインでもあります。
凝縮して骨格がありながら、強すぎないことが分かると思います。
また、舌の上に乗せたときにベルベットのような好ましい感じがします。
アルコールは高いですが、いやな感じはしないと思います。
私にとって、エレーナは本当に特別なワインです。
10年、もしくはそれ以上の熟成が可能です。







これぞピエモンテのアマローネ!陰干しした葡萄を使った、今話題を集めているバローロです。
I−588 2011 Barolo Riserva Audace

バローロ リセルヴァ アウダチェ 750ml  
《赤》【フルボディ】等級:D.O.C.G.
葡萄品種:ネッビオーロ(100%)
面積葡萄園面積:2ha

畑は海抜400mで、南〜南西向きの石灰質粘土土壌です。
最も古い畑の葡萄は9月末から10月初めに最良の成熟のタイミングで、選別しながら収穫されます。
低温での醸しの後、10日間発酵します。熟成は、2ヶ月間ステンレス、2年間フランス産の樽、6ヶ月間ステンレスそして6ヶ月間瓶で行います。
オレンジ色の混じったルビー色。複雑で魅力的な香り、豊かで柔らかな味わい。個性があり、活力に溢れ、しかもデリケートでエレガント、調和が取れています。
樽やアーモンドの風味、凝縮されていて、良質のアルコールは良く溶け込んでいて、混じりけのないタンニンです。
バランスが良く、長い余韻です。熟成させる事も出来ますが、既に楽しむ事も出来ます。
`04年が、「ガンベロ ロッソ ヴィーニャ ディタリア 2009」で1グラス、「イ ヴィーニ ディ ヴェロネッリ 2009」で3ッ星/91点。

       5,280円(本体価格4,800円)


<ロベルト サロットのコメント>
外観は赤みを帯びたルビー色。
香りは豊か、味わいは柔らかみを感じて頂けます。
このワインは決して飲みにくいワインではありません。ですが複雑生は損なわれていません。
強さだけではなく、エレガントさもあります。アウダーチェは「勇敢」という意味です。
このワインは、誰も行っていないアパッシメント(第二の成熟葡萄)を使って初めて造ったワインです。
2005年当初は自信が無く、バローロの伝統を守ってきた生産者の目も気になり、勇気が持てませんでした。
その自分自身を奮い立たせるために、この名前を付けました。唯一無二のバローロ。
私の人生をかけたワインといえます。




I-900 2018 Erre Pimonte Rosso
エッレ ピエモンテ ロッソ 750ml  
《赤》【フルボディ】等級:D.O.C.G.
葡萄品種:バルベーラ50%、カベルネ ソーヴィニヨン25%、メルロ25%
熟成:ステンレスタンクで2ヶ月、その後樽で8ヶ月

最良の畑で育つ葡萄を使用しており、バルベーラを主体に、カベルネ ソーヴィニヨン、メルロ をブレンドしています。
カベルネ ソーヴィニヨンは、アパッシメント(陰干し)した葡萄を使 います。
畑はモンフェッラートにあり、標高は 300m、南向きで日当たりの良い理想的な場所に 位置しています。
土壌は灰色をした粘土質です。葡萄の仕立てはギヨー、栽植密度は 5,000 本 /ha です。
収穫は 9 月の下旬に行います。発酵は温度コントロールしたステンレスタンクで行い ます。
熟成はステンレスタンクで 2 ヶ月、その後オーク樽で 8 ヶ月寝かせます。ボトリング後、 さらに 3 ヶ月瓶熟させます。
リッチでパワフルであると同時に豊かでやわらかなボディを持つ、 とても親しみやすいスタイルです。
紫を帯びた濃いガーネット色、チェリーやプラムの豊かなア ロマ、リッチでスムーズな口当たり、黒い果実の長い余韻が感じられます。
今お飲みいただいて も十分に美味しく楽しめますが、熟成させるとさらに素晴らしく発展することが期待できます。

     4,180円(本体価格3,800円)













IA−003 2001 Barbaresco Riserva
バルバレスコ リゼルヴァ 750ml 
《赤》【フルボディ】等級:D.O.C.G.
<Alc.14.5%>
葡萄品種:ネッビオーロ(100%)
熟成:スラヴォニアンオークの樽で48ヶ月以上

特別なときのために取っておき、熟成させたサロット家のリゼルヴァです
2001VTは、ロベルトの父、アンジェロが手掛けています。
アンジェロは、最も良いヴィンテージのバルバレスコの一部を合う点レスタンクで保管していました。
その後、これらのワインは忘れられていましたが、数年後に発見された物を試してみるとさらに素晴らしくなっていたため、
特別なワインとして販売することにしました。
葡萄は10月末に収穫し、発酵前にコールド マセレーションします。
その後、29度に温度管理しながら15日間、発酵と醸しを行います。
発酵終了後、果皮と共にさらに10日間長いマセラシオンを行います。
伝統的なスラヴォニアンオークの樽で48ヶ月以上熟成させます。
樽のサイズは様々で、7hL〜50hLです。
柔らかなタンニンがありフルボディ、抜きんでた品質を持っています。

                        9,350円(本体価格8,500円)









IA−002 2009 Barbaresco Riserva 
バルバレスコ リゼルヴァ 750ml 
《赤》【フルボディ】等級:D.O.C.G.
<Alc.14.5%>
葡萄品種:ネッビオーロ(100%)
熟成:スラヴォニアンオークの樽で48ヶ月以上

特別なときのために取っておき、熟成させたサロット家のリゼルヴァです
2009VTは、ロベルトが手掛けています。
ロベルトも父がやっていたように素晴らしいヴィンテージは一部を残して熟成させることにしました。
葡萄は10月末に収穫し、発酵前にコールド マセレーションします。
その後、29度に温度管理しながら15日間、発酵と醸しを行います。
発酵終了後、果皮と共にさらに10日間長いマセラシオンを行います。
伝統的なスラヴォニアンオークの樽で48ヶ月以上熟成させます。
樽のサイズは様々で、7hL〜50hLです。
柔らかなタンニンがありフルボディ、抜きんでた品質を持っています。

         7,700円(本体価格7,000円)











プレミアムワイン
2015年12月1日ネット掲載制限解除
2016年9月6日当店入荷
サロット家の特別なイベントや友人たちとの楽しい集いの為に、プライベートにスプマンテを少量造っています。
少量だけインポーターに分けられたとのこと。
ロベルトの姉「イヴァナ」に捧げられたスプマンテ。

I−745 N.V. “IVI”Vino Spumante Brut
イヴィ ヴィーノ スプマンテ ブリュット 750ml  
《白》【辛口・発泡】等級:ヴィノ スプマンテ
葡萄品種:コルテーゼ(75%)、ピノ・ビアンコ、ピノ ネーロ、ピノ グリージョ(15%)、ミュラー トゥルガウ(10%)
酸度:5g/l
残留糖度:4g/l
アルコール度数:12.5%

葡萄は9月中旬に手摘みで収穫します。
柔らかくプレスし、ステンレスタンクで非常に低い温度で発酵させます。
ベースワインを密閉型のステンレスタンクに入れて、シャルマ製法により発酵を行います。
ゆっくりと発酵させることにより、繊細な泡、心地よいフルーティさが生まれ、
花のような香りがもたらされます。
軽めの繊細なお料理にぴったりです。
白身のお肉、貝類、魚のグリルや蒸し料理にも良く合います。
アペリティフに最適です。

       2,750円(本体価格2,500円)




   

I−884 N.V. Asti Secco
アスティ セッコ 750ml  
《白》【辛口・発泡】
葡萄品種:モスカート ダスティ

発酵はオートクラーヴェと呼ばれる密閉式のステンレスタンクで行います。
数週間そのままタンクでワインを落ち着かせた後、ボトリングします。
イタリアのスプマンテの規定でセッコの残糖は、 17g から 32g となっていますが、
サロットは辛口寄りの 17g/l に仕上げ、ほんのりとした甘さを感じられるようにしています。
輝きのある麦わら色、きめ細かな泡立ち、ジャスミンやオレンジの花の繊細なアロマに加え、桃やアンズのアロマも感じられます。
口当たりは繊細でエレガント、アルコール度数は控えめで、たいへん心地よい飲み口です。
ラベルの「 28 」はロベルトの父アンジェロが 1928 年に誕生したことにちなんでいます。

     2,200円(本体価格2,000円)