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1985年にこの地域の40の生産者によって設立された組合で、現在は約500のメンバーを擁しています。バローロとその周辺に820haの畑を持ち、上質のワインを瓶詰め業者に提供すると共にドルチェット、バルベーラ、ネッビオーロ、バローロなどを自らも生産しています。アルベルト マルチシオが`03年にエノロゴとなって、ワインがこれまでのクラシックスタイルからフレッシュで集約のあるモダンなスタイルに変わり、品質も急上昇しています。ワイン造りの主な変更点は、細かく発酵をコントロール出来る新しいタンクの購入と、ミクロビュラージュの導入です。バートン アンダーソンの「ポケットワインブック イタリア ワイン」にバローロ、バルベーラ ダルバ、ネッビオーロ ダルバ、ドルチェット ダルバ等の優良生産者として掲載されています。また、上位クラスの畑名付きのワインは、ガンベロ ロッソ「ヴィニ ディタリア」で1〜2グラスを付けて、高く評価されています。
(2007年版)
◆規模と農家 : バローロ全体の生産量が1,200万本なのに対し、テッレ デル バローロの生産量は200 万本。実に15%を超えるシェアです。畑の面積で言えば、バローロ全体で8,000ha で、その内220ha(2.75%)を所有しています。
400 人の契約農家が所属し、それぞれの農家に対して農作業の指導をします。実際に訪問し、畑の状態などをチェックします。樹をサンプルとして持ち帰って調べたり、糖度の分析をしたりします。農家を集めて指導教室を開くこともあります。収穫時期には次から次へと畑をまわり、収穫のタイミングを見定め、伝えます。収穫時には近所の同じ契約農家同士で手伝い合っています。ちなみに、テッレ デル バローロの従業員は32 人です。
◆農家との契約 : 毎年、100%の葡萄を買い取る契約をしています。報酬は、量と質により決まるので、ハイレベルな葡萄をたくさん造れば、農家はそれだけ儲かることになります。葡萄の等級は3 段階に分けています。残糖値などで良し悪しを判断しています。摘み取ってから2 時間以内にワイナリーへ運ぶようにしているので、高い品質がキープ出来ます。品質は、毎年良くなってきています。
◆畑について : 収穫は100%手摘みです。2011年から全ての化学肥料をやめました。全て自然なものを使っています。これにより、手間はよりかかるようになりました。もともと数ヶ所の畑ではオーガニックでしていました。草は生やしたままにして、益虫が害虫を食べる循環を作っています。雑草を月に一度刈り取って、そのままにして肥料にしています。雨が降ると、葡萄は水と一緒に養分を摂ります。ひとつの畑に2〜3 種類のクローンを入れることで、ワインに複雑さを与えるようにしています。
◆セラーについて : 地下にボトリングラインを構えています。蒸留水でボトルを洗浄。次に瓶の中に窒素を詰め、自重でワインを瓶の中に入れます。瓶の隙間の窒素は残したままで打栓します。さまざまな工程において、何段階にも分析を行います。冷却機つきのタンクもあります。また、ミクロブラージュ(発泡による微酸化装置)もしています。タイミングはアルコール発酵の後、マロラクティック醗酵の前に行います。
◆アルコール発酵について : 100%除梗します。アルコール発酵の長さは、ドルチェットで10 日、バルベーラで15 日、ネッビオーロで25日です。室外にある大きなステンレスタンクで行ないます。クリュ用に小さなタンクもあります。発酵中、バルベーラやドルチェットは24℃に、ネッビオーロは26℃になります。一部にはコールドマセラシオンもしますが、ノーマルのバローロには使いません。バローロ リゼルヴァや、特別なクリュなどは使用します。
◆樽熟成について(ダニエ−レの樽研究室) : カンティーナ内には、樽がぎっしり詰まったやや小さな部屋があります。これがダニエーレの研究室で、同じワインをいろいろなトノー(大樽)に入れて違いをチェックしています。新樽や、新しい樽会社の樽もチェックします。ワインと樽の関係をより深く見極めています。基本的にネッビオーロはトノー、バルベーラはバリック(小樽)で熟成さています。ただし2000 年にネッビオーロにもバリックを導入しました。葡萄自体の要素を尊重するのはトノーの方です。また、トノーはより骨格のあるワインに使用します。強いタンニンのワインは、高いレベルで酸化させることによりタンニンを丸くさせます。ただし、悪いヴィンテージの1年目はトノーの使用を避けます。そうでないと、樽の風味が付き過ぎてしまいます。暑すぎる年もトノーには向いていません。
樽熟成の手順としては、まずダニエーレがそれぞれのワインを実際に試し、それからそれぞれに適した木の種類などを判断します。どこの畑からの葡萄か、またはどのヴィンテージかにより変わります。テッレ デル バローロでは現在、1 年ごとに熟成の樽を替えています。最初の1 年間の熟成の後、もう一度検査、つまり味見をします。それにより次にどの樽を使うかを、ひとつひとつ決めます。トノーにも大、中、小とそれぞれ大きさがあり、それぞれに最もふさわしいワインを入れます。樽の会社もしっかりと選んでいます。特にワインを活かす焦がし方を重視します。2年熟成させたワインはブレンドをし、ステンレスかコンクリートタンクで保存します。なお、リゼルヴァに関してはもう1 年同じように樽を選び、熟成させます。3 年目の熟成は同じ大きさか、もしくは倍の大きさの樽にすることもあります。バローロ、バルバレスコに関して、マロラクティック醗酵は必ずトノーで行ない、その後で移します。ブレンドをしてからトノーの樽に再度入れます。このスタイルはダニエーレが2007 年から採用しました。「樽の使い分けは画家が色を選ぶようにいろいろと替えるので、説明は難しい。」と言います。毎年、バリックとトノーは15%ずつ新しいものを買います。
(2012年11月)
近年、エノロゴのダニエーレ ポンツォの改革により、オーガニックワインや、バローロの特別キュヴェなど、素晴らしい品質のワインを誕生させています。
2020 年版「Weinwirtschaft」誌でイタリア生産者組合の第 1 位に選出 「ワイン アドヴォケイト」、「ワイン スペクテーター」でも高評価
ドイツのマイニンガー出版社が発行する有力なワイン専門誌『Weinwirtschaft』の 2020 年版で、 イタリアの生産者組合トップ 25
のうち、第 1 位にテッレ デル バローロが選出されました。
「組合だからこそ出来る品質追求」と「醸造家ダニエーレによる緻密なワイン造り」が組み合わさ った現在のスタイルは、今まさに世界から称賛され始めています。
協同組合のメリットを生かし た手の届きやすい価格帯のバローロ、バルバレスコだけではなく、バローロを産出できる 11 の 村すべてに畑を持つ唯一の生産者として、高品質なクリュ バローロを生み出すことでも知られ るようになってきました。
「ワイン アドヴォケイト 2020.7.24」では、「アルナルドリヴェラ プロジェクト」としてリリー スしているクリュ バローロのひとつ、
「バローロ リゼルヴァ ロッケ ディ カスティリオーネ 2016」が 94 点を獲得。
同誌 では、同じ 2016VT のクリュ バローロである「ヴィーニャリオンダ」、「ラヴェーラ」が 93 点、「ブッシア」が 92 点、「モンヴィ リエーロ」、「カステッロ」が 91 点、畑の個性をブレンドして造り上げる「ウンディチコムーニ」が 92 点という高評価を獲得して います。
さらに「ワイン スペクテーター」では、「バローロ ウンディチコムーニ 2013」が 93 点を獲得し、「THE TOP 100 The most
exciting wines of 2018」の 54 位に掲載される快挙を遂げました。
今後ますます注目すべき生産者といえます。
I−990 2018 Langhe Rosso
ランゲ ロッソ 750ml
《赤》【フルボディ】
生産者:テッレ デル バローロ
葡萄品種:ドルチェット40%、バルベーラ40%、ネッビオーロ20%
熟成:ステンレスタンク
レッドベリーやチェリーの果実やスミレの花のアロマが広がります。
口に含むと豊かな果実味、シルクのようにしなやかなタンニンが心地 よく感じられます。
土壌は粘土石灰質、剪定はギヨーです。収穫は9 月から10月にかけてすべて手摘みで行います。
収穫した葡萄は除梗、 破砕します。アルコール発酵は28〜30度に温度コントロールしなが らステンレスタンクで6日から8日間行います。
マロラクティック発 酵の後、ステンレスタンクで熟成させます。
2,750円(本体価格2,500円)
ダニエーレからのメッセージ
醸造責任者のダニエーレは来日 した際、日本の食文化に触れ、日本のお客様のための特別なワイ ンを造りたいと考えました。
2017VT では、ピノ ネーロと ネッビオーロをブレンドしてラ ンゲ ロッソを造りましたが、
今回の2018VTはドルチェット、バルベーラ、ネッビオーロをブレン ドして造り上げました。バローロを産出できる11の村すべての畑の 葡萄を使用しています。
ダニエーレは、「ネッビオーロのスミレとスパ イス、バルベーラの果実味とフレッシュさ、ドルチェットの若々しさ が表現されています」とコメントしています。
ピエモンテを代表する白ワインに挑戦
コルクにもこだわった、テッレ デル バローロの新作白
I-850 2019 Roero Arneis Arneró
ロエロ アルネイス アルネロ 750ml
《白》【辛口】
葡萄品種:アルネイス
アルネイスは、1970年代には絶滅寸前の品種でしたが、今やピエモンテを代表する白葡萄となりました。
土壌は粘度、石灰岩、シリカが混ざる組成となっています。
収穫は全て手摘みで行います。
収穫した葡萄は柔らかくプレスし、18度から20度に温度コントロールしながらステンレスタンクで数ヶ月行います。
フレッシュでジューシーな果実味、酸味は穏やかで柔らかく、丸みのある優しい口当たりです。
非常にバランスの取れた味わいに仕上がっています。
2,200円(本体価格2,000円)
酸素透過性のある高機能性シンセティックコルクを使用
このワインに使われているコルクは、写真のように中心に空洞があり、この穴から微量の酸素を取り込むことが出来る仕組みになっています。
自然の酸素を取り込むことで時間の経過につれてワインが熟成出来るように考えられており、
ワインがベストな状態で瓶熟をすることが出来ます。
I−850は、只今品切れ中(2021年5月30日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。
I−793 2015 Barbera d´Alba BIO
バルベーラ ダルバ ビオ 750ml
《赤》【フルボディ】
生産者:テッレ デル バローロ
葡萄品種:バルベーラ
熟成:コンクリートタンクで3〜4ヶ月
※ユーロリーフ
栽培エリアは、ラ モッラ、ロッディ、ヴェルドゥーノ、土壌は粘土石灰質です。
収穫は10月、100%手摘みで行います。
収量は1ha当たり10トンです。
収穫した葡萄は除梗、破砕します。
アルコール発酵は26度から28度に温度コントロールしながら、果皮とともに6日から8日間行います。
アルコール発酵期間中は煩雑にポンピングオーバーを行います。
マロラクテック発酵後、コンクリートタンクで3〜4ヶ月熟成させてからボトリングします。
2,268円(本体価格2,100円)
I−793は、只今品切れ中(2019年4月11日)です。次回入荷まで今しばらくお待ちくださいませ。
I−792 2014 Nebbiolo d´Alba BIO
ネッビオーロ ダルバ ビオ 750ml
《赤》【フルボディ】
生産者:テッレ デル バローロ
葡萄品種:ネッビオーロ
熟成:樽で12ヶ月
※ユーロリーフ
栽培エリアは、ラ モッラ、ロッディ、ヴェルドゥーノ、土壌は粘土石灰質です。
収穫は10月、100%手摘みで行います。
収量は1ha当たり9トンです。
収穫した葡萄は除梗、破砕します。
アルコール発酵は26度から28度に温度コントロールしながら、果皮とともに6日から8日間行います。
アルコール発酵期間中は煩雑にポンピングオーバーを行います。
マロラクテック発酵後、オーク樽で12日ヶ月熟成させます。
3,080円(本体価格2,800円)
I−792は、只今品切れ中(2024年10月16日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。
バローロ地区に隣接する葡萄で造った一級品のネッビオーロ ダルバ
I−621 2018 Nebbiolo d´Alba
ネッビオーロ ダルバ 750ml
《赤》【フルボディ】
生産者:テッレ デル バローロ
等級:D.O.C.
葡萄品種:ネッビオーロ
バローロの栽培地域に隣接するアルバの丘で育った最良のネッビオーロを使っています。
畑は、シリカ(珪土)を含む年度土壌です。
収穫時に選別を行います。
発酵と熟成は、樽で行います。
発酵は10日間。`11VTから、発酵前にコールドマセラシオンをして、色とアロマを抽出するようにしています。
発酵の温度は、伝統的な28度から24度に変更しています。それによって発酵期間が長くなり、
色の抽出がすすみ、丸いタンニンが出てくるようになりました。
熟成はすべてフレンチオーク樽で、12ヶ月行います。
`12VTから半分をトノー(500L)に変えました。また樽の半分をローストする温度を低くして焼き入れの期間を長くしました。
その結果、ワインに甘さが出て、タンニンが丸く柔らかくなりました。
すみれ色の縁取りのある典型的なネッビオーロの赤色。
スミレやバラ、ベリーの香りに、熟成による樽の風味が感じられます。
味わいは力強く、しかもデリケートです。
ほどよいタンニン、尼さえも感じさせるフィニッシュがあります。
2,090円(本体価格1,900円)
エノロゴのダニエーレ談
「今、このワインに惚れています。なぜなら、価格以上のものになると信じているからです。もちろんバローロのようにはなりませんが
バローロのセカンド的なポジションではなく、ネッビオーロ ダルバとして第一線に立てると信じています。」
`14VTが「ルカ マローニ ベストワイン年鑑2017」で88点、「ビベンダ2017」で3房。
500Lのトノーを使い熟成、新しいスタイルも取り入れています
I−861 2016 Barbera d`Alba Superiore
バルベーラ ダルバ スペリオーレ 750ml
《赤》【ミディアムボディ】等級:D.O.C.
生産者:テッレ デル バローロ
葡萄品種:バルベーラ
アルコ−ル度数は通常より0.5%高くて1年間は熟成期間が必要、という2つの条件を満たしたワイン。
酸が充分あり、濃くもあり、見事な仕上がりのワインです。
70%大樽、30%バリックにて、8〜10ヶ月樽熟成されています。
伝統を残しつつ新しいスタイルを取り入れたワインで、バリックが効果的に使われています。
1,980円(本体価格1,800円)
I−828 2018 Barbera d`Alba Valdisera ArnaldoRivera
バルベーラ ダルバ ヴァルディセーラ アルナルドリヴェラ 750ml
《赤》【ミディアムボディ】
等級:D.O.C.
生産者:テッレ デル バローロ
葡萄品種:バルベーラ
熟成:フレンチオークのトノーで 9 ヶ月、瓶で 6〜8 ヶ月
畑は、バローロを生産するモンフォルテ村とノヴェッロ村にあり、 標高約 400m、南西向きです。
1千万年前の中新世のトルトニアン 期の白い色のマール土壌で、砂や石灰岩が混ざっています。
9 月下 旬に収穫します。除梗、破砕し、発酵前に 2 日間、12〜14 度でコ ールド マセレーションさせます。
ステレスタンクで 26〜30 度に 温度管理しながら 8 日間発酵させます。
色やアロマ、やわらかいタ ンニンを抽出するためデレスタージュを行います。
マロラクティッ ク発酵までステンレスタンクで行い、その後、フレンチオークのト ノーで 9 ヶ月熟成させます。
さらに瓶で 6〜8 ヶ月熟成させます。
「スパイスの要素が感じられ、果実の柔らかさがあり、大変飲み心地の良いワインです」とダニエーレはコメントしています。
ラベル の赤いモチーフは、畑を表現しています。
3,960円(本体価格3,600円)
バルバレスコは、エレガントでシルキーな味わいが大事
I−380 2016 Barbaresco
バルバレスコ 750ml
《赤》【フルボディ】等級:D.O.C.G.
生産者:テッレ デル バローロ
葡萄品種:ネッビオーロ
バルバレスコは、ネッビオーロから造られるD.O.C.G.ワインで、イタリアを代表する赤ワイン。
テッレ デル バローロがバルバレスコ村にあった農協を買収したため、バルバレスコもラインナップに加わりました。
このワインはバルバレスコ地域の4つの村(ネイヴェ、トレイゾ、アルバ、サンロッコ セノ デルヴィオ)の葡萄を使用しています。
バルバレスコは、フランスとスラヴォニアの木をミックスした古いタイプの樽を使用しています。
2,500Lと5,000Lの大樽で12ヶ月熟成させています。
ワインにより多くの酸素を供給するため、2,500Lの樽も一部使用し、スパイスの要素を出しました。
ノーズに、フレッシュさや、フルーティさがあります。
バルバレスコの葡萄はマセラシオンを長く必要としないので、ストラクチャーはバローロより少なめです。
風味豊かで力強くエレガントで、スミレのような香りがあります。
バルバレスコは、エレガントでシルキーさが大事だと考えています。
「`13年は現在非常によい状態になっている。葡萄がとても良いできだったので、この状態を今後数年間は維持できるだろう。
とてもバランスがよい。」と、ダニエーレは話していました。
3,300円(本体価格3,000円)
リゼルヴァは、バルバレスコ需要の増加により、手に入りにくくなっています
I−435 2014 Barbaresco Riserva
バルバレスコ リゼルヴァ 750ml
《赤》【フルボディ】等級:D.O.C.G.
生産者:テッレ デル バローロ
葡萄品種:ネッビオーロ
ネイヴィ、トレイゾの葡萄を使っていて、土壌は粘土石灰質です。
バローロと比較して地質年代が若い土壌です。
フランスレンチオークとスラヴォニアンオークを組み合わせて造った大樽(25〜50hl)で熟成させています。
「香りが複雑なのが特徴です。エレガントで、タンニンとのバランスがよいワインです。」とダニエーレンはコメントしています。
ここ2〜3年でバルバレスコの需要が増えたため、リゼルヴァとして寝かせず普通のバルバレスコとしてリリースする生産者が増え、
バルバレスコ リゼルヴァの市場での入手が困難になっています。
3,960円(本体価格3,600円)
メンバーはバローロの15%のシェアを持っています
I−270 2016 Barolo
バローロ 750ml
《赤》【フルボディ】等級:D.O.C.G.
生産者:テッレ デル バローロ
葡萄品種:ネッビオーロ
バローロは、フランスの木のみのモダンタイプの樽を使用しています。
集約感のあるワインにするために2,500Lと5,000Lの樽で熟成します。
樽での法定熟成期間は1年半で良いんですが、伝統的な2年の熟成をしています。
濾過も清澄もしていません。
構成もしっかりあり、余韻も長く、長期熟成が可能です。
テッレ デル バローロのメンバーはバローロの15%のシェアを持っています。
仔牛や鹿のグリル、フォアグラやジビエ料理、癖のあるチーズにもよく合います。
4,620円(本体価格4,200円)
特別な価格で分けて頂いている、大変お値打ちなバローロ リゼルヴァ
I-391 2012 Barolo Riserva
バローロ リゼルヴァ 750ml
《赤》【フルボディ】等級:D.O.C.G.
生産者:テッレ デル バローロ
葡萄品種:ネッビオーロ
リゼルヴァは、5年以上の法的熟成期間が義務づけられています。ガーネット色、かすかな甘さ、ほどよいタンニンがあり、バランスが取れ、しかもしっとりとした味わいです。
いろいろなおいしさの要素が詰まっています。大変お値打ちなバローロ・リゼルヴァです。仔牛や鹿のグリル、フォアグラやジビエ料理、癖のあるチーズにもよく合います。
5,940円(本体価格5,400円)
I−912 2011 Barolo Monvigliero
バローロ モンヴィリエーロ 750ml
《赤》【フルボディ】等級:D.O.C.G.
生産者:テッレ デル バローロ
葡萄品種:ネッビオーロ
熟成:樽(フランス産、スラヴォニア産)24〜30 ヶ月間
バローロ地区最北端に位置するヴェルドゥーノ村の著名なクリュです。
モ ンヴィリエーロの葡萄は、ネゴシアンやブローカーに高く買い取られてき た歴史があり、村でも別格の扱いを受けています。
アレッサンドロ マス ナゲッティは、著書『BAROLO MGA』で、「悪名とその名前を使用する生 産者の数に関して、
モンヴィリエーロは、ヴェルドゥーノの真の”グラン クリュ”であり、この町のバローロの主要な特徴である優雅さの最も優れ た例と考えることができる」と評しています。
土壌はサンタガタ フォッ シーリ泥灰土です。
ホワイトペッパーを思わせるスパイシーでフレッシュ なアロマに、カモミールの花の心地よいアロマが混ざっています。
洗練さ れたシルクのようなタンニン、非常にエレガントな骨格があり、伸びが良 く、心地よい口当たりです。
余韻も非常にフレッシュ、嫌味のない豊かな スパイスの要素が感じられます。
6,380円(本体価格5,800円)
I−911 2011 Barolo Ravera
バローロ ラヴェーラ 750ml
《赤》【フルボディ】等級:D.O.C.G.
生産者:テッレ デル バローロ
葡萄品種:ネッビオーロ
熟成:熟成は 38 ヶ月、その内最低 18 ヶ月は樽で熟成
ラヴェーラは地元の栽培農家から、常にノヴェッロ村で最も良い畑だと考えられてきました。
土壌は比較的若く、その意味ではモンヴィリエーロに似ています。
モンヴィリエ ーロはよりスパイス感があり、ラヴェーラはよりフレッシュでタンニンがまろやかです。
ラヴェーラはクリュ バローロの中でも、一番親しみやすいバローロと言えます
。『ヴィ ノス』のアントニオ ガッローニは、「気候変動による利益を得られる可能性がある」と 指摘しています。
輝きのあるルビーレッド。赤い果実のアロマにペッパーやクローヴな どのスパイスの要素が混ざり合っています。
口に含むと心地よい酸が感じられ、洗練さ れてエレガントな味わいで持続性があります。
6,380円(本体価格5,800円)
象徴的なバローロ「ウンディチコムーニ」の誕生
「アルナルドリヴェラ プロジェクト」により、新たなバローロである「ウンディチコム ーニ」が誕生しました。
このワインは、「バローロを産出できる 11 の村から、その年最 も優れている葡萄のみを選んで造られるバローロ」です。
ヴィンテージによっては、21 ものクリュからの葡萄をブレンドします。
テッレ デル バローロは、11 の村に葡萄畑 を持つ唯一の造り手という強みを活かし、ヴィンテージによって左右される葡萄の品質 を見極め、最も良い葡萄を選択してワインを造ることが出来ます。
ウンディチコムーニ は、生産者組合のメリットを最大限に活かして造る、誰にも真似できない唯一無二のバロ ーロと言えます。
ファースト リリースである 2013VT は、『ワイン スペクテーター』 の「THE TOP 100 The most exciting wines
of 2018」で 93 点を獲得し、54 位に掲載される快挙を遂げました。
これによ って、「安くて美味しいバローロの生産者組合」というイメージから脱却し、「最高品質のバローロを造り上げる生産者」として広 く知られるようになりました。
その他ワインガイド各誌の評価も高く、『ガンベロ ロッソ ヴィーニ ディタリア 2018』で 2 グ ラス、『イ ヴィーニ ディ ヴェロネッリ
2018』で 90 点、『ビベンダ 2018』で 3 房、『ジェームス サックリング.com』で 92 点、『ジャンシス ロビンソン.com』で
17/20 点を獲得しています。
ウンディチコムーニが、『ワイン アドヴォケイト』の新企画 「TOP 100 WINE DISCOVERIES 2020」に選出されました!
毎年年末になると、様々なワインガイドが、その年のトップスコアのワインを選出したラ ンキングを発表します。
『ワイン アドヴォケイト』も同様ですが、2020 年から新たな企 画として「TOP 100 WINE DISCOVERIES」が発表されました。
この企画は、同誌が 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 10 月 31 日の間にレビューした、30 か国のおよそ 32,000
本のワインの中から、この年に最も注目すべきワインを 100 本選定したものです。
この 新企画に、テッレ デル バローロのウンディチコムーニ 2016VT が、「Eco」、「AgeWorthy」、「Value」、「Innovative」のアイコン付きで選出されました。
I−941 2017 Barolo Undicicomuni ArnaldoRivera
バローロ ウンディチコムーニ アルナルドリヴェラ750ml
《赤》【フルボディ】等級:D.O.C.G.
生産者:テッレ デル バローロ
葡萄品種:ネッビオーロ
熟成:フレンチオークの樽(500L のトノー、25hL〜50hL の大樽)で 20 ヶ月、瓶詰後 8 ヶ月
11 の全ての村から、その年の最高の葡萄を選んで造ります。
除梗、破砕します。発酵前に、12〜14 度の低 温で 2 日間、コールド マセレーションさせます。
20〜30 度に温度管理しながら約 13 日間発酵させます。 マロラクティック発酵、熟成はフレンチオークの樽で行います。
熟成期間は 20 ヶ月、全体の 25%に 500L のトノー(2〜3 回使用した樽)、50%に 25hL の大樽、残り 25%は 50hL の大樽を使います。
瓶詰めした後、 更に 8 ヶ月寝かせます。リッチでバランスのとれた伝統的なバローロです。
熟した果実味の中にスパイスの 要素が感じられ、ベルベットのようにしなやかでエレガント、持続性があります。
★「ワイン アドヴォケイト 2021.6.18」92点、「ワイン スペクテーター2021.11.15」92点
8,250円(本体価格7,500円)
I-988 2018年ヴィンテージ 750ml 9,680円(本体価格8,800円) が在庫あります。
★「ワイン スペクテーター2022.12.15」90点
特別な単一畑からリリースするこだわりのクリュ
バローロ 「アルナルドリヴェラ プロジェクト」では、複数区画をブレンドして造る「ウンディチコ ムーニ」の他に、7 つの単一畑からのクリュ バローロもリリースしています。
以前から クリュ バローロは生産していましたが、「アルナルドリヴェラ プロジェクト」を開始し た 2013 年以降は、収量制限等もさらに厳しく行い、品質を高めるために様々な取り組み がなされているため、よりクオリティの高いワインに仕上がっています。
そのため、この プロジェクト以前のクリュ バローロより価格も上昇していますが、「最高品質のバローロ を造り上げる」というこだわりがしっかりと感じられるようになっています。
『ワイン ア ドヴォケイト 2020.7.24』では、2016VT のそれぞれのワインが掲載されており、
フラッグシップでありバローロ最高の畑のひと つとして知られる「ロッケ ディ カスティリオーネ」の 94 点を筆頭に、「ヴィーニャリオンダ」と「ラヴェーラ」が 93 点、「ブッ シア」が 92 点、「モンヴィリエーロ」と「カステッロ」が 91 点を獲得しています
(「ボイオーロ」はこの年生産されませんでし た)。
なお、「TOP 100 WINE DISCOVERIES 2020」に選出された「ウンディチコムーニ」は 92 点の高評価を得ており、単一畑
でもブレンドでも素晴らしいバローロを生み出す造り手として評価されていることが分かります。
I−969 2017 Barolo Castello ArnaldoRivera
バローロ カステッロ アルナルドリヴェラ 750ml
《赤》【フルボディ】等級:D.O.C.G.
生産者:テッレ デル バローロ
葡萄品種:ネッビオーロ
熟成::500L のフレンチオーク(500L)のトノーで 32 ヶ月、瓶詰後 6 ヶ月
イタリア統一運動の三傑として知られ、後のイタリア王国初代首相を務めた人物、カミッロ ベンソ カヴール侯爵の居城があるのがグリンザーネ カヴールです。
カヴール侯爵は、フランス人の醸造家ルイ ウダールを招聘し、バローロのワインに技術革新を施します。
当時は甘口だったバローロに対し、新たな発酵のプロセスを導入することと、木樽での長期熟成を行うという物で、これによりバローロは、
しっかりとしたタンニンのある辛口のスタイルとして生まれ変わりました。
その技術革新が行われていたのが、カヴール侯爵の居城でもあったグリンザーネ城下に広がる葡萄畑であり、
現在はその城にちなんで「カステッロ(城)」と名付けられたこのクリュだったとされています。
標高250m、東から南西向きの畑です。
フルーツや花の豊かな香りがあり、バラやタバコ、そしてスパイスの香りが混ざる複雑なアロマが広がります。
タンニンはしっかりとしていますが、ベルベットのようにしなやかです。
しっかりとした骨格があり、持続性があります。長句熟成のポテンシャルを持ったバローロです。
★「ジェームス サックリング.com」92点、「ジェブ ダナック.com」92点
11,000円(本体価格10,000円)
I−844 2014 Barolo Vignarionda ArnaldoRivera
バローロ ヴィーニャリオンダ アルナルドリヴェラ 750ml
《赤》【フルボディ】等級:D.O.C.G.
生産者:テッレ デル バローロ
葡萄品種:ネッビオーロ
熟成::500L のフレンチオークのトノーで 32 ヶ月、瓶詰後 6 ヶ月
セッラルンガ ダルバ村のクリュ、ヴィーニャリオンダは標高 330m、南向きの畑です。
「7 つの クリュの中でも特に有名なものと言っていいでしょう」とダニエーレは話していました。
このク リュは、アレッサンドロ マスナゲッティの有名な格付けでは、
ロッケ ディ カスティリオーネ、 ブルナーテ、チェレクイオと合わせて 4 つしかない最高評価の「★★★★★ superiore」を獲得 しています。
土壌は白色の白亜を多く含むマール。20〜30 度に温度管理したステンレスタンクで 18 日間発酵させます。
樽に移し、マロラクティック発酵を行います。そのままフレンチオークの トノー(500L)で 32 ヶ月熟成、その後 6 ヶ月瓶熟させます。
ネッビオーロに特徴的なスミレの 花のアロマの中にエレガントなスパイスや熟した赤い果実の要素が感じられます。
ベルベットの ようにしなやかで洗練されたタンニンがあります。リッチで心地よく、複雑さも感じられ、長期 熟成のポテンシャルを持っています。
★「デカンター 2018.6」で 93 点、「ジェームス サックリング.com」で 92 点、「ガンベロ ロッソ ヴィーニ ディタリア 2019」で赤
2 グラス。
16,500円(本体価格15,000円)
I−970 2017 Barolo Rocche di Castiglione ArnaldoRivera
バローロ ロッケ ディ カスティリオーネ アルナルドリヴェラ 750ml
《赤》【フルボディ】等級:D.O.C.G.
生産者:テッレ デル バローロ
葡萄品種:ネッビオーロ
熟成::500L のフレンチオークのトノーで 32 ヶ月、瓶詰後 6 ヶ月
{ロッケ(崖)」の名の通り耕作不能なほどの急斜面を除いた頂上部分に、8.32haの葡萄畑が広がっています。
バローロには公的なクリュの格付けはありませんが、レナート ラッティ、アレッサンドロ マスナゲッティ、アントニオ ガッローニらが、
それぞれ独自に優れたクリュを選定しています。
その中でも、この三者全員が最上格付けとして選んだのは、チェレクイオ、ブルナーテ、そしてロッケ ディ カスティリオーネの3つのクリュのみです。
1994年には既にこのクリュを0.35ha取得しており、アルナルドリヴェラの中でもトップ ワインの一つとして位置づけています。
標高340mの南東向きの区画で、土壌は砂を多く含むマール(泥灰土)、石灰岩が混ざっています。
素晴らしい骨格とフィネスがあり、非常にフローラルな香り高いワインが出来るのが特徴です。
★「ジェームス サックリング.com」94点、「ワイン アドヴォケイト 2021.6.18」93点「ワイン スペクテーター2021.11.15」92点
14,300円(本体価格13,000円)
IA−052 2019 Barolo Cannubi ArnaldoRivera
バローロ カンヌビ アルナルドリヴェラ 750ml
《赤》【フルボディ】等級:D.O.C.G.
生産者:テッレ デル バローロ
葡萄品種:ネッビオーロ
熟成::樽で32ヶ月
バローロのクリュの中でも歴史的な畑の一つで、
1752年から既に「カンヌビ」というクリュの名前で販売されていました。
現在はボスキス、サン ロレンツォ、ムスカテルといった周辺エリアもカンヌビとして
認められていますが、歴史的には丘の中心に位置する19.50haのみでした。
アルナルドリヴェラの畑の所有者は、組合に所属する栽培農家のミケリーナ フォンタナで、
1985年から2018年まではパオロ スカヴィーノ二貸し出していました。
葡萄は1946年に植樹された物で、カンヌビの中でも最も古く、収穫量は少ない物の非常に優れた品質の葡萄が得られます。
標高300m、南東向きです、
地質は約900万年前(トルトーナ期)のサンタガタ フォッシーリの泥灰土(マール)で、シルト(55%)、粘土(21%)、砂(19%)
で構成されています。
収穫した葡萄は、除梗、破砕した後、20〜30度に温度管理したステンレスタンクで約20日間発酵させます。
マロラクティック発酵、熟成は樽で行います。樽での熟成は32ヶ月です。
真にカンヌビの個性を表現した傑作と言えるワインで、カンヌビのテロワールを知るのにふさわしいバローロです。
20,900円(本体価格19,000円)