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シャトー・ダルサックはメドックで最も古いシャトーのひとつです。100年戦争の間、ダルサックの領主がイギリスの国王と同盟関係を結びました。フランス革命の間、シャトーは破壊され、1830年に今あるワイナリーと共に再建設されました。19世紀末には、このシャトーの畑はメドックで一番大きいものでしたが、フィロキセラの影響でブドウは抜かれ、1954年のアペラシオン・マルゴー設定時にはなく、1995年に認定されました。偉大なこの2005ヴィンテージはロバート・パーカーに官能的でこの年の大ヒットと好評価を得ています。
ロバート・パーカー 2005ボルドー ボトルからのテイスティング
2005年のボルドー赤ワインの多くを3−4回テイスティングし、私の30年間のキャリアを通して最も偉大なヴィンテージであると確信した。2008年3月22日から4月1日にかけて行ったテイスティングは私が初期に危惧していたメドック北部のタンニンのレベルの心配を完璧に拭い去った。
ワインはボトルから味わうと、樽からよりも比べられないほど良く、このヴィンテージの驚くほどの素晴らしさが決定づけられた。多くの消費者はすでに、このように若いワインの価格が記録的に上がっていることを知っているだろう。しかしこのヴィンテージの本当の価値は1級シャトーや特級シャトーで見つかるものではなく、むしろ私が書いたボルドーのビック、リトル・ワインの記事にあるように、あまり有名ではない小さなシャトーで見つかる。これらは世界に存在する最も卓越したお買い得ワインと言え、予想以上の品質を誇り、あまり有名ではないテロワールから生み出され、消費者にも手が届きやすくなっている。同時に、偉大なアペラシオンやテロワールにあるトップシャトーは初めから収蔵品となり、すでに驚くほど価格が高騰している。私がテイスティングで最も驚いた事といえば、おそらくタンニンがとても甘くなっていたことだ。ワインの濃縮のレベルと、際立った明確さ、それと同時に新鮮さがあり、信じられないほど長く熟成するだろう。それでいて多くのワインは樽から味わった時に思ったよりも早く飲み始めることができる。
(2008年5月)
2005 Château d`Arsac
シャトー ダルサック 750ml
《赤》【フルボディ】
アペラシオン:マルゴー クリュ・ブルジョワ・シュペリュール
品種:メルロ26%、カベルネ・ソーヴィニョン74%
平均樹齢:14年
植樹密度:6,500本/ ha 収量:37hl/ha
テロワール:砂利質
醸造:3−4日間ルモンタージュをしながらマセラシオンを行います。温度は29−30度。澱引きは春に1度行い、清澄は卵白で行います。ろ過を瓶詰め前に行い、瓶詰めは2007年4月です。
熟成:81%は12ヶ月間樽で熟成(アメリカ産新樽16%、フランス産新樽22%、1年目のフランス産樽22%)、19%はタンクで熟成。
5,565円(本体価格5,300円)
★パーカーポイント 90点 ワイン・アドヴォケート176号
官能的なこのヴィンテージの大ヒットであるこのワインは、リコリス、ブラックチェリー、ハーブ、土、春の花々の甘い香りが広がる。可憐な質感で、美しく純粋で、長いフィニッシュに続く。際立って魅惑的な2005年は向こう12年以上美味しく楽しめだろう。
ごめんなさい、只今品切れ中です(2010年6月14日)。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。