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【Clos Saint Jean:クロ サン ジャン(モーレル家)】

モーレル家は15世紀からこの地に住んでいて、1910年からワイン造りをしています。43haの畑を所有しており、そのうち40.5haがシャトーヌフの畑です。`01年に、ギィ モレルから、二人の息子パスカルとヴァンサンが引き継ぎました。平均樹齢は50年ですが、1905年に植えた葡萄の樹もあります。祖父の時代からのクラシックなスタイルのワイン造りをしてきましたが、ローヌのミシェル ロランとも呼ばれるエノロジスト、フィリップ カンビと出会い、2003年から全面的にコンサルタントとして迎え、ワイン造りが劇的に変わりました。新しいワイン哲学は、若くして飲めて、熟成もするワイン造りを目指す、ということです。栽培面での変更点は、収穫量を落とし、葉の量を多くして、より完熟を目指した。結果、化学肥料がいらなくなった。3週間で収穫していたのを、完熟した物を摘む為6〜8週間かけるようになった。醸造面ではスタッフを二人増やし、100%除梗するようになった。ピジャージュ、デレスタージュ出来るタンクやバリック(225L)を購入した。古い樹齢からのワインのみ瓶詰めし、50%はネゴシアンに売ってしまう、といったことです。2003年産のワインにロバート パーカーJr.が90点を付け、一躍スターダムにのし上がりました。これはワイン生産の過程に、フィリップ カンビが全面的にコンサルタントに入って影響が出たことは、間違いありません。フィリップ カンビが自分のコンセプト通り造った、まさにカンビスタイルのワインと言えそうです。(2007年10月)

コンブ デ フとデウス エクス マキナのふたつのスペシャル キュヴェは、カンビが参加した2003年から造られるようになりました。
(2008年9月)


FB−143 2003 Châteauneuf du Pape Rouge
シャトーヌフ デュ パプ ルージュ 750ml
《赤》【フルボディ】生産者:クロ サン ジャン、モーレル家  
平均樹齢:50年
葡萄品種:グルナッシュ(75%)、シラー(15%)、ムールヴェードル(4%)、サンソー(3%)、ヴァカレーゼ(2%)、ミュスカルダン(1%)

`02年以前とは全く別物のワインとなりました。
迫力があり、典型的なパーカーワインと言えそうです。
生産量は約45,000本です。
収穫量は僅か25hl/ha。発酵の前に全て除梗し、35日間マセラシオンします。グルナッシュ以外は、新樽で12ヶ月間熟成します。
クリーンで甘さを感じます。クリーンで甘さを感じます。
`03年は、「ワインアドヴォケイト163」で90点(156号掲載時は92〜94点)、「ワインスペクテーター2005.11.15」で90点。「インターナショナルワインセラー124」で88点。

この2003年シャトーヌフ デュ パプは、たくさんのガリグや海草、リコリス、潮風、胡椒、土が表れています。豊かな甘いブラックチェリーやキルシュのノート。
フルボディでリッチ、肉厚で魅力的なスタイルです。飲まずにはいられません。
アルコールは非常に高く、きっとこのヴィンテージの状態によって得られたのだと思います。
このワインは少なくとも10年間は美味しく飲めるはずです。90点「ワインアドヴォケイト163」


                          7,150円(本体価格6,500円)

FB-143は、只今品切れ中(2019年11月11日)です。大変ありがとうございます。








《パワフルでしかもクリーン。タニックですが、飲みにくさはありません。まさにパーカーワインと言えるスタイルです。》
FB-226 2004 Châteauneuf du Pape La Conbe des Fous
シャトーヌフ デュ パプ ラ コンブ デ フ 750ml
《赤》【フルボディ】生産者:クロ サン ジャン、モーレル家  
葡萄品種:グルナッシュ(50%)、シラー(30%)、サンソー、ヴァカレーゼ(20%)
平均樹齢:100年

スタイルはパワフルで、しかもクリーンな味わい。タニックですが飲みにくさはありません。まさにパーカーワインと言えます。
生産量は、6,000本程度。
キュベ名は、「コンブ」が小さな山、「フ」は馬鹿で、「馬鹿の丘」という意味です。
由来は、祖父タキュセルが石の大きい畑に葡萄を植えたところ、「あいつは馬鹿だ」と人々に後ろ指を指された事によります。
しかし結果として、“La Crau”と言うその畑はシャトーヌフの最高畑となりました(ヴィュ テレグラフ)。そんな祖父への尊敬の念を込めて名付けられています。
1905〜10年に植えられた葡萄から造られています。また収穫量は僅か10hl/haです。
`04年は「ワインアドヴォケイト169」で93点、「デカンター2007.02」で3ッ星、「インターナショナルワインセラー130」で92点、「ワインスペクテーター2007.5.15」で92点。

フードルで熟成させたグルナッシュ(1905年に植えられたもの)60%とシラー20%(オークの小樽熟成)と残り20%は大樽で熟成させたサンソーとヴァカレーゼをブレンドしている。
濃いルビーから紫色、春に咲く花々のゴージャスな香りがトリュフ、ブルーベリー、ブラックベリー、キルシュのリキュールのアロマと混ざり合っている。
ミディアムからフルボディ、濃厚で飲み応えがあり、複雑。今飲んでも良いが、セラーで10年から15年強寝かせても良い驚くべき2004年だ。 93点。 「ワインアドヴォケイト169」


                               14,300円(本体価格13,000円)
                             
※ インポーター入荷数量、僅か38本のうちの貴重な1本です。





《かなり複雑味を帯び、立体的で奥行きがあります。アドヴォケイトとI.W.C.で95点、W.S.で93点獲得》
FB-227 2004 Châteauneuf du Pape Deus-Ex Machina
シャトーヌフ デュ パプ デウス エクス マキナ 750ml 
《赤》【フルボディ】生産者:クロ サン ジャン、モーレル家  
葡萄品種:グルナッシュ(60%)、ムールヴェードル(40%)
平均樹齢:グルナッシュ100年
熟成:樽(新樽、1年樽各50%)

キュヴェの名前は、ラテン語で『機械仕掛けの神』の意味です。
現在では演劇で一挙に大団円をもたらす人物・出来事、比喩的に救いの神を表し、2003年にクロ サン ジャンに起きた大きな変化を表しています。
収穫量はこちらも20hl/haです。かなり複雑味を帯び、立体的で奥行きがあります。しなやかなタンニンが品を良くしています。
圧倒的な品質!`04年が、「ワインアドヴォケイト169」で95点、「インターナショナルワインセラー130」で95点、「ワインスペクテーター2007.05.15」で93点、「デカンター2007.2」で4ッ星。

フードルで熟成させた古樹のグルナッシュが60%、小樽で熟成させたムールヴェードル40%のブレンドしたクロ サン ジャンのトップ キュヴェは、このヴィンテージ最高のワインとなり得る可能性を持っている。
2003年に造られた1ダースほどある記念碑的なワインに対抗できる数少ない2004年産ワインのひとつである。
エッジまで濃厚なルビー〜紫色、びっくりするほど濃厚なブラックベリー、砕いてローストしたプロヴァンスのハーブ、熟成させた牛肉を思わせる香りが感じられる。
完全にドライであるため、このワインの甘さは残糖からではなく、むしろ、グリセリンとワインの持つリッチさに由来している。
素晴らしいテクスチャーと純粋さ、驚くほどの複雑さと持続性がある。このヴィンテージのキャラクターを完全に超越した本物のブロックバスター(大当たり)ワインだ。
この先12〜15年以上は飲めるだろう。 95点 「ワインアドヴォケイト169」

                                15,400円(本体価格14,000円)
                             ※ インポーター入荷数量、僅か25本のうちの貴重な1本です。

FB-227は、只今品切れ中(2019年11月24日)です。大変ありがとうございます。