ワインショップ飛附屋トップフランスワイン・コート・デュ・ローヌローヌ南部ヴィニュロン・ド・ボーム・ド・ヴニーズ

【Vignerons de Beaumes de Venise:ヴィニュロン ド ボーム ド ヴニーズ】

1956年、数人の男たちが一堂に会した。彼らは、アペラシオンやヴィニュロンとしての職業に身を捧げようと、自分たちが掲げる意志や考え、そして情熱を一つにまとめようとした。これが、今日あるヴィニュロン・ド・ボーム・ド・ヴニーズ誕生のきっかけとなり、この男たちのなかから選ばれた一人が、16人のヴィニュロンからなる「組織」を具体化させた。
ヴィニュロン・ド・ボーム・ド・ヴニーズが所有するヴィニョーブルは、ボーム・ド・ヴニーズ/Beaumes-de-Venise、シュゼット/Suzette、ラファール/Lafare、そしてラ・ロック・アルリック/La Roque Alricのコミューン(何れもヴォークリューズ県)にある。土壌は、石灰岩、砂岩、そしてモラッセと呼ばれる軟質砂岩から構成されている。クリマは典型的な地中海性気候だが、ダンテル・ド・モン・ミライユが、夏の日差しと冬のミストラルからヴィニョーブルを護っている。
ヴァン・ドゥ・ナチュレル/天然甘口ワインをもたらすミュスカのヴィニョーブルは、ボーム・ド・ヴニーズの歴史に深く根を下ろしている。それというのも、ヴニーズでは農民たちが土地を岩から切り出し、乾いた石で斜面に壁(ファイス/faisses、或いは、レスタンク/restanques)を造り出した。このファイスやレスタンクが後になってテラスとなり、ミュスカは主に砂岩土壌(凡そ1400万年前の中新世(第三紀3期)ヘルヴェティアンの酸化コバルトに由来)に植わっている。母岩は主に酸化コバルトで、地下1メートル以下に出現し、その厚さは時に最大500メートルにもなるという。テロワールの保水率は低いものの、ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズで栽培されるミュスカ・ア・プティ・グランからは、繊細なワインが造られる。
ヴィニュロン・ド・ボーム・ド・ヴニーズは、ローヌ渓谷において唯一、ミュスカ・ア・プティ・グランを栽培するグループ。注1で説明したように、ミュスカ・ア・プティ・グランはギリシャ原産のブドウと考えられており、石灰岩土壌での栽培に適している。この品種は、ヴァン・ドゥ・ナチュレルや繊細なスパークリング・ワインの醸造や、アッサンブラージュしてアロマを引き出すためにも用いられる。ブドウに含まれる糖度が高く、酸はバランスが取れており、深みがあり、繊細な風味のワインをもたらす。
(2011年9月)



2002 Muscat de Beaumes de Venise Carte Or

ミュスカ ド ボーム ド ヴニーズ カルト オール 750ml
《白》【甘口】 生産者:ヴィニュロン ド ボーム ド ヴニーズ
葡萄品種:ミュスカ・ア・プティグラン

ヴィニョーブル:ボーム・ド・ヴニーズのコミューン近隣に立地。テラス状。テロワールは、中新世の酸化コバルト、白亜質。

コート・デュ・ローヌ地方南部ヴォークリューズ県で造られる酒精強化ワイン。100%ミュスカを使用する。収穫年内に瓶詰めを行うため、繊細な果実風味が残る。
醸造:
ブドウは、潜在アルコール度数が15%になってから収穫される。短時間のスキン・コンタクトの後、水平式圧搾機で圧搾。発酵時の温度は17-18度、ミュスカのブドウに由来するフルーティーさを保つため、ミュタージュは頃合を見計らい1回のみ、1リットル当たりの果汁に含まれる糖分が凡そ115グラムに達した際に行われる(このミュタージュがワインの未来を左右するといっても過言ではない)。
り:繊細且つ複雑な香りが際立つ。カシスの芽の香りが新鮮なブドウを噛んだ時に迸る香りに入り混じるような印象さえ覚える。花を思わせる優しいフレグランスが、柑橘系の持つ溌剌としたアロマに変化していく様が印象的。
ローブ:煌きと透明感溢れる淡いゴールド・イエロー。

味わい:ソフトな口当たりで、新鮮味を感じさせる。甘さはバランスの良い酸によって支えられており、口中が香りで覆われるよう。
サービス:
6度。アペリティフとして。軽く火を通したフォア・グラにも最適。フレッシュ。パッション・フルーツを使ったシンプルなフルーツ・サラダや各種ソルベと共に。

                   3,129円(本体価格2,980円)


ごめんなさい、只今品切れ中(2011年8月27日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。





N.V. Muscat de Beaumes de Venise Tradition

ミュスカ ド ボーム ド ヴニーズ“トラディション” 750ml 
《白》【甘口】 生産者:ヴィニュロン ド ボーム ド ヴニーズ
葡萄品種:ミュスカ・ア・プティグラン
アルコール度数:15%
ヴィニョーブル:
ボーム・ド・ヴニーズのコミューン近隣に立地。テラス状。テロワールは、中新世の酸化コバルト、白亜質。

コート・デュ・ローヌ地方南部ヴォークリューズ県で造られる酒精強化ワイン。100%ミュスカを使用する。
醸造:スキン・コンタクトの後、圧搾した果汁を低温度で20日間に亘り発酵。その後、ミュタージュを行う。
香り:グラスに注いだ途端、巨大なアロマの塊が襲ってくるような印象を覚える。ミュスカの香りは勿論のこと、フレッシュ・フルーツの香りが支配的。やがて、食指を動かすようなアンズや桃、ライチ、そしてフルーツのコンフィを思わせる香りが沸き立ってくる。オレンジの皮のコンフィを思わせるブーケが際立つ。
ローブ:麦わら色のトーンを持つ、淡いゴールド・イエロー。
味わい:非常にフルーティー。とにかく新鮮で、甘美な香りとバランスの取れた酸が、リキュールの重苦しさを消し去っている。
サービス:
6度。アペリティフとして。メロン、イチゴなどのフルーツや、パティスリーと共に。

                              3,456円(本体価格3,200円)
ごめんなさい、只今品切れ中(2017年10月20日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。