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【Domaine Santa Duc:ドメーヌ サンタ デュック(イヴ グラ家)】

ヴァンサン ジラルダンがブルゴーニュのライジングスターなら、イヴ グラは間違いなくコート デュ ローヌ南部のライジングスターと言っても良いでしょう。小柄だが筋骨たくましく陽気なイヴ グラによって営まれているドメーヌで、1985年に父のエドモン グラから引き継ぎました。それまでは大半がバルクでネゴシアンに売られていましたが、イヴ グラの代になって全て自家葡萄園元詰めに切り替えました。葡萄園面積は約10haで、コート デュ ローヌ南部のドメーヌとしてはさほど大きくありません。しかしこの小さなドメーヌで、イヴ グラによって造られるワインは、今や世界中のワイン評論者を驚かせています。ロバート パーカーJr.は、ジゴンダスの5つ星生産者として、非常に高く評価しており、『ローヌ ヴァレー』の中で、「私に言わせればサンタ デュックはジゴンダスに君臨するチャンピオンである」と言い、また「ワインスペクテーター」誌が選んだ2000年のBest100の中で、彼の98年ジゴンダスが15位にランキングされました。いかなるワイン雑誌でも、ジゴンダスについて語られドメーヌ サンタ デュックの名前が出てこないと言うことは、決してありません。

ここ10年間の内に頭角を現してきたドメーヌ サンタ デュックは、今ではジゴンダスでナンバーワンのエステートとして広く知られています。背が高く、ルックスの良いイヴ グラは、おそらく30代半ばですが、より若くさえ見えます。彼は、父親であるエドモン グラが1985年に引退したとき、引き継ぎました。それまで実質的に生産したワインは、そっくりそのまま様々なネゴシアンに売られていました。イヴは、若い活動力と情熱にあふれ、新しい考えで、エステートを今までとは異なる方向へ持ってゆき、ここの葡萄畑でとれたワインのほとんどを自家葡萄園元詰めにする決意をしました。
ロバート パーカーJr.「ローヌ ヴァレー」
(2007年版)



2016年2月来日セミナーにて
父からドメーヌを引き継いだ80年代から有機農法を行っていますが、当時はそれをあえて示すことが重要だとは思っていませんでした。
しかし時代が変化し、有機農法に関する法律が出来た為、2012年からバックラベルに表記しています。

1.消費者の健康を守る為に、より自然なものを届ける。
2.ピュアな味わいを求めて。
・・・最新テクノロジーにだけは入りたくない。人為的なものを用いない方がテロワールをより表現でき、自然でピュアな味わいになると考えている。
3.土壌を健全な状態に保ち、次世代でもテロワールが犯されないワインが造れるように受け継ぐこと。

@天然酵母と最小限のSO2
人工酵母だと、安定した品質にはなりますが、ヴィンテージの違いなどの個性が出にくくなると言うのが私の考えです。
サンタ デュックでは、「毎回同じワインではなく、ヴィンテージ毎の葡萄の特徴やテロワールを表現し、生物多様性を尊重したい}と言う思いから、天然酵母を使用しています。
 葡萄は破砕するとすぐにいたんでしまいますので、SO2を防腐剤として使う必要があります。
しかし収穫は手摘みにこだわって選別し、良い葡萄のみを使用することで、使用するSO2は最小限に抑えられます。
またSO2は抗生物質のようなもので、初めは少量で効き目があるのですが、いずれたくさん使わなくてはいけなくなることも最小限に抑える理由のひとつです。
Aよりフルーティでピュアなワインを造る為に
スタイルを変えるに当たり、2012年からマセラシオンの期間を短くしました。
これはフルーティで、フレッシュ、そしてピュアなワインを造る為です。
また、熟成容器を徐々に移行しています。かつてはバリックで熟成していましたが、フードル(3000L)とテラコッタの壺(800L)での熟成に変更しました。
特に2014年から実験的に使用しているテラコッタの壺は、テラコッタで有名なイタリアのインプルデンタと言う町から買い付けています。
中性的な素材である為、バリックのように、バニラ香などがつかず、より
テロワールを表現し、素材本来の味を活かすことが出来ます。
ブルゴーニュやボルドーでは酸が多く糖が少ない為、それを補う為に樽を使用していることが多く見られます。
しかしローヌの場合はもともと果実味とタンニンが豊富にある為、樽を聞かせると力強くなりすぎてしまうと考えているのです。
テラコッタを使用することで、アルコールが高まりすぎず、針とフレッシュ感のある味わいになると考えています。
2014年から使用した結果、とても良い味わいになった為、今後使用比率を高める予定です。
B月の満ち欠けに従って作業を行う。
葡萄の発育時期や瓶詰めのタイミングを見極める為、ムーンカレンダーを参考にしています。
近年ビオディナミとして注目を浴びていますが、祖父の時代では一般的に行われていて、月の満ち欠けに従って生活することは至って普通のことでした。
たとえば、葡萄の剪定において葉が茂る過ぎているときは、満月でこれから月が欠けていくタイミングに行うと、芳賀あまり育たなくなる。
反対に、葉があまり育っていないときは、これから月が満ちるタイミングで行うと、葉が成長しやすいといった具合です。
Cマサル セレクション
これは古い樹に接ぎ木をする方法のひとつで、シャトーヌフ デュ パプ クロ ウエストの区画にこの方法を採用しています。
いろいろな畑の優れた樹を接ぎ木しています。クローンされた樹よりも、それぞれの個性を持ち、また免疫力も高いので、一気に病気になることを防げます。
また樹齢の高い樹を使う為、実はあまり付けませんが、複雑さのあるワインに仕上がると考えています。
D専門業者と共に開発した「テッラ プレトラ(植物炭の肥料)」
禁煙、地球温暖化の影響でだんだんと土壌が乾燥しています。
コート デュ ローヌでは、ここ25年で気温が2度上昇し、その影響でアルコール度数も2度上がりました。
ローヌでは、もともと水が少ない上に、灌漑が禁止されています。
その対策として、ローマの古い文献を参考にして、植物炭を使用した肥料を開発しました。
植物炭に羊の糞を混ぜて造ったもので、畑の表面に撒いて使用します。自重の5倍もの水分量を吸収し、乾燥した際には水分をそのまま放出できる、
と言う仕組みです。
これを使用することで、夏の乾燥した時期に灌漑などせずに、葡萄の樹へのストレスを最小限に抑えることが出来ます。
実はこれはサンタ デュックしか使っていない特注商品!商品名は“カーボ ベッグ SD(カーボ=炭 ベッグ=植物 SD=サンタ デュック)と言います。”


ジゴンダスを横から見た断面図
ジゴンダス村はダンテル ド モンミライユの山を中心に起伏の激しい土地が広がっています。
3,000haの面積がありますが、その内葡萄畑になっているのは約 1,200ha。
残りはほとんどが森や林で、こうした環境がジゴンダスのミクロクリマを形成しています。
土壌は粘土石灰質で、赤ワイン用の葡萄を栽培するには最適です。
日夜の気温差が激しく、葡萄がゆっくりと成熟するため、深い味わいをもちながら、フレッシュな酸の効いた、複雑なアロマを持つ葡萄を造ることが出来ます。
また、長期熟成に向いたワインを造る事が可能となり ます。
2017年から息子のバンジャマンがドメーヌに加入更なる飛躍を目指しています
イヴ グラがドメーヌを引き継いで 30年 の間に 、 サンタ デュックは ジゴンダスのトップのひと つ として名声を得るまでになりました。
そして、 2017年からイヴ グラの 息子であるバンジャマン グラがドメーヌに加わり、サンタ デュックは更なる飛躍を遂げています。
バンジャマンは ディジョンの大学で醸造学を学んだ後、研修期間を経て、父と共に働く決意 しました。
バンジャマン が ドメーヌに 加わったことで 、 ビオディナミ の畑の管理や醸造に磨きがかかり、 サンタ デュックのワイン がさらに研ぎ澄まされたものになりました。
父のイヴ グラも彼に信頼をよせており、 現在ではドメーヌの中心を担う一人として活躍しています。
そうした中、「ワインスペクテーター 2020.1.31-2.29」 の南ローヌ 2017ヴィンテージ特集の中で、
『 バンジャマン グラは彼の父、イブからドメーヌ サンタ デュックを引き継ぎ、難しい年だった 2017年を乗り切り、数多くの素晴らしいワインを送り出している。』
と 、 写真と共に大きく紹介されました。偉大なドメーヌの後継者を担う人物をして注目されており、今後も目が離せない存在となっています。
また、記事の中で、バンジャマンは ジゴンダスの 2017ヴィンテージについて以下のように語 っています。
「自分達は収穫を待つことに決めたんだ。葡萄の房は小さくて、いくつかの実は、集約し始めていたのが分かった。
特にシラーがそうだった。 8月末と 9月のはじめに数回の雷雨があり、数ミリの雨が降った。決して量は多くはなかった が 、状況を緩和するのには十分だった。
日中の気温は下がり、夜は涼しくなった。その結果、葡萄のノーマルな生育サイクルが再び戻り、葡萄はおだやかに成熟を続けた。フレッシュさと洗練されたタンニンも保たれていた。」
(2020年4月)










非常にレアなサンタ デュックの白ワインが限定で入荷!!
FC−002 2015 Côtes du Rhône Blanc les Grands Calcaires 
コート デュ ローヌ ブラン 750ml  
《白》【辛口】
葡萄品種:グルナッシュ40%、ピクプール5%、クレレット20%、ユニブラン15%、ブールブーラン15%、ピクプール5%、ヴィオニエ5%

ローヌの地元品種のブレンドによるアロマ豊かな白ワイン。
北向きの石灰質土壌で育つ葡萄からフレッシュでミネラル豊かなワインを生み出します。
発酵は葡萄の持つアロマを保つ為、酸化を防ぎながらステンレスタンクにて低温で行います。
フレッシュに引き締まった、とても心地よい味わいがあります。

     2,200円(本体価格2,000円)

FC−002は、只今品切れ中(2021年6月20日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。












非常にレアなサンタ デュックの白ワインが限定で入荷!!
FC−003 2014 Sablet Le Fournas
サブレ ル フルナス  750ml  
《白》【辛口】
葡萄品種:ブールブーラン35%、ヴィオニエ30%、グルナッシュ15%、クレレット15%、ルーサンヌ5%

村名の「サブレ」=砂という名前が示すように、砂と石灰質が混ざる土壌。
「レ フォルナス(Les Fournas)」は、トリニョン渓谷の南向きの斜面にある南向きの区画です。
葡萄は収穫後すぐにプレスし、温度コントロールしながらステンレスタンクで発酵させます。
フレッシュで重たくないスタイルを目指している為、マロラクティック発酵はしていません。
ヴィオニエの持つボリュームを心地よい酸が支え、とてもバランスの良いワインに仕上げています。

     2,640円(本体価格2,400円)

FC−003は、只今品切れ中(2021年1月16日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。










FA−885 2021 Herittage
エリタージュ 750ml  
《赤》【ミディアムボディ】
葡萄品種:グルナッシュ、シラー、ムールヴェドル

ヴァン ド ターブル  「エリタージュ=遺産」と名付けられたこのワインは、ドメーヌ サンタ デュックのコート デュ ローヌ ルージュの2004年ヴィンテージを格下げしたものです。
通常、ドメーヌ名で出されるコート デュ ローヌ ルージュはケラーヌ、ラストー、ロエックス、セギュレなどのコート デュ ローヌ ヴィラージュとして出されるべきワインですが、
生産量がきわめて少ないため、すべての地域をブレンドしてA.C.コート デュ ローヌとして格下げして売り出されます。
紫を帯びた赤色、チェリーを思わせる新鮮な香りと、スパイスの風味が感じられます。エレガントなボディ、存在感のあるタンニンがあります。

              1,815円(本体価格1,650円)  













2017VTより、「Famille Gras(ファミーユ グラ)」と表記を入れ
グラ家を象徴したラベルデザインに変更しました!

F−906 2020 Vin de Pay Vaucluse Les Plans
ヴァン ド ペイ ヴォークリューズ レ プラン 750ml  
《赤》【フルボディ】
葡萄品種:グルナッシュ、シラー、メルロ、他
熟成:澱と共にタンクで熟成

品質が高く、コストパフォーマンスに優れた年しか造りません。
自家畑と買い取り葡萄を 50 %ずつブレンドしています。
内訳は、ロエックスにあるドメーヌの区画(グルナッシュ、メルロ)のもの、
さらにグルナッシュはロエックスとクルテゾン、シラーとカベルネはリュベロン、メルロはロエックスとラストーから購入しています。
澱と共にタンクで熟成し、その後瓶詰めします。
若々しい色合いと風味があり、適度なタンニンと少し甘みを感じる果実味を合わせ持っています。
ヴァン ド ペイとしては非常にバランスのとれた傑出したワインです。

    1,870円(本体価格1,700円)

【テイスティングコメント】
色合い
全体の色合いは中くらいからやや濃くルビー色。
中心からエッジまで透明度はあり、傾けたグラスの中心部からは文字が透けて見える。
香り
チェリーやプラムなど果実香に動物的な要素もある複雑な香り。
スワリングすると、若干スパイスの香りが出てきて複雑さを楽しめる。
開け閉てに感じられた動物的な香りは数時間経てば無くなり、果実の心地よい香りに変わる。
味わい
アタックが良く果実の熟した甘さを感じる。
落ち着いた酸がしっかりとした果実味とタンニンにとても良くマッチしていて心地よい。
本当に良くできたバランス。
文句のいいようがないすばらしさです。
(インポーター提供`10年ヴィンテージ)

F−906は、只今品切れ中(2023年5月9日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。






ほどよく熟成が進んで、飲み頃の始まりです!

FB−746 2008 Roaix Les Crottes

ロエ レ クロット 750ml 
《赤》【フルボディ】等級:A.O.C. コート デュ ローヌ ヴィラージュ
生産者:ドメーヌ サンタ デュック
葡萄品種:グルナッシュ(80%)、シラー(20%)
熟成:古い樽

コート デュ ローヌ ヴィラージュ ロエ(ラストーとセギュレの間に位置します)の「レ クロット」と呼ばれる区画に植えられた古いグルナッシュと若いシラーの樹から造られています。
その畑は、12 世紀に遡る古いテンプル騎士団の葡萄園です。土壌は、砂と砂岩です。葡萄は最適な成熟具合で収穫し、温度管理の下長い醸しを行います。
ソフトに圧搾して、古い樽で熟成します。ろ過せずに瓶詰めします。少し熟成を感じさせる、黒胡椒などのスパイスやなめし革を思わせる魅力的な香りと風味もあります。
まだタンニンがあり、リッチで目の詰まったボディが感じられます。バランスも良いワインです。

          2,700円(本体価格2,500円)
(2014年現地視察のサンタ デュックのコメント)
「2008年は、専門家によるヴィンテージ評価が高くないため、フランス国内では目を向けられない。
しかし、実際は違う。2008年はファンタスティックなんだ!特にこのロエ レ クロットを飲んでみて欲しい。
南ローヌの2008年ヴィンテージではトップクラスだと思うよ。
誰がレ クロット=糞なんて名前を付けたんだろうね!?
ロエ レ クロットは北西向きの斜面の畑で、良く葡萄が熟すと同時に酸も豊かな葡萄が収穫できるんだ。」
FB−746は、只今品切れ中(2017年11月24日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。





プラン ド デュー、ケラーヌ、ラストーの葡萄を使った
コート デュ ローヌ ヴィラージュ レベルのワイン

FC−68 2016 Côtes du Rhône Les Vieilles Vignes
コート デュ ローヌ ヴィラージュ レ ヴィエイユ ヴィーニュ 750ml  
《赤》【フルボディ】
生産者:サンタ デュック
葡萄品種:グルナッシュ70%、シラー20%、カリニャン10%
熟成:タンクで澱と共に熟成

プラン ド デュー( 30 %)、ケラーヌ、ラストーの葡萄を使って造るワインで、コート デュ ローヌ ヴィラージュと呼べる配合です。
土壌は、砂質、泥灰土、赤色粘土です。収穫後除梗して、温度管理のもと発酵、長い醸しをします。タンクで澱と共に熟成させます。
フィルターを通さず瓶詰めします。スパイスやサラミを思わせる香りが、程よい熟成を感じさせ、とて
も魅力的です。果実やタンニンもしっかりと感じられ、厚みもあります。
A.O.C. コート デュ ローヌとしては傑出した品質です。「プチ シャトーヌフだよ!」と イヴ グラは話していました。

     2,090円(本体価格1,900円)

FC−068は、只今品切れ中(2023年9月22日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。








FB−367 2006 Côtes du Rhône Villages Séguret Les Vieilles Vignes

コート デュ ローヌ ヴィラージュ セギュレ レ ヴィエイユ ヴィーニュ 750ml  
《赤》【フルボディ】生産者:サンタ デュック
葡萄品種:グルナッシュ、シラー、カリニャン

A.O.C.コート デュ ローヌ(F-881)を造るために購入した畑からのワインですが、
2006 年はこの畑の葡萄の出来があまりにもよかったので、一部をローヌ ヴィラージュ セギュレのヴィエイユ ヴィーニュとしてリリースしました。
村名を名乗ることができるコート デュ ローヌ ヴィラージュですから、A.O.C.コート デュ ローヌより格上の銘柄になるのですが、
価格はA.O.C.コート デュ ローヌと同じ設定です。生産量は、6,000 本です。

             2,160円(本体価格2,000円)

このワインは、AGRICULTURE BIOLOGIQUE(アグリカルチャー ビオロジック:略してAB)の認定を取得しています。
これは、『無農薬有機栽培で育てた植物を用いており、栽培から商品加工に至るすべての行程で添加物などを含まないこと』を、フランス政府管轄下にある有機農産物認定団体ECOCERT が認定した商品に与えられる「認定マーク」です。

FB−367は、只今品切れ中(2019年8月10日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。








2013 年ヴィンテージについて(イヴ グラのコメント)
収穫は非常に少なかったです。特にグルナッシュは収量が大幅に減りました。変わりやすい天候で、葡萄の生育が
ゆっくりだったことから、高い酸がありフレッシュさとボリューム、ストラクチャーの構成が美しく取れています。
収量面では難しい年でしたが、品質は素晴らしいものになりました。
F-881 2018 Côtes du Rhône Rouge Les Quatre Terres

コート デュ ローヌ ルージュ レ カトル テール 750ml 
《赤》【フルボディ】 生産者:ドメーヌ サンタ デュック
葡萄品種:グルナッシュ(60%) シラー(30%) ムールヴェドル(2%) サンソー(5%) クレレット(3%) 
平均樹齢:シラー(15年)、それ以外(40年以上)

葡萄園面積:0.7ヘクタール通常、ケラーヌ、ラストー、ロエックス、セギュレなどの村名付きコート デュ ローヌ ヴィラージュとして出されるべきワインで、少量のみ造られています。
生産量が極めて少ない為、全ての地域をブレンドしてA.C.コート デュ ローヌとして売り出されます(事実上の格下げです)。
収穫は手摘みで、厳しく選別します。除梗せずに、20日間アルコール発酵と醸しをします。
ブレンドした後、大樽で澱と熟成させます。
大樽を使うのは、果実味をより表現したいからです。フィルターは通さずに瓶詰めします。
色が濃くボリュームのある味わい。まさにこのワインは、スーパー コート デュ ローヌといえます。

                 2,310円(本体価格2,100円)  

F−881は、只今品切れ中(2022年4月5日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。








樹齢105年のグルナッシュをメインに使用
さらに南ローヌのグレートヴィンテージ2016年で、まさに掘り出し物です!

FC−152 2016 Vacqueyras Les Aubes
ヴァケラス レ オーブ 750ml   
《赤》【フルボディ】 
生産者:ドメーヌ サンタ デュック
葡萄品種:グルナッシュ(80%)、シラー(20%)
熟成:大樽で18ヶ月

葡萄畑は標高150mの高台にある南向きの“レ オーブ”と呼ばれる場所に広がっています。畑の面積は2ha、土壌は砂質と石灰岩、シルトが混ざっています。
畑には科学的なものは一切使用していません。
除草剤を使わず、土を耕して除草しています。これによって葡萄の根が地中深く伸び、乾燥への耐久性を高め、地中深い部分から養分を得ることが出来ます。
肥料は動物の糞や葡萄の枝など植物から造られたコンポストを使用しています。
このようにイヴ グラのワインはビオロジック(有機栽培)の精神に基づいたものですが、本人の意向で公的な認証は取得していません。
葡萄樹の平均樹齢は60年。全体の50%が樹齢30年、残りの50%が樹齢80年から100年のものです。
最も古いものは1901年に植えられたもので樹齢は106年になります。剪定は厳しく行われ、最終的には1本の樹に5〜6房だけを残します。
収穫は厳しく選別をしながら手摘みで行われ、セラーに運ばれた葡萄はさらに選果台で選別されます。
ここで使用されている選果台は水切りが付いている為、葡萄果に余分な水分が残らず、水っぽくなるのを防いでいます。
収穫されたグルナッシュとシラーは除梗せず一緒に発酵タンクに入れられます。
発酵前に4〜5日間、低温でプレ・マセラシオンを行い洗練されたタンニンとリッチさを引き出します。
葡萄がセラーに運ばれてくる際、葡萄の温度が高く(だいたい25℃)、そのままだと発酵がすぐに始まってしまう為、14℃まで冷やし、アルコール発酵がゆっくり始まるようにしています。
発酵は果皮とともに35日間行われます。長めの発酵期間によってグリセリンの抽出、糖分のアルコールへの分解がさらに促進されます。
発酵と樽発酵の時に、ミクロ・オキシジェナシオンを行います。これによりタンニンが柔らかく、若いうちから飲みやすいワインに仕上がります。
発酵後、フリーランジュースは樽に移されマロラクティック発酵を行います。
全体の75%がフリーランジュース、25.5%がプレスしたものになります。ワインはその年の12月までタンクで落ち着かせ、12月に樽へ移されます。
15%が新樽、85%が5年樽で約12ヶ月間、澱と共に熟成させます。
清澄も濾過も行いません。深くて濃いダークレッド、赤い果実と煮詰めたフルーツのアロマが感じられます。
肉厚でスパイシー、力強い中にも、サンタ デュックらしいエレガントさを秘めています。非常にポテンシャルの高い、ヴァケラスのお手本のようなワインです。

                                       3,850円(本体価格3,500円)
  
FC−152は、只今品切れ中(2024年1月2日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。






FB−388 2008 Gigondas

ジゴンダス 750ml  
《赤》【フルボディ】 生産者:ドメーヌ サンタ デュック
葡萄品種:グルナッシュ(75%)、シラー(10%)、ムールヴェードル(10%)、カリニャン(5%)
熟成:新樽25%、大樽30%、残りは1〜4 年のバリック、15 ヶ月熟成

6つの異なった土壌のジゴンダス村の畑からの葡萄を使っています。収穫は手摘みで、厳しく選別します。
除梗せずに46日間キュヴェゾンします。マロラティック発酵はタンクで行い、熟成は新樽25%、大樽30%、残りは1〜4 年のバリックで、18 ヶ月行います。フィルターは通さずに瓶詰めします。
極めて深く洗練された味わいです。‘08 年は、オート ギャリーグとグラン グルナッシュがブレンドされています。
‘08年が、「ワイン アドヴォケイト185」で(88-90)点。

             3,780円(本体価格3,500円)     円高差益還元により価格がお安くなりました!

〜08 年のジゴンダスはこのヴィンテージにしては非常に力強い。なぜなら通常では上級キュヴェのオート ギャリーグに入れるはずの葡萄が一部使われているからである。
オート ギャリーグは、深いルビー〜紫色、ブラックベリーやチェリーのたっぷりと豊かなアロマは砕いた石やブーケガルニを思わせる香りと混ざり合っている。ミディアムボディ、
素晴らしく中身の充実したワインである。確実に、飛びぬけて素晴らしいワインになる可能性を持っている。この先5~6 年は美味しく飲める。 (88-90 点) 「ワイン アドヴォケイト185」〜
fB−388は、ただいま品切れ中(2018年11月18日)です。次回入荷まで今しばらくお待ちくださいませ。





2012年ヴィンテージについて (イヴ グラのコメント)
2012年は暑すぎず、寒すぎずワイン造りにとって素晴らしい年でした。完璧といえるバランスのワインを造ることが出来ました。 区画ごとの
特徴が良く表れている。 力強くありながら、エレガントでフレッシュ。また、 2012年はサンタ デュックのスタイルを変えた年でもあります。
例えば、抽出の度合いを下げてフレッシュ感を楽しめるようにしました。

FB−803 2012 Gigondas Aux Lieux­Dits
ジゴンダス オー リュー ディ 750ml  
《赤》【フルボディ】
生産者:ドメーヌ サンタ デュック
葡萄品種:グルナッシュ75%、シラー10%、ムールヴェードル13%、サンソー2%
平均樹齢:40年
有機認証:AB,ユーロリーフ(オーガニック)

ジゴンダスは、他よりも標高が高く、気温が若干低いのでゆっくり葡萄が完熟します。
そのためより集約感のあるワインが出来ます。
8つの異なった土壌のジゴンダス村の畑からの葡萄を使っています。
8つの区画は3種類の異なる土壌を持っています。
1つは第四紀の赤粘土と砂利質の6区画
(Les Haut Garrigues、Les Carbonnieres,Les Rocassieres,Santa Duc、Les Pailleroudas,Les Routes)、
2つ目は青粘土質のGoujard et Plane,3つ目が白亜紀のマールと石灰岩土壌のDerriere Vieillrsです。
収穫は手摘み出、厳しく選別します。
46日間発酵と醸しをさせます。マロラクテック発酵はタンクで行い、熟成はフードルで18ヶ月行います。
瓶詰め前にブレンドのため、コンクリートタンクに入れます。
フィルターは通さずに瓶詰めします。
極めて深く洗練された味わいがあります。

                      5,280円(本体価格4,800円)

「ワイン アドヴォケイト 217」で89点、「デカンター2014.5」で18(93)点、「ヴィノス 2015.5」で91点、「ワインスペクテーター2015.5.31」で91点、「ギド デ ヴァン ベタンヌ +ドゥソーヴ2016」で16点
 
FB−803は、只今品切れ中(2020年7月16日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。








2012年ヴィンテージについて (イヴ グラのコメント)
2012年は暑すぎず、寒すぎずワイン造りにとって素晴らしい年でした。完璧といえるバランスのワインを造ることが出来ました。 区画ごとの
特徴が良く表れている。 力強くありながら、エレガントでフレッシュ。また、 2012年はサンタ デュックのスタイルを変えた年でもあります。
例えば、抽出の度合いを下げてフレッシュ感を楽しめるようにしました。

FB−847 2012 Gigondas Les Hautes Garrigues
ジゴンダス レ オート ギャリーグ 750ml   
《赤》【フルボディ】
生産者:ドメーヌ サンタ デュック
葡萄品種:グルナッシュ(65%)、ムールヴェードル(35%)
樹齢:50〜100年
葡萄園面積:6ha
有機認証:(`12年)AB,ユーロリーフ(オーガニック)

現存する
ジゴンダスの中で間違いなく最高のワインです。国際的な品質の評価と人気、価格と希少価値、全く疑う余地はありません。
彼の造るワインの中でムールヴェードルの比率が一番高くなっています。
第四紀の石の多い赤い粘土の貧しい土壌です。葡萄は遅摘みにし、厳しく選別します。
2ヶ月醸しを行います。熟成はオークのフードル(新樽)で18ヶ月行います。
透けて通らないほど、色が濃く、チョコレートやコーヒー、プラムのような甘い香りと、しっかりとした樽熟成によるスモーキーな香り。
プルーンやベリージャムのような、はち切れんばかりの果実味と、口中で爆発しそうなほどの高いアルコール感があります。
細やかでパワフルなタンニンがびっしりと詰まっており、アフターも大変長く続きます。
「2012年は長期熟成させられる年」とグラは考えています。

                         8,800円(本体価格8,000円)
オート ギャリーグは、ジゴンダスのリュー ディであり、ドメーヌのある所在地でもあります。「ギャリーグ」とは、ローヌやプロヴァンスなどの地中海沿岸の石灰質の土壌にあるハーブや灌木の森を指します。
gyリーグに降った雨水は、ハーブの香りやエキス分を含み、地下へ染み込んでゆきます。
ギャリーグの周辺にある葡萄畑の葡萄は、ハーブのエキスたっぷりの地下水で育つので、葡萄の実にハーブ香があり、ワインにもより複雑さが出ると言われています。
★「デカンター 2015.3 」で 18 93 )点 ★ 「ギド デ ヴァン ベタンヌ +ドゥソーヴ 2016 」で 17 点
★「ヴィノス 2015.5 」で 92 点 ★ 「ワインスペクテーター 2015.5.31 」で 92 点

中心にしっかりとしたらずベリー、ビターチェリーやプラムの果実味があり、鉄ッぽさを帯びたスミレや月桂樹のノートと混ざり合っている。
滑らかで長い余韻にも鉄の要素が感じられ、その背後から微かにブラッドオレンジが現れる。
飲み頃は2016年から2020年。
92点「ワインスペクテーター2015.5.31」
 





グルナッシュのフィネスを追求した、古い樹齢の葡萄を厳選して造るスペシャル キュヴェ
FB−364 2009 Gigondas Grabd Grenache

ジゴンダス グランド グルナッシュ 750ml 
《赤》【フルボディ】
生産者:ドメーヌ サンタ デュック
葡萄品種:グルナッシュ(100%)
平均樹齢:75〜80年

なんと75〜80年樹齢のグルナッシュから造られています。
濃い紫色、キルシュやトリュフ、黒い果実の香り。強いタンニンで、素晴らしく集約されています。
オート ギャリーグなど異なったテロワールの古い樹齢のグルナッシュを選別し、最も良い部分の葡萄を使います。土壌は、
第四紀の赤い粘土、泥灰土、青い粘土です。除梗はしません。 20 日間のマセラシオンの後、圧搾します。
その後 36hL の大樽で 18 ヶ月熟成させます。大樽を使うのは、果実味を最大限に表現するためです。
余韻の甘さは糖分によるものではなく、ピュアなグルナッシュ 100 %の時に感じられるものです。「これはグルナッシュのフィネスを
追求した、言わばブルゴーニュスタイル」とグラは語 ります。
《インポーター限定在庫50本のうち1本確保》

 
          9,350円(本体価格8,500円)

    まさかの再入荷!

FB−364は、只今品切れ中(2024年3月1日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。






《Santa Duc Selections:サンタ デュック セレクション》

《ネゴシアンのワイン》




FA−602 2007 Rasteau Les Blovac
ラストー レ ブロバック 750ml   
《赤》【フルボディ】生産者:S.A.R.L. イヴ グラ
葡萄品種:グルナッシュ(70%)、シラー(15%)、ムールヴェードル(15%)

「その村の特徴を出来るだけ表現したい。ただモダンなだのワインにはしたくない。」と、イヴ グラ。葡萄はラストー村の斜面のブロヴァック地区の畑から収穫されています。
南向きで、粘土、砂、小石交じりの土壌です。半分を除梗し、温度管理の下でゆっくりと発酵させ抽出します。
澱と共にタンクで熟成させ、フィルターを通さずに瓶詰めします。
黒スグリや黒チェリー、エスプレッソ、チョコレートを思わせる香り。
グルナッシュの甘さ、ポートワインのような上質な風味。タンニンはしなやかで、舌触りの綺麗なボディが感じられます。
まさに良い熟成の見本のようです。

                   2,310円(本体価格2,100円)
                 

FA−602は、只今品切れ中(2021年11月21日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。








FB−379 2003 Rasteau Les Blovac

ラストー レ ブロバック 750ml  
《赤》【フルボディ】 生産者:S.A.R.L.イヴ グラ
葡萄品種:グルナッシュ(70%) シラー(15%) ムールヴェドル(15%)

「その村の特徴を出来るだけ表現したい。ただモダンなだけのワインにはしたくない」と、イヴ グラ。
葡萄はラストー村の斜面の畑から収穫されています。
黒すぐりや黒チェリー、エスプレッソ、チョコレートを思わせる香り、タニックでたくましいワインです。
セレクションの中で最もしっかりした味わいになっています。

                   2,530円(本体価格2,300円)


FB−379は、只今品切れ中(2021年3月27日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。






FA−601 2000 Cairanne Les Buissons

ケラーヌ レ ビュイッソン 750ml  
《赤》【フルボディ】
生産者:ドメーヌ サンタ デュック
葡萄品種:グルナッシュ(75%)、シラー(15%)、ムールヴェドル(10%)

このワインに使用されている葡萄は、有機栽培されているそうです。
非常にたくましさがあり、グラは、「一直線型ではなく、ピュアでやさしいワインです。
ケラーヌ村は前から手掛けてみたかった大好きなワインの一つでした。」といいます。
グラのワインが好きな方には、是非ともお試し頂きたい逸品です。
〜愛らしいフィネス、そして優雅さ、溢れんばかりの甘いブラックチェリーと共に、土そしてローム質の特徴が感じられます。
グルナッシュ70%、シラー25%に5%のムールヴェドルをブレンドしています。
飲み頃はこの先3〜4年。88点 ロバート パーカーJr.「ワインアドヴォケイト」

                 3,080円(本体価格2,800円)

               
テイスティングコメント 2007/12/12(インポーター情報)
色合い・・・・グラデーション幅は狭く、全体にややオレンジを含んだ暖かみのある赤紫色。
香り・・・・ドライイチジク、ココア、ブラックベリー系アロマ。スワリング後、干しぶどう、藁、腐葉土、サラミなど幾重にもなる複雑な香り。時間が経過すると北ローヌのサン・ジョセフなどの古酒を思わせる溢れるような豊かな香り。
味わい・・・・最初は温かみと厚みのある果実味が舌にのしかかり、その後しっとりとした柔らかなタンニンが口を支配。スパイスやハーブの香りと共に大地のエキスを吸い上げたような土の香り。
こんな料理に・・・・すき焼き、鴨の薫製ブルーベリーソース、フレッシュイチジクと生ハム
テクニカルデータ・・・・さらに2〜3年熟成させたい。
FA−601は、只今品切れ中(2023年9月22日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。




FA-603 2006 Gigondas Les Garancières

ジゴンダス レ ギャランシエール 750ml  
《赤》【フルボディ】 生産者:ドメーヌ サンタ デュック
葡萄品種:グルナッシュ(70%) ム-ルヴェドル(20%) シラ-(10%)

このワインは、スタイルの異なった信頼のできるジゴンダス村の生産者3 人に(毎年同じ人)、醸造方法を指導し生産したワインをブレンドして造られています。
畑はヴィエイユ ヴィーニュの区画で、石だらけの赤い粘土質の沖積土と、石灰質の砂混じり土壌です。
収穫は手摘み、半量を除梗し、長い醸しをします。半分を大樽、残りを澱と共にタンクで熟成させていて、フィルターを通さずに瓶詰めします。
世界的人気の高いグラのジゴンダスを補うには品質的に全く問題ありません。
甘さの凝縮度はかなり高く、豊かです。ほのかにビターでスモーキーなニュアンス。
タンニンはやや強めで、酸はバランスよく、アフターにフレッシュさをもたらしています。
余韻も長くなっています。3つの個性が引き立つワインです。

             3,630円(本体価格3,300円)

FA−603は、只今品切れ中(2021年6月20日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。








イヴ グラの後継者
2017年からついに、息子であるパンジャマンが、サンタ デュックの一員として加わることになりました。
ディジョンの大学で醸造学を学んだ後、研修期間を経て、父とともに働く決意をされました。