レイモン・ラフォンはソーテルヌ地域では注目する名前で、ディケム１本の半分以下の値段で、ディケムの素晴らしさや堂々とした豊かさに近いものを求めるなら、必見のものです。ごく僅かな生産量のため、このワインを見つけ出す事は困難ですが、特別に探すだけの価値はあります。／ロバート・Ｍ・パーカーＪｒ．
シャトー・ディケムの北西側に隣接し、ディケム、シュデュイロー、シガラーラボー、そしてラフォリー・ペイラゲィなどソーテルヌ屈指のシャトーやプルミエ・クリュ・クラッセに格付けされるシャトーの中心に位置している。最高の貴腐ブドウを育てる条件に恵まれるこのシャトーは、ディケムの元醸造長ピエール・メリエが１９７２年に購入し、成功に導いた。現在、ブドウの収穫量は非常に低く抑えられ、１ヘクタールあたり８ヘクトリットル以下。収穫したブドウは必要であれば格下げする事もあり、最上のキュヴェだけがシャトー・レイモン・ラフォンとなり得る。ピエール・メリエはディケムで培った経験を生かし、ディケムと同じブドウ比率、同じ醸造技術、また同じ選択過程により、他の一流の１級ソーテルヌに引けを取らない見事なソーテルヌを生み出す。常に絢爛たる貴腐の特徴が際立つそのワインは極めて豊潤。レイモン・ラフォンのヴィンテージ１９９８、１９９９，２０００はとりわけ見事な出来栄えで、ほとんどプルミエ・クリュ・クラッセの域に達している。
フランス国内の評価に於いても、ル・メイユール・デュ・ヴァン・ド・フランスをはじめル・グラン・ギド・デ・ヴァン・ド・フランス、アシェット、ゴーミヨ等、様々な有名評価誌で掲載され、クラスマン（現メイユール・デュ・ヴァン・ド・フランス）では２０００年版で１つ星生産者として登場、２００４年には２つ星に昇格し、現在も２つ星を守っている。
（２００９年３月）
２００１ Ｃｈâｔｅａｕ Ｒａｙｍｏｎｄ−Ｌａｆｏｎ
シャトー レイモン ラフォン ７５０ｍｌ
《白》【極甘口】
葡萄品種：セミヨン８０％、ソーヴィニヨン・ブラン２０％
土壌： 粘土、砂利、砂質
樹齢： 35年
収量： 10.25hl/ha
総生産量： 21,733本
醸造： 除梗はせずに圧搾し、ステンレスタンクで温度を20-22℃に保ちながら、およそ3週間発酵させる。その後、アリエ産オークでできたバリック（新樽100％、焼き加減：ミディアム）で3年間熟成させる。その間澱引きが何度も施される。清澄は2回施し、無濾過。アッサンブラージュは収穫後2度目の冬に行う。2004年8月末に瓶詰め。
＜シャトーからのテイスティング・コメント＞
美しい酸と十分に貴腐したことにより、とてもバランスのとれたワインである。口中は非常にとろみがある。桃やアプリコット、ライチのアロマがあり、またエスプレッソのロースト香も感じられる。ハチミツやココナッツのニュアンスもある。
偉大なクラシック・ワインである。
ワイン・アドヴォケイト（2004年4月） 93点
レイモン・ラフォン2001は堅く引き締まっているが、粘性があり、桃のハチミツ漬け、アプリコット、ライチがおり交ざった、エスプレッソのロースト香があり、またココナッツのヒントもある。超重量級のワインで、飲み頃は2008〜2025+年になるだろう。
2009年版 ベタンヌ＆ドゥソーヴ ル・グラン・ギド・デ・ヴァン・ド・フランス
深いアロマや、アプリコットや柑橘類のクラシックさがあり、樽香が見事に溶け込んでいる偉大なワインだ。傑出したアルコールと甘みのバランスで、とても長い
ごめんなさい、只今品切れ中（２０２２年４月１８日）です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。
