ワインショップ飛附屋・トップ>フランスワイン・南西地域>シャトー・デュ・セードル
パスカル フェラージュ(43歳)は、ブルゴーニュ(フュイッセ)で4年、ナパ ヴァレーで2年半働いて、`87年に帰国、その年の収穫からワイン造りに参加しました。それ以来、彼のワイン造りへの好奇心はあくことなく、いつも周囲を驚かせるような奇想天外な発想をもって、様々な醸造研究に駆り立てられています。同時にカオールのテロワを深く理解していて、ワイン造りはラボによる分析に頼ることなく人が決めるべきと考えており、自分のワイン造りの感性を強く信じています。畑の土壌はアジロ・カルクル(粘度と石灰岩)で、大きな石がありシャトーヌフ デュ パプの畑のような保温効果があります。1本の葡萄寿に7房(品質が上がると5房までに減らす)に剪定して葡萄が重ならないようにし、日の照る方向の葉を取って一日中日があたり湿気を除くようにしています。3年前から、モンペリエで勉強したエノロジストのオリヴィエ デッサー(31歳)が働いています。『集約してしかも甘さのあるワイン造り』を目指しているとのことで、この生産者の最上格の「キュヴェ ル セードル」が、「ゴーミヨ」誌のカオールの`97年の比較試飲のコーナーで単独トップ(17点)に選ばれています。「Decanter January 2003」の「vineyard
philosophers(葡萄畑の哲学者)」に写真入りで掲載、ブルゴーニュの「彗星のごとく現れた天才」ジャン マリー ギュファンスとの出会いからワイン造りへの啓示を受けた、と語っています。「セードル」とはヒマラヤ杉のことで、フュラージュ家の庭に茂っています。ベルジュラックのトゥール デ ジャンドルのリュック ド コンティ葉友人であり、良き指導者でもあるそうです。
シャトー デュ セードルのパスカル フェラージュは、カオールの主導者(彼は地区の“Charter of Quality”を創設しました)のみならず、新しいフランスにおける流行の代表でもあります。これは、ひとつの地域の鍵となる生産者はお互いに影響を与えることが出来るという方法です。フェラージュの場合、ブルゴーニュの才能あるベルギー人のジャン マリー ギュファンに触発されました。「20歳になるまで、私は数学と物理学を勉強していました。私の父はワイン生産者でしたが、私はワインに興味がありませんでした。それはただ大変な仕事に見えました。その後私は多かれ少なかれ偶然ジャン マリーに会いました。そこで収穫している共通の友人を通じて。私はそこに1〜2時間いるつもりで、3日間滞在しました。私はだいたい一晩で自分の勉強を辞めることにしました。」ギュファンから学んだことは?「喜びです。ワインを造る喜び、ワインを味わう喜び。これが全ての基本です。もう一つのレッスンは、確かなことは何もないということでした。土壌や樹やワインについて学ぶことにおいて、確かなことは何もありません。人は新たに創作することが出来ます。違ったように出来ます。それは大変自由なことです。」フェラージュはこのレッスンをカオールの自宅での実践に取り入れました。“GC”のようなワインは最大500リットルの木樽で表面の泡層を取り除かれて発酵されます。
「デカンター2003.1」「vineyard philosophers(葡萄畑の哲学者)」
(2007年8月)
ヴェルジェのジャン=マリー・ギュファンスやカリフォルニアのカーネロスで修行したパスカル・ヴェレーギュ率いるシャトー・デュ・セードルは、今や南西地方でアラン・ブリュモンを超える評価を受ける怪物ドメーヌ。レ・メイユール・ド・フランス、ゴーミヨー、ギド・デ・グラン・ヴァン・ド・フランス、ワイン・スペクテーターなどあらゆる評価誌で称賛を受けている。いずれのワインも鮮烈で純粋な果実味に満ちあふれた超モダンで濃厚なワインです。
(2009年4月2日)
FB−583 2014 Cedrus le Blanc
セドラス ル ブラン 750ml
《白》【辛口】等級:I.G.P. コート ド ガスコーニュ
生産者:S.A.R.L. ル セードル ディフュズィオン
葡萄品種:ユニ ブラン、コロンバール
セドラス(ケドルス)は、ヒマラヤスギ属の学名で、フランス語のセードルのことです。
ステンレスタンクで、発酵と熟成をします。
レモンや洋梨、グレープフルーツを思わせる、フルーティで少し甘い香り。適度な酸があり、生き生きとした味わいです。コストパフォーマンスに優れた白ワイン。
【スクリューキャップ】
1,404円(本体価格1,300円)
FB-583は、只今品切れ中(2018年10月5日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。
FA−429 2001 Le Cèdre Blanc
ル セードル ブラン 750ml
《白》【辛口】生産者:生産者:パスカル フェラージュ
葡萄品種:ヴィオニエ
僅か1haのみ所有するヴィオニエの畑から、200本あまりしか造られない、大変珍しいカオール地区からの白ワイン(ACには該当しない為、ヴァン ド ターブル表示となります)
収穫量は、驚くべきことに15hl/haです。3/4を、新樽(トロンセ、中位の焦がし具合)で20℃に温度コントロールして発酵させています。
残り1/4は、15時間マセラシオンペリキューレ(スキンコンタクト)してから、タンクで20℃に温度コントロールして発酵させています。
週に2階バトナージュ(攪拌)しながら9ヶ月間熟成させます。最後にブレンドしますが、フィルターは通しません。
素晴らしく濃縮された味わいのワインで、生き生きとしたレモンのような酸があり、熟して豊かな果実味とバランスをとっています。
5,775円(本体価格5,500円)
FA−429は、ただいま品切れ中((2014年1月7日)です。次回入荷まで今しばらくお待ちくださいませ。
FB−582 2012 Malbec Cedrus
マルベック セドラス 750ml
《赤》【ミディアムボディ】等級:ヴァン ド ペイ デュ コント トロザン
生産者:S.A.R.L. ル セードル ディフュズィオン
葡萄品種:マルベック
カオールの第一人者シャトー デュ セードルのパスカル フェラージュが、地元の生産者と造るワインです。
アペラシオンはヴァン ド ペイですが、気軽に飲めるカオールとして楽しめます。
濃い赤色。プラムやブルーベリーの香り。ブラックベリーの風味に、胡椒も感じられます。程よい果実味と酸で、しっかりとしたタンニン、長い余韻があります。
【スクリューキャップ】
1,404円(本体価格1,300円)
FB−582は、只今品切れ中(2015年8月16日)です。次回入荷まで今しばらくお待ちくださいませ。
シャトー デュ セードルで、最も知られているワインがこれです!
FA−142 2014 Cahors Château du Cèdre
カオール シャトー デュ セードル 750ml
《赤》【フルボディ】 生産者:フェラージュ エ フィス
葡萄品種:オーセロワ(100%)
葡萄園面積:6ha
樹齢:30〜50 年
熟成:樽(新樽80%、1 年樽20%)20 ヶ月間
手摘みで収穫し、除梗、除葉します。40 日間ピジャージュしながら、醸しをします。マロラクティック醗酵は樽(80%新樽、20%1 年樽)で行います。
ろ過も清澄もしません。20 ヶ月熟成します。口に含むと初めは甘く、その後タンニンと力強さが広がり、しかもジューシィな味わいも合わせ持っています。
『カオールのワインはタニックで固い。最低5 年は待たないとまったく飲めない。』というような私達のこれまでのイメージを見事に打ち壊してくれたワインです。
3,630円(本体価格3,300円)
FA−142は、只今品切れ中(2022年11月17日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。
FA−183 2000 Cahors Le Cèdre
カオール ル セードル 750ml
《赤》【フルボディ】生産者:パスカル フェラージュ
葡萄品種:オーセロワ(100%) 葡萄栽培面積:4ha 平均樹齢:50年
熟成:新樽,24ヶ月
収穫量は35hl/haに抑えています。6週間もの長期間にわたって発酵し、100%新樽でマロラクティック発酵しています。さらに新樽で24ヶ月熟成させています。
最上級のスペシャル キュヴェで、毎年一日で予約がいっぱいになってしまうそうです。
僅かな数量を特別に分けていただきました。「集約して甘さのある」というシャトー セードルのスタイルを極めた、桁外れのスケールを持ったカオールです。
`98年が「クラスマン」で、4グラスが付けられています。また「ギイド アシェット」で、三つ星のラベル付き。「ゴーミヨ」誌のカオールの`97の比較試飲の記事で、単独トップ(17点)に選ばれました。
また、雑誌「ワイン王国」NO.3の南西地区の記事の中で、ワインジャーナリストの大谷浩己が「カオールの印象を変えた滑らかなル・セードル。ボルドーのグランクリュに引けを取らない。」と、写真入りで紹介しました。
さらに、アンドリュ ジェフォードは「いわばカオールの中のポムロル」と評しています。
8,250円(本体価格7,500円)
FA−994 2001 Cahors Cèdre G.C.
カオール セードル ジェ セ 750ml
《赤》【フルボディ】生産者:パスカル フェラージュ
葡萄品種:オーセロワ(100%)
熟成:樽(500L),24ヶ月
フェラージュはたいへん好奇心が強く、いつも新たな試みをしています。「ワインはラボでの分析装置によって決められるものではなく、自分たちで試して決めるべきで、あくまでも人間の仕事です。」
その言葉通り、毎年彼はいろいろな事を試しています。ある時フェラージュがバルセロナの南を訪れたときに見た醸造のやり方を、早速2001年のマルベック100%で試してみました。
それは500Lの樽を立てた状態で葡萄を入れ、蓋をして横にして転がす。その後再び蓋を開け、フリーランジュースとジュドプレスを別々に発酵させ、ブレンドして同じ樽で熟成させる、と言うものです。
これは、「爽やかさとフルーティさを保つ事が出来るのと、マリアージュを保つために効果的です。」とのこと。
この実践的なワインの樽にGC(試し)と書き、またこのアルファベットの発音が『ジュセ』(Jessaie 私は試す)と同じ発音だったため、ワイン名も「ジュセ」となりました。
収穫量は19hl/ha。500Lの樽で24ヶ月間熟成しています。「ルヴュ ド ヴァン ド フランス」で4ッ星半。
19,800円(本体価格18,000円)
FA-994は、只今品切れ中(2020年7月20日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。