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生み出すワインは最近とみに高い評価を得るようになり、入手は困難を極めるようになった
4ヘクタールに満たないドメーヌを運営するのは40代のドニ。元々は樽職人の家系だったが祖父母の代に区画を購入、ドニ自身は1980年代半ばよりワインづくりに携わる。小さいながらグラン・クリュのシャルムも含まれる所有畑はジュヴレ中心――コート・ド・ニュイ=ヴィラージュこそジュヴレのお隣、ブロションの村にある区画だが、それ以外はアリゴテも含め全てジュヴレ=シャンベルタン村――の内容となっている。
そして植えられているぶどうの樹齢が特筆に値する。レジオナルのブルゴーニュACでも30年を数え、コート・ド・ニュイ・ヴィラージュは50年以上。ジュヴレのヴィラージュ、プルミエ・クリュそれにグラン・クリュはヴィエーユ・ヴィーニュ表示となるが、ただの古木ではない。数箇所にある区画からのジュヴレ=シャンベルタンは1930年代、コルボーとシャルムにいたっては1907年から1917年の植え付けというトレ・トレ・ヴィエーユ・ヴィーニュなのである。
父ベルナールもワインづくりに携わってはいたが――本業は電気技師――、ドニが踏襲するのは祖父母の手法。栽培、醸造に関して過度にコントロールした時代ではなく、それ以前の変わらぬ伝統的なやり方を受け継いでいる。栽培では、ぶどう樹はこまめな手入れと有機栽培により育成。ヴァンダンジュ・ヴェールトもおこない、また収穫時と醸造所とで十二分にトリも付し、極端ではないものの低い収量――シャルムで毎年ほぼ30ヘクトリットル以下、プルミエ、ヴィラージュでその20パーセント増し――を維持している。
ドニが大切にするのはテロワールがもたらす自然な酸、この酸をきれいに表現できるつくりに腐心している。新樽はシャルムに100パーセント、プルミエ・クリュで半分、ヴィラージュが4分の1という割合。マロ=ラクティーク発酵は人為的な手は加えず自然任せで、非常にゆっくりとおこない、またマロが終了してもすぐにオリ引きはおこなわず、初夏の頃までそのままの状態に置く。そして卵白で清澄、フィルターはかけずに樽から1本1本、手詰め。出来上がるのは、純粋な果実と豊かな酸に裏打ちされた構成のしっかりしたワインで、ミネラル分がよく感じられる、余韻の長さも十分なもの。
秀逸なミレジメとなった2005年――マロの終了は2006年の夏過ぎとことのほか長くかかり、その後のオリ引きを経て瓶詰めは2007年の春におこなった――はドニも非常な成功を収め、なかでもトップ・キュヴェであるシャルム=シャンベルタンは今までで最高の出来との知らせも届いている。
2008 Bourgogne Aligoté
ブルゴーニュ アリゴテ 750ml
《白》【辛口】
葡萄品種:アリゴテ
ブルゴーニュ地方の第2級の白葡萄品種。その溌剌とした(しばしば鋭い)ワインは、1〜3年のうちに飲む。
カシスリキュールと混ぜて食前酒「キール Kir」をつくるのに最適。
「ヒュー ジョンソン著ポケット・ワイン・ブックより」
2,835円(本体2,700円) 円高差益還元により価格がお安くなりました!
ごめんなさい、ただ今品切れ中(2012年8月4日)です。次回入荷まで今しばらくお待ちくださいませ。
2006 Bourgogne Rouge
ブルゴーニュ ルージュ 750ml
《赤》【ミディアムボディ】
葡萄品種:ピノ・ノワール
3,833円(本体価格3,650円)
ごめんなさい、ただいま品切れ中(2013年3月30日)です。次回入荷まで今しばらくお待ちくださいませ。