ワインショップ飛附屋トップフランスワイン・ブルゴーニュコート・ド・ニュイミュニュレ・ジブール

【MUGNERET-GIBOURG:ミュニュレ=ジブール】

深みを備えた品位あるワインを生むつくり手

1988年に亡くなった故ジョルジュ・ミュニュレ博士の未亡人であるジャクリーヌ夫人と、マリ=クリスティーヌとマリ=アンドレ――つくりを担当――の姉妹で運営するドメーヌが生むのは、バランスに優れ、素性のよいブルゴーニュとはどういうものかしっかりと体感できるワイン。所有する地所は9ヘクタールに上り、以前からの畑のワインはミュニュレ=ジブール、故ジョルジュ・ミュニュレ博士が買い集めた区画のものはドメーヌ・ジョルジュ・ミュニュレと分けてリリースしている。

ドメーヌで一、二を争う評価のリュショット=シャンベルタンは数年前に老木を植え替えたため、ヴィンテージによっては若木や2番成り、3番成りのぶどうも用い、格下げしてACジュヴレ=シャンベルタンのリリースもおこなうようになった。またリュショットに勝るとも劣らぬ人気のクロ・ド・ヴージョは、城館の下、メオ=カミュゼの区画のすぐ東という絶好の立地。プルミエ・クリュのクオリティの高さも出色で、いかにもニュイといった趣のヴィーニュ・ロンドに、ヴォーヌ=ロマネの雰囲気を纏ったシェニョと、それぞれのテロワールの異なりがしっかりと感じられ、またフスロットはシャンボル=ミュジニーのエレガントさが十分に伝わる仕上がり。そしてドメーヌが拠を置くACヴォーヌ=ロマネは、ラベルには表示されていないが、村のすぐ東のコロンビエールの区画を主に、シャン・グーダン、それにル・プレ・ド・フォリーの各リュー=ディからつくられている。

樹齢は40年前後で安定、収量は芽掻きに加えヴァンダンジュ・ヴェールトも付し低く抑え――グラン・クリュは低い年には20ヘクトリットル以下となる――、そして非常に丁寧なトリをおこなう。基本的に除梗するが、年によっては2割程度まで果梗を用い、1日から2日間と短いマセラシオン・プレフェルマンテール・ア・フロワの後、アルコール発酵。その際、シャプタリザシオンは必要最低限――グラン・クリュにおいては多くのヴィンテージでシャプタリザシヨンはおこなわない、といってもアルコールはしばしば13パーセント以上に達する――のみ。グラン・クリュ、プルミエ・クリュで7割から8割、ヴィラージュでも5割前後という高い比率で新樽を用いるが、出来上がるのは当然ながら全く樽臭さなど感じさせない仕上がりのワインで、瑞々しい果実味に滑らかなタンニンが合わさる、ほどよい深みの心地よいもので、そのしなやかさとバランスのよさから早飲みし勝ちだが、非常によく熟成する。決して手に入れるのが容易なつくり手ではないが、価格的にはまだカリテ・プリなものがあり、バランスに優れたブルゴーニュ好きにはまさに狙い目のドメーヌと言えよう。


2006 Vosne−Romanée

ヴォーヌ ロマネ 750ml  
《赤》【フルボディ】生産者:ミュニュレ ジブール 葡萄品種:ピノ・ノワール


            10,260円(本体価格9,500円)


ごめんなさい、只今品切れ中です(2016年3月25日)。入荷まで今しばらくお待ちくださいませ。














2003 Chambollr-Musigny Les Feusselottes

シャンボール ミュジニー レ フスロット 750ml
《赤》【フルボディ】生産者:ミュニュレ ジブール 葡萄品種:ピノ・ノワール

目鼻立ちのはっきりした甘く濃い香りは以外にもちっとも嫌みじゃなく、したたるほど熟したようなベリーの香りはむしろ新鮮さすら備えている。
香りの印象そのままの甘酸っぱさ。思わず飲み込みたくなるバランス。
ジューシーとスパイシーに徹底した03年はより親しみやすい雰囲気。でもやっぱりとっても上品。
羽目を外しそうなときも品と冷静さを保っている、というのは生まれと育ちのなせる技?「リアル・ワイン・ガイド」2006VOL12より。

             10,080円(本体価格9,600円)

ごめんなさい、只今品切れ中です(2008年12月11日)。入荷まで今しばらくお待ちくださいませ。








2007 Nuits-Saint-Georges 1er Cru Les Vignes Rondes(G.Mugneret)
ニュイ サン ジョルジュ プルミエ クリュ レ ヴィニュ ロンド ジョルジュ ミュニュレ 750ml  
《赤》【フルボディ】生産者:ミュニュレ ジブール 葡萄品種:ピノ・ノワール

ミュニュレ未亡人とマリ=クリスティーヌ、マリ=アンドレの姉妹が故ミュニュレ博士の遺産8.5ヘクタールのドメーヌの運営に当たるが、
モットーは“大きな可能性を秘めた葡萄果から、より自然な形でそれを引き出しワインに変身させる。”具体的にはヴァンダンジュ・ヴェールト等を行い、収量を抑える。
収穫は熟した頂点で行い、未熟果や過熟果は選果台で除去する。
発酵は各区画ごとの大きさに応じた解放槽で培養酵母を用い長くゆっくり行うがその再特級には基本的にシャプタリザシヨンは行わない。
しなやかでしかも20年以上の熟成が十分に可能なワイン。

              9,720円(本体価格9,000円)

ごめんなさい、只今品切れ中(2016年11月12日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。